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香坂秋のエッセー

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日々の景色を綴りました
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#エッセー

愛着と執着

愛着と執着

たくさんの書物や資料
皆様はどうされていますか?
ほぼ毎日のように手を取り、目を通す本

ちょっと奥の方に並ぶ本
どれも思い出深く手放せない

そんな時、問います
これは愛着が執着か

目を通すこともない本は、
ここで満足できるのでしょうか

私はこれらのさまざまな本から、ヒントを得て
子供の頃から苦しめられたアトピー性皮膚炎や
偏頭痛から解放されました

今年は、それらの本の中で手放そうと思う本

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コミュニティーの継続

コミュニティーの継続

昨日、関東圏でも富士山の初冠雪が発表されたので、今朝は近所の富士山神社へ
なかなかの道のりです

青空だな、と家を出ましたが、西側の空はやや霞がかかっていました。
眺望がよく、多分数十年後もこの風景は見れるだろうな、と未来に想いを置きました。

季節の移ろい、10月になった途端、秋が駆け足になりました。
今朝はカーディガンを羽織って家を出ました。
季節を感じるのは植物。
彼らの体内時計は見事。

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曼珠沙華の不思議

曼珠沙華の不思議

暑さ寒さも彼岸まで

見事にこの時期に突然咲き乱れる曼珠沙華
なんて、正確な体内時計
炎のような形が地球のエネルギーを感じます

天高く、秋風に揺れて

香坂 秋

必然の存在 それが地球

必然の存在 それが地球

幻想的な空を眺めながら

太陽の恵み、光と熱
雲、それは水の集まり

一説では水も宇宙から降り注いだ
と言われています
そして空気

いくつもの偶然が積み重なった時の奇跡で
できた地球
この重なりはもはや必然

その中に生きる私たちも唯一無二の存在

この風景を眺めていたら
内側は静かに涼風が流れていました

神の存在を感じた風景

香坂 秋

写真がない!事件

写真がない!事件

母が亡くなった時、遺影用の写真を決めるのに、父と母のアルバムを開いた。
すると、最近のモノがない。古いページも所々剥がされて(はがされて)いた。
父と二人で「なんだ!?」と首をかしげる。
だいたい、年齢を重ねた人の遺影は礼服姿から切り取る。

そして仕方なく、若かりし頃(20代)の写真を選んだ。
そして、葬儀の遺影として、飾る。

すると、直接今の母をしらないご近所の男性が遺影を見つめ
「お若いの

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あの日を忘れない(長崎原爆投下の日)2/2

あの日を忘れない(長崎原爆投下の日)2/2

あの日から行方不明の母の弟。
新築していた諏訪神社近くの家とは別に本来の家は坂本町にあった。
そこは爆心地から600mほど。
ほぼ周辺にいた人は灰となっていただろう。
投下の前日、母の父(祖父)に叱られ殴られたせいで肩を痛めていた。
(当日は)母いわくおそらくもとの家の方に行っていたのだと思う。」と言っていた。

母の弟を可愛がっていた祖母もその日から一言も弟の話をしたことはなかった、という。

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あの日を忘れない(長崎原爆投下の日)1/2

あの日を忘れない(長崎原爆投下の日)1/2

1945年8月9日、長崎に原爆が投下された日です。

わたしの母、母の両親、母の弟が被爆ました。
そして、弟は今も行方不明のままです。
そういった彷徨える(さまよえる)魂が今もそこにいるのだと思います。

幼い日からわたしは母からその日のことを聞かされました。

おそらくわたしが記憶しない幼い頃から母はあの日のことをわたしに聞かせていたと思います。

そこは諏訪神社近く。
(戦争中だというのに、新

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太古の地球の呼吸を観る

太古の地球の呼吸を観る

拡大写真は何に見えますか?
水の動き?ですか?

これは、レムリアン水晶と言われるよく見る六角柱とは異なる水晶です。

水晶の周波数は一定で刻まれることから、時計や精密機器の「水晶発振器」として正確に刻むツールとして使用されています。

レムリアン水晶は地中深くに眠っていた水晶で、大地の動きをその肌に刻んでいます。
結晶の中に空気や水を含み、時にまるで水のように動きのある表情を魅せてくれます。

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思いもかけない骨折

思いもかけない骨折

激しい運動をしなくても、起きてしまうのが加齢や筋力不足による「疲労骨折」。

カラダは骨が支えとなって立ったり(立位)、
座ったり(座位)を保っています。
筋肉は2つの骨に連結されて、動きが連動していきます。

筋力がおちたり、左右バランスが取れていないと転倒したり、内臓にも負担がかかります。

筋肉は骨の連結をするだけでなく、
バネ(スプリング)の役割もあり、衝撃を和らげます。

もし、バネ機能

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日本の伝統に学ぶ

日本の伝統に学ぶ

すっかり欧米的生活に慣れた今日この頃。

それでもおりに触れ、
日本の暦を私たちは使っている。

季節ごとに区切り、春夏秋冬、風の匂い、音、
色を楽しんでいる。

欧米のコンクリート、密閉性の高い建物。
日本の湿度や冬の乾燥には、実は馴染まない。

日本家屋は、主に木製。壁は漆喰(しっくい)。
季節と共に呼吸する。
湿度もちゃんと吸い込む、そして吐き出す。

常にエアコンの人工的な風にあたっている

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私を重ねていく

私を重ねていく

誰かの言葉ではなく

私に聞いてみる

本当にやりたいことは何?

喜びを感じる時間は?

10年後もやっていたい?

そんな問いかけで出た言葉を

ひとつずつ重ねて形作っていこう

過去、今、未来は繋がっている

香坂 秋

ロミオとジュリエットの世界へ、鳥のさえずり

ロミオとジュリエットの世界へ、鳥のさえずり

一際、大きな声で早朝からなく鳥の声。

ふと、あの名作の一節が思い浮かぶ。

それはロミオとジュリエット。

ロミオを自室に向かい入れたジュリエット。

早朝、うるさくさえずる鳥の鳴き声で、
朝が来たことを知ります。

そのさえずりが「ひばり」。

今は便利です。
確認のためネットで検索して、
その声をききました。

あの時のさえずりはこの鳥だったのだ、と。

ロミオとジュリエットというと、
前の

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ココロとカラダが馴染む

ココロとカラダが馴染む

いつもとは違う空間に誘われながら

過去現在未来 past present future

全てあなた、それでいい
それがいい

そっと目を閉じ、今を味わう

光があなたを照らす
額に温もりが届く

目をゆっくりと開ける

そこは光
そこは未来

香坂 秋

美術館を巡る

美術館を巡る

30代前半に友人とイギリスとフランスの旅をしました。
もう30年以上も前のこと。

空港でピックアップしてもらい、宿泊先は決まっていてあとはフリーのプランです。

この友人との関わりは、他の友人に話すと、えっーと驚かれます。
旅行中1日は、お互い1人で行きたいところに行くのです。

他の友人はせっかく2人で行ってるのに、と言われますが、たとえともに1週間ほど一緒の部屋で過ごせる仲の友人でも、好みは

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