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「ライターになって幸せに」~第10期京都ライター塾(動画視聴コース)第1回レポート

いよいよ、第10期京都ライター塾の講座が開講されました。
京都ライター塾はライター江角悠子さんが主宰する「書く」を仕事にすることを目指す人のための講座です。


〇京都ライター塾とは

「書く仕事」はエッセイストやコラムニスト、小説家など様々ありますが、本講座は、主に商業ライター(依頼主の意向に応じた原稿を書いて原稿料をいただくライター)を目指す人を対象に、文章の書き方や企画の立て方、仕事の獲得のしかたなどを全6回の講義で学びます。

京都ライター塾の底流にあるもの。
それはただ「ライターになること」ではなく、「ライターになって幸せになること」です。
そのためには、自分がライターとして、また書くことを通して何を伝えていきたいか、何をしていきたいかを知り、やりたいことを仕事にしていく必要がある。
その理念のもと、本講座では「自己分析ノート」の記入をとおして、自分が何を考え、何を伝えたいかを知っていくワークも設けられています。

私が書くを仕事にしたいと思い立ち、いろいろ調べだす中で京都ライター塾の受講を決意した経緯は、下記の記事にも書かせていただきました。

書きたいけど、どうしたらいいのか分からない。何を伝えたいのかも曖昧。
そんな私には、ノウハウや技術を学ぶだけではなく、自分の中にある伝えたい思いを見つめることを大切にされている、この講座がぴったりなのではないか。それが京都ライター塾を受講した一番の理由です。



本記事は第10期京都ライター塾の第1回「ライターは何をしているのか」のレポートです。

第1回の講座には大きなテーマが2点あると感じました。
1つ目は、ライターに必要な資質。
2つ目は、まず発信(ブログを書く)を始めること。

〇ライターに必要な資質

①「伝えたい」という情熱を持っている人
②読者のために書ける人
③人の話が聞ける聞ける人(コミュニケーション能力の高い人)

ライターの仕事は「自分がこんなことを書きたい」ではなく、「こんなことを伝えたい」の思いで行っていくことです。
自分を表現するためや、美しく芸術的な文章を追求するために書くのではなく、読み手を意識し、何を伝えたいか、どう技術を使えば伝わるかを意識して書くことが大切になります。
そのためには、取材などを通して伝えるための素材を集める必要があります。
取材の場面では、しっかり人の話を聞いて情報を集め、それを分かりやすく文章にし、伝えられる力が必要になります。

〇情報を発信していこう!

ライターは、「ライターになります」と宣言すれば誰でもなれる仕事。
でも、実績も何もない中では、この人はどんな人なのか、人となりが分かるような発信をしていかないと、お仕事を任せようと思ってもらえない。
そのための手段として、まずブログなどで自身がどんな人なのかを発信していくことを勧められていました。

ブログを書くことの効用

1)考える習慣がつく
2)自分と向き合い、自分が何を考えているかが分かる
3)知識が定着しやすくなる
4)アウトプット前提なので、聞き方が変わる。
5)物事のいいところを見つけられるようになる

ライターの資質としても重要となる、「伝えたい気持ち」。
自分が何を伝えたいのか、そして何を感じ、考えているのかは、ブログなどの情報発信をしていく中で気づくことができます。
商業ライターなどは、客観的に事実を書くことも求められますが、事実とは別で自分が何を考えているかという主観的な気持ちにも気づき、使い分ける力を培っていくことも必要です。
書くことを通して自分と向き合う中で発見や気づきがあり、自分の得意な領域が見つかることもあります。
また、アウトプットを前提に過ごしていると、物事の見方や聞き方が変わりますし、得られる情報も変わってきます。いいところや魅力も見つけられるようになっていきます。

ブログ(情報発信すること)のメリット

1)自分を知ってもらえる
2)似た感覚の人が集まってくる
3)応援してくれる人が増える
4)いろんなチャンスが巡ってくる

発信することで、自分を知ってもらえることはもちろん、発信を受けて自分に興味を持った人が見てくれる、集まってくれるといった利点も。
応援してくれる人がいるということは、それだけで強みになります。
また、チャンスが巡ってくるということの例として、江角さんにはこれまで、欲しいものを発信すると欲していた物品を提供されたり、掲載した実績や記事から新たな仕事につながっていったり、といったようなことが何度もあったようです。

〇私自身が情報発信を始めて気づいたこと

昨年の秋ごろ、「書くことを仕事にしたい」と思い立った私が新たに始めたことは以下のとおりです。

・京都ライター塾の受講
・江角さん主宰「京都暮らしの編集室」のオンラインサロンへの入会
・レタスクラブさん主催のライターセミナー受講
・noteを書き始める
・毎日日記を書く

noteを書き始めたのは、ライター塾の受講やオンラインサロンへの入会がきっかけで、書く練習をとにかくしていこうと思えたから。
ブログを始めたいとは一昨年からずっと思っていたけど、なんとなく構想を練るだけで歳月が過ぎていました。
また、フルタイムの仕事と子育ての両立が本当に毎日辛くて、新たにタスクを増やすことが怖くて踏み出しきれなかったということもあります。

しかし、動き出したことで、noteを始めることとなり、まだ1か月も経っていませんが、その中でもいくつもの発見や、新たに知ることができたことがありました。

①以前より引き出しは増えている
私は大学生の頃にもブログの執筆に勤しんでいたことがありました。
その後社会人になり、日々の生活に忙殺され、何が書きたいのかも分からず閉鎖してしまいました。
学生には学生にしか書けないことももちろんあったと思います。
一方で、その頃から20年近くの歳月を経て、仕事や子育て、両親の看取りなど、様々な経験を積んだ今だからこそ書きたいと思えることがたくさんあるなと気づきました。

②書くことで癒される
自分が何を感じ、考えているのか。
日頃生きていると、それを感じたり表明したりすることが怖く、心に蓋をして生きているなと思うことがあります。
書くことで自分を見つめなおし、こんなことを感じているんだと拾い上げ、受け入れることで自分がとても癒されている感覚があります。

③書いてみたい分野が1つ見つかった
「書くことを始めます」と宣言した記事(冒頭にリンク)に「スキ」をつけてくださったアカウントの1つに、自身が長年、こうした人の役に立ちたいと思っていた領域の活動をされている団体がありました。
(本記事では詳細は割愛します)
よくよく調べてみると、当事者へのインタビューや体験記事を社会に発信するといった活動をされているようです。
そんな活動をしている団体があることを知れたこと、自分もそんな記事が書けたらなと、自分のやってみたいと思えることが1つ見つかったことも大きな発見でした。


以上、第1回京都ライター塾のレポートでした。
講座の内容はもちろんなのですが、江角さん自身がメルマガや著書などで発信されていることや、かけてくださったメッセージなどで「まずやってみよう、動きながら考えよう」といったことを、愚直に取り組み向き合う中で、おっしゃっていることが体感として分かったことが、より励みになっています。

次回の講座も楽しみです。

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