香坂秋(こうさかとき)

徒然なるままの風景を切り取って

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最近の記事

桜を愛でながら日本人気質を思う

一見、物静かな日本人。 桜満開の季節。1年じっとこの日を待ち、 パッと咲き華やかに散る。 日本といえば、桜なのだろう。 この季節、ココロが狂うのだ。 もやっと心の中に沈澱していたものが ムクムクと頭をもたげ、人を狂わせる。 ニュースではそんな行動の人々を報道する。 日本人は静かな気質と思われがちだが、 縄文時代の出土品の華々しい形状を見ると 日本人の芯の部分を形作っているとかんじる。 絵画でも画面を色で埋め尽くす西洋絵画とは違い、 日本絵画には空間(間=ま)が存在する

    • お疲れ様

      今日は一日強風、吹き荒れた 家の中からも ゴーゴーと風の鳴く声がします 日没間近の太陽はそれはそれは大きかった お疲れ様、ありがとう また明日もよろしくね 香坂 秋

      • 自分の芯にある炎を消さない

        風が強く、雲が少なく、 陽射しは暖かくなりました 愛犬と一緒に散歩する人が今朝は多い 公園の桜、 この木が毎年1番に開花します 目を凝らすとほんのりピンク色の花びらが 見えます 川沿いの散歩道で鳩が日向ぼっこ 羽の間に空気を入れて カラダがまんまるになっています 数日の雨や雪で水かさが増えていました カモは黒い互いらしき2羽と小鳥がいました 公園内の 紫陽花の葉が芽吹き始めました 陽光で葉が銀色に輝き美しい 木蓮の開花が始まりました いつも季節ごとに草花を植え替

        • 日本の味 麹

          日本古来の発酵食品に使用される麹。 麹は、日本の調味料、 味噌や醤油の原料として使用されています。 そして麹を使った調味料の一つ、甘麹。 麹と水だけでつくります。 砂糖の代わりに、と仕込みました。 作り方はとても簡単です。 65℃ほどに温めたお湯と乾燥麹。 最近はスーパーマーケットでも 購入できるようになりました。 乾燥麹100g、お湯1カップ(200cc) 煮沸消毒した保存瓶に麹とお湯を入れて 清潔なスプーンなどでよく混ぜます。 60℃をキープします。 時々かき混

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        • 香坂秋のエッセー
          38本
        • 美味しいもの
          3本
        • 健康
          6本
        • 香坂秋の手仕事(食編)
          5本
        • 香りのある暮らし