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レビー小体型認知症予防は、40代から。できるならもっと前から。

2つの原稿を、なんとか出版できないか、紆余曲折、心身混乱、阿鼻叫喚、試行錯誤の末、今、出版に向けて実務レベルで動いているところです。
人を頼る、それができれば物事は動く。ということを学びました。
そんな中で、今年出版された

「「心の病」の脳科学」bluebacs 林(高木)朗子 加藤忠志編

最新研究から見えてきた精神疾患のしくみと治癒への道筋
(裏表紙のコピー)

この本は、うつ病や自閉症、ptsd、統合失調症など、精神疾患は、脳な中でどのような炎症が起きているんだろうか、ということの最新情報が書かれています。
レビー小体型認知症と名指しでの記事はありませんが、パーキンソン病についての記述があり、私も「介護の蝉」の中で書いたことが研究結果として書かれていたので、やはり!!と膝を打ったところです。

腸内で作られる、αシヌクレインが脳のどこに溜まって、レビー小体という構造物を作るか。そこで、症状が出てくるわけです。
その流れ、まさに大吉が経験したとおり、便秘(延髄)から始まり、レム睡眠障害(橋)を経由し、運動障害(中脳)から、幻視(大脳)に至る。
大吉は、運動障害はさほど出ませんでしたが、姿勢が悪くなる、歩く速度が遅くなるといったことはあったのでした。運動系にレビー小体があまり溜まらなかったのでしょう。 
パーキンソン症状は、アリセプト飲み続けていたとき、手の震えなどが出始め、歩きかたが妙になったのですが、薬を一回やめたら、すぐに元に戻りました。逆に言えば、アリセプトの長期大量の服用が、パーキンソン症状を招くのではないか、と私には思えるのです。

この流れ、実は、15~20年かけて形成されます。
レビー小体型認知症になりたくなければ、20年以上前から、体の管理をしっかりしないといけない。

では、どう管理すればいいのか。
今わかっていることは、腸活です。
便秘がちの方は、ぜひそれを改善していかれるといいと思います。
それには、腸内細菌の善玉を増やしていく。
食物繊維も重要です。
そして、腸内にαシヌクレインを作らせない。

そして、レム睡眠障害が出てきたら、早めに受診して、少しでも
症状を遅らせる手立てを病院側と一緒に考えていくこと。
運が良ければ、良い先生と出会えれば、かなり良い結果も期待できるのではないでしょうか。

私は、そんなことを全く知らなかったので、レム睡眠障害を見逃しました。
幻視、妄想が出る5年以上前のことです。その時受診していたら、未来は違っていたかもしれません。

レビー小体型認知症は、2番めに多い認知症と言われています。
しかし、病院の対応は、薬を出すだけ。
そして、アリセプトと抑肝散は、大吉には効きませんでした。

最近、ネットで見つけたのは、
ロビン・ウイリアムスさんの記事です。
彼は、うつ病で自殺したと報じられましたが
その司法解剖の結果、レビー小体型認知症とパーキンソン症状を発症していたことがわかったのです。
気の毒なのは、その病名は、受診した医師からは告げられませんでした。
レビー小体型認知症が、まだあまり認識されていない時期だったのかもしれません。
ロビン・ウイリアムズさんは、自分の症状がなんのせいなのかわからないまま不安をつのらせた結果自殺したようです。
大好きな俳優さんでした。胸が痛みます。

レビー小体型認知症は、介護者にも精神的におおきな傷を与えます。
今も、傷んでいる家族が沢山いらっしゃるだろうと思うと
どうか、ご無事でと祈らずにはおられません。
そのためにも、の出版。そして、少しでも、役に立てるのならと
拾える情報は、これからも公開していきたいと思います。

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