戸海志桜里

レビー小体型認知症の夫を7年介護し、自身も鬱とPTSDに悩まされている。介護者の人権に…

戸海志桜里

レビー小体型認知症の夫を7年介護し、自身も鬱とPTSDに悩まされている。介護者の人権について、もっと考えていきたいと思っている。ガーデニングが心の支えになり、植物とのふれあいが心をいやしてくれた。10年前から人形を作り始め、個展など数回開いている。

記事一覧

鼻血の治療から呼吸難民になるとは

昨夜、ひさしぶりにストーリーのある夢を見た。 私は、耳鼻科に受診に来ている。耳鼻科は1階にあり、上層階はホテルにもなっている。私は、鼻血の治療に来ているのだが、…

戸海志桜里
1か月前
2

貧乏な小説家と古本屋と私

今年は、新年からバタバタが続き、4月まで毎日緊張感が続いた。隣人や愛猫がこの地球を去り、喪失感と天候不順と、精神的な緊張の中で、予定していたことがどんどん変更削…

戸海志桜里
2か月前
14

読書ノート②100歳の美しい脳

レビー小体型認知症のことは、ある程度理解していたが、アルツハイマーについてはまだまだ勉強不足だった。 近くのブックカフェの方に、出版記念講演会をしたらどうかとお…

戸海志桜里
4か月前
9

2024年今年はもうなんでもありなのかな

なかなか、書けなくて。早、2月になってしまった。 先週、大雪で、43センチ積もった。膝下ぐらいの深さ。 雪掻きで、膝が痛くなったけれど、夜、シンと静まり返った世界に…

戸海志桜里
4か月前
3

2023年振り返れば頑張りすぎ、そして介護再び

後四日で、今年も終わる。 一周忌も終わってひと段落できるかと思った矢先、23歳の老猫が突然の発病。 びっくりして、私はパニックに陥った。 唐突に、てんかん発作を起こ…

戸海志桜里
6か月前
3

自費出版の文庫の校正を終わり、「帯はどうしますか」と編集さんが問う。
帯って、自分で書くものだっけ?と思ったので、そちらでなんか書いてくださいと頼んだ。
ふと、これを言いたいと頭に浮かんだ文章を書き始めたら、するするっと、裏面の煽りが出来上がった。結局、自分で書いちゃったよ、、

戸海志桜里
6か月前
2

祝!初めてのアマゾン出版 「イタリア縦断音楽巡礼の旅」

人生、まだまだ初めてのことはある。 以前、このnoteに載せていた記事をブラッシュアップして、1冊の本にして出版した。一人でも、アマゾン出版はできる。という方も多い…

戸海志桜里
8か月前
3

ハガレンにハマっていたあの頃 忘備録

懐かしすぎる。メモリー〜🎵 今でも、好きだけどね。 特に、ポルノグラフィティは、ファンなので 歴代テーマ曲の中でこの曲が一番好き。 アニメは、原作を外した2次創作…

戸海志桜里
8か月前
2

レビー小体型認知症予防は、40代から。できるならもっと前から。

2つの原稿を、なんとか出版できないか、紆余曲折、心身混乱、阿鼻叫喚、試行錯誤の末、今、出版に向けて実務レベルで動いているところです。 人を頼る、それができれば物事…

戸海志桜里
10か月前
8

「君たちはどう生きるか」とか「VIVANT」とか

引きこもりっぽい毎日、見たい映画もついつい見逃していたんだが。どうも今回はモヤモヤしすぎて、見に行かないと気分が悪くなってきたのでついに出かけた。 「君たちはど…

戸海志桜里
11か月前
5

大吉の人生 最終章が書き終わった。手直しも含めて、タイトルも変わった。
つまり、ちょっとアップするの大変
今日は、完成の興奮が冷めやらぬので、アップは後日に。

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10年に一度という大寒波の朝
雪はうっすらで、すぐに道は乾いた。
植物は玄関内に避難。
マイナス10度まで下がるという明日。家の中でも寒く、体の強張りがすごい。
マイナス5度まで対応の動ける寝袋を、ついついポチってしまった。
届くのが楽しみ、と言うより命綱と言うべきか。

4

2022年11月
大吉が永眠しました。
それから映子は大忙しで葬儀と七七忌を終え、2023年は静かなお正月を過ごしたはずでしたが。コロナの濃厚接触者という地位を得て、今、自主隔離中です。
症状は出ていない陰性判定ではありますが。最終章が文章になるのはまだ先になりそうな。

