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「インタビュー原稿の書き方その2」~第10期 京都ライター塾(動画視聴コース)第5回レポート

京都ライター塾は、書くことをテーマに発信を続ける、『京都暮らしの編集室』主宰 江角悠子さんが開催する、ライターなど「書く」を仕事にすることを目指す人のための全6回の講座です。

リアルタイムでオンライン受講されるコースと、講座部分のみ録画配信で受講できる動画視聴コースが用意されており、現在私が受講しているのは動画視聴コースです。

第5回のテーマは『インタビュー原稿の書き方 その2』

本講座では、講師の江角さんにインタビューをする企画書を作成。そして実際に江角さんにインタビューし、原稿を書くという課題が出されています。

この課題は動画視聴コースでは課されていないのですが、第5回講座ではリアルタイム受講の皆さんの取り組んだインタビュー記事に対し、江角さんが講評・添削を行っていくことを中心に、インタビュー原稿の書き方を学びました。


インタビュー原稿の添削

受講生の10名の皆さんの原稿は、同じ江角さんへのインタビューでも、私設図書館を開設したことや、繊細な気質について、発信を続けるコツなどさまざまな切り口があり、それらを拝見するだけでも大変勉強になります。
それに対し江角さんが添削されているのを聞き、実践的に学ぶことができました。

江角さんが挙げられていた修正点で共通していたのは以下のとおりだったかと思います。

1.話したことをそのまま書かない


口語的な表現をそのまま書くと、くだけた印象になる。
たとえ実際には話していたとしても、話題に挙がっている人や事象に悪い印象を与えるような内容は書かない。
ひいては話している人の印象も悪くなってしまう。
話したことだけでは伝わらないときは、ライターが言葉で補う。
ネガティブな表現はポジティブに言い換える。

2.表記に気をつける


漢字にする言葉、ひらがなにする言葉は記者ハンドブックなどを用い、統一する。
誤字脱字はそのままパソコン画面で見ていても気づかないことが多いので、携帯で見たり、プリントアウトして紙をなぞるように見たりして漏れの内容にチェックする。
表記方法は掲載する媒体にならう。

3.インタビュイーの語ったことと書き手の言葉を明確にする


その人が話した言葉なのか、ライターが書いた意見なのかが分かるように区別して書く。

4.〆の言葉が大切


ただインタビューを羅列して終わるのではなく、何が言いたかった記事か分かるようにする。
耳障りが良くきれいだけど陳腐な言葉ではなく、話を聞いた書き手ならではの文章で原稿をしめくくること。

5.読み手を置き去りにしない


インタビューした人は、対象者や対象となるものを知っているけど、読み手は知らない。
受講生同士であれば「江角さん」がどんな人か分かるけど、そうじゃない人は分からない。
インタビューに限らず、初めて読む人にその人がどんな人か、それが何であるかを分かりやすく伝える必要がある。


実際に添削を受けて受講生の皆さんがリライトされた原稿も拝見しましたが、格段に読みやすくなっていて、すごい!!という印象でした。
こうした細やかな配慮が行き届くことで、誰もが気持ちよく読める文章になるのだなぁと体感しました。

今回動画視聴コースの私はこの課題には取り組んでいないのですが、ぜひインタビュー原稿の作成の練習がしたいです。
どうやってしたらいいんだろう・・・?


発信を続けるコツ


発信を続けることで、自身がどんなことに関心を持つどんなライターかを知ってもらうことができます。
今回受講生の皆さんが取り組まれたインタビュー記事もブログ等に掲載することで、「インタビュー記事が書ける人」というPRもできるとのこと。

発信を続けるコツとしては

・常にネタをストックしておく
・空き時間にメモしておく(アプリも活用)
・毎日何かしら発信し習慣にする

といったことを挙げられていました。

私の場合ですが、書きたいことは山のようにあるのですが、書く時間が確保できない。
書きたいことのストックもあって、携帯メモにタイトルだけ保存している。
でもなかなか着手できないままに、その時の温度感も冷めていって、書きたい気持ちのままに綴れなくなるの悪循環に気がしています。

今回お話にあった「空き時間の活用」では、ちょっとした時間にブログのアプリなどに下書きしておく。
画像だけでも投稿しておく。
それで、次に書こうというときに0から書き始めるのではないため、少しハードルが下がるというお話がありました。
その手法を取り入れて、日常の心の動きをもっとタイムリーに発信できるようになれたらと思います。


プロフィールを考える


SNSやnote、ブログなど発信ツールはさまざまですが、誰に何を知ってもらいたいか、どの部分を見せていくかなどを考え、自身のプロフィールも考えていきます。
自身の興味や関心のあることを盛り込むことで、依頼につながることもあるのだとか。
項目はより具体的に、旅行ならば〇ヶ国行ったなど数字を盛り込むのも良いそうです。

私自身、現在のnoteの自己紹介文は、「書くことにあこがれてる人」どまりなので、もっと、「書く人!!」と言えるようなものにしていった方がいいのかなとぼんやり考えているところです。


いよいよ次回は最終回

全6回の講座も、残すところあと1回になりました。
第1回の時に掲げた目標、「3か月後にどうなっていたいか」は、
まだまだ達成できていない項目も多く、また、ますます自分がこれからどうしていけばいいのか分からなくなっている部分もあります。

一歩でも前進できるよう、できることを考えたいと思います。

第4回までの講座レポートは以下の記事に。


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