記事一覧
【書評】『R・E・S・P・E・C・T』/ブレイディみかこ
本書は実際に2014年にイギリスで起こった公営住宅占拠事件をモデルに描かれた小説である。
オリンピック開催を契機に、ロンドンでは再開発が進み、ジェントリフィケーションがすすめられていた。
ジェントリフィケーションとは、住む人の階層が上がり、地域全体が上流化していくこと。家賃は高騰し、それに伴い労働者階級はその街で暮らしていくことが難しくなる。
この物語の主人公、ジェイドたちはホームレスとなった
どんな経験も、その人にしかできない大切なもの
私は現在、ソーシャルワーカーとして、障害のある方と接する仕事をしている。
その中で、学生時代不登校だった経験を持つ方、ひきこもりだった経験を持つ方と関わることもしばしばある。
そうした人に対し、支援者が
「彼、彼女たちは経験不足だから(未熟である)」
「社会経験がないから、もっといろいろな経験をするべき」
といった見解を述べることがある。
私はそれが強烈に違和感だった。
確かに、人は
『書いて幸せになる』の集大成~「第10回京都ライター塾(動画視聴コース)第6回レポート~
京都ライター塾は、書くことをテーマに発信を続ける、『京都暮らしの編集室』主宰 江角悠子さんが開催する、ライターなど「書く」を仕事にすることを目指す人のための全6回の講座です。
講師の江角さん自身が、人脈もない中でフリーライターになり、
当時「喉から手が出るほど欲しかった」と話すライターとして仕事をしていくためのノウハウを伝授している本講座。
最終回のテーマは『新規仕事を得るために』
これまで
【書評】まじめに生きる人に贈るエール『わたしは、まじめちゃん』/江角悠子
皆さんは、「まじめ」と聞くとどのような印象を抱くであろうか。
その生き方は時に人から揶揄されたり、面白みのない人間であるかのような反応をされることがあることは、「まじめ」に生きてきた私も体感している。
破天荒なエピソードや面白おかしい話題の展開とは無縁のように思える、「まじめな生き方」をテーマにしたエッセイ。
タイトルを見た瞬間、私は強烈な興味を惹かれた。
本書はライター江角悠子氏が「まじめ」
【書評】「文章を書いて、生きていきたい」/江角悠子
本書は筆者の江角悠子氏が、ライターとして歩んできた17年(当時)で得た知識や経験をもとに、「文章を書いて生きていきたい」と思う人へ送るメッセージの数々である。
書くことが好きな人、書くことを始めたい人、すでに書いている人。
そうした人々の抱く、
「何を書いていいのか分からない。」
「書きたいのに書けない。」
「書いても意味があるのだろうか。」
といった悩みの一つ一つに触れ、それら一つ一つに丁寧に
書くことを通して、何がしたいか
書くことを仕事にしたい。
自分の中では夢のまた夢だったことである。
でも、そう考え始めてから、私は、なるべくそれを発信していくようにしていて、人と話す機会があれば、「実はライターに関心がある」と伝えていた。
その中で「知り合いにライターがいる」
と言ってくださる方がいて、
とあるライターさんに、お話を伺うことができた。
そのライターさんが、本当に素敵な方だった。
紆余曲折を経て、都会から農
京都ライター塾 オンラインセッション①
京都ライター塾は、書くことをテーマに発信を続ける、『京都暮らしの編集室』主宰 ライター江角悠子さんが開催する「書く」を仕事にすることを目指す人のための講座です。
京都ライター塾にはリアルタイムのオンライン受講(最終回は対面)と、後日配信される動画視聴コースの2種の受講スタイルがあります。
私の受講している動画視聴コースでは、全6回の講義動画の視聴と60分のオンラインセッションが2回セットになっ
知ってほしい デザインマンホールの魅力
町中いたるところにある、マンホール。
実は自治体によって、デザインが違うことを知っていましたか?
その町の名物や名所、自治体の花や鳥、特産品がデザインされているものから、アニメやゲームのキャラクターとコラボしたものまで、そのデザインは本当に多様。
たとえば、大阪市のマンホールには大阪城が描かれています。最近では開催間近の大阪・関西万博イメージキャラクターが描かれたマンホールも登場しました。
自治体