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読書感想ノート①「蜜蜂と遠雷」 

映画を見て、気にはなっていたのだが、なかなか中古がやすくならなかったので、今になる。 恩田陸は好きな小説家なので、何冊か読んでいるが、この方のテーマは幅広く、音…

11

思いつくまま、犬と猫のはなし

この数ヶ月は、にゃーさんに机の椅子を乗っ取られて、机が使えずに過ぎた。つまり、パソコン作業が封印されちゃった。 ノーパなんだから、どこへでも持っていけばいいじゃ…

12

探偵にならないと、解決(出版)できないかも

7月の中旬までは、「イタリア縦断音楽巡礼紀行2016」を、 完成させなければならないという脅迫観念に追っかけられていた。 それが一段落ついて、私の本業(?)である、人…

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鼻血の治療から呼吸難民になるとは

鼻血の治療から呼吸難民になるとは

昨夜、ひさしぶりにストーリーのある夢を見た。

私は、耳鼻科に受診に来ている。耳鼻科は1階にあり、上層階はホテルにもなっている。私は、鼻血の治療に来ているのだが、混んでいたので、待ち時間、外に出て広い公園のような河原を歩いていた。時間が来て、戻ったが、ふと気がつくと持っていたはずの青い手提げがない。どこでどう無くしたのか見当もつかない。中には、財布、ケータイ、車と家の鍵、保険証など必要な物全てが入

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貧乏な小説家と古本屋と私

貧乏な小説家と古本屋と私

今年は、新年からバタバタが続き、4月まで毎日緊張感が続いた。隣人や愛猫がこの地球を去り、喪失感と天候不順と、精神的な緊張の中で、予定していたことがどんどん変更削除、書き換えを繰り返し、頭の中がモヤモヤしっぱなしだった。
何が起きているのか。
自分が立てた予定が、どんどん削除されるって、何なんだろう?
誰も答えてはくれないが、今までと違う、何かのリズムが生まれてくる過渡期なのかもしれない。
1年前か

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読書ノート②100歳の美しい脳

読書ノート②100歳の美しい脳

レビー小体型認知症のことは、ある程度理解していたが、アルツハイマーについてはまだまだ勉強不足だった。
近くのブックカフェの方に、出版記念講演会をしたらどうかとお話をいただいたが、講演会などとても偉そうに話すことなどないなあ、でも、お話会ならできそうだと思った。今、私が伝えたいことは、介護の苦労話ではない。認知症は、自分も含めて全ての人が何らかの予防をするべきであり、そのヒントは、いくつかあるのだ。

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2024年今年はもうなんでもありなのかな

2024年今年はもうなんでもありなのかな

なかなか、書けなくて。早、2月になってしまった。
先週、大雪で、43センチ積もった。膝下ぐらいの深さ。

雪掻きで、膝が痛くなったけれど、夜、シンと静まり返った世界に出て、
足跡ひとつない雪景色、そこに門灯がひっそりと照らしている風景は、
この上なく美しい。

世界は美しいと、心から思う。

正月三日、21時30分、ニャーさんが逝った。

それからペットロスが続いている。

ちいさな柔らかい手や、

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2023年振り返れば頑張りすぎ、そして介護再び

2023年振り返れば頑張りすぎ、そして介護再び

後四日で、今年も終わる。
一周忌も終わってひと段落できるかと思った矢先、23歳の老猫が突然の発病。
びっくりして、私はパニックに陥った。
唐突に、てんかん発作を起こしたのだ。
予兆はなかった。
私は、4回目の「大豆田とわこと3人の元夫」を見始めたところだった。
突然、手足を硬直させ、体はブルブルと震えるというより、バタバタと左右に飛び跳ねるような状況で、多分2分ほどは続いたが、体はおしっこまみれに

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自費出版の文庫の校正を終わり、「帯はどうしますか」と編集さんが問う。
帯って、自分で書くものだっけ?と思ったので、そちらでなんか書いてくださいと頼んだ。
ふと、これを言いたいと頭に浮かんだ文章を書き始めたら、するするっと、裏面の煽りが出来上がった。結局、自分で書いちゃったよ、、

祝!初めてのアマゾン出版 「イタリア縦断音楽巡礼の旅」

祝!初めてのアマゾン出版 「イタリア縦断音楽巡礼の旅」

人生、まだまだ初めてのことはある。
以前、このnoteに載せていた記事をブラッシュアップして、1冊の本にして出版した。一人でも、アマゾン出版はできる。という方も多いが、うまく設定ができるかどうかが不安で、アマゾン出版の設定をしていただける方に本づくりのお手伝いを頼んだ。
世の中には、たくさんのお手伝い電子出版社がおいでになることも学んだ。
たくさんいらっしゃるので、選定に困った。
感?にたよって、

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ハガレンにハマっていたあの頃 忘備録

ハガレンにハマっていたあの頃 忘備録

懐かしすぎる。メモリー〜🎵

今でも、好きだけどね。
特に、ポルノグラフィティは、ファンなので
歴代テーマ曲の中でこの曲が一番好き。

アニメは、原作を外した2次創作みたいな立ち位置で
面白かった。

次に作られたのは原作に忠実なやつで。

原作知ってると、先が見えて少しテンション下がったけど
ラストまで行けて、溜飲は下がった。

懐かしいなあ。
20年か。
私は錬成されて、ーあの頃とは違う人間

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レビー小体型認知症予防は、40代から。できるならもっと前から。

レビー小体型認知症予防は、40代から。できるならもっと前から。

2つの原稿を、なんとか出版できないか、紆余曲折、心身混乱、阿鼻叫喚、試行錯誤の末、今、出版に向けて実務レベルで動いているところです。
人を頼る、それができれば物事は動く。ということを学びました。
そんな中で、今年出版された

「「心の病」の脳科学」bluebacs 林(高木)朗子 加藤忠志編

最新研究から見えてきた精神疾患のしくみと治癒への道筋
(裏表紙のコピー)

この本は、うつ病や自閉症、p

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「君たちはどう生きるか」とか「VIVANT」とか

「君たちはどう生きるか」とか「VIVANT」とか

引きこもりっぽい毎日、見たい映画もついつい見逃していたんだが。どうも今回はモヤモヤしすぎて、見に行かないと気分が悪くなってきたのでついに出かけた。
「君たちはどう生きるか」
ネタバレするつもりもないので、感想のみですが。
シンプルなストーリーはある。結果めでたしめでたしである。
よく話がわからないとか、何なんだとかいう声もあるけど、私にはわからないとこは別になかった。シンプルな根本のストーリーさえ

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大吉の人生 最終章が書き終わった。手直しも含めて、タイトルも変わった。
つまり、ちょっとアップするの大変
今日は、完成の興奮が冷めやらぬので、アップは後日に。

10年に一度という大寒波の朝
雪はうっすらで、すぐに道は乾いた。
植物は玄関内に避難。
マイナス10度まで下がるという明日。家の中でも寒く、体の強張りがすごい。
マイナス5度まで対応の動ける寝袋を、ついついポチってしまった。
届くのが楽しみ、と言うより命綱と言うべきか。

2022年11月
大吉が永眠しました。
それから映子は大忙しで葬儀と七七忌を終え、2023年は静かなお正月を過ごしたはずでしたが。コロナの濃厚接触者という地位を得て、今、自主隔離中です。
症状は出ていない陰性判定ではありますが。最終章が文章になるのはまだ先になりそうな。

読書感想ノート①「蜜蜂と遠雷」 

読書感想ノート①「蜜蜂と遠雷」 

映画を見て、気にはなっていたのだが、なかなか中古がやすくならなかったので、今になる。
恩田陸は好きな小説家なので、何冊か読んでいるが、この方のテーマは幅広く、音楽に焦点を当てたものは、初めて読んだ気がする。
この方の小説は、いつも、遠くに萩尾望都を感じる。
同じ匂いのする、世界観がある、と私は思う。
さて、この小説を、映画との違いで、考えてみたい。
主要登場人物は4人

栄伝亜夜
幼い頃からすでに

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思いつくまま、犬と猫のはなし

思いつくまま、犬と猫のはなし

この数ヶ月は、にゃーさんに机の椅子を乗っ取られて、机が使えずに過ぎた。つまり、パソコン作業が封印されちゃった。
ノーパなんだから、どこへでも持っていけばいいじゃん、と思うのだが、
この場所で書きたいという好みあるいは、癖のようなものがあり
まあいっかと、猫の気が変わるのを待っていた。
しかし、
昼間も夜も、嬉しそうに椅子の上で寝ている。
座布団は、猫毛と目やにで再起不能。
にゃーさんも20歳を超え

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探偵にならないと、解決(出版)できないかも

探偵にならないと、解決(出版)できないかも

7月の中旬までは、「イタリア縦断音楽巡礼紀行2016」を、
完成させなければならないという脅迫観念に追っかけられていた。
それが一段落ついて、私の本業(?)である、人形制作が締め切りを迎え、8月いっぱいそちらにシフトしていた。

アート活動とは、お金が入ってくるよりも
費用のかかることのほうが多い。
それでも、作りたいから作るわけだけれど。
そして、その作品をある程度評価してくれる人が居るというの

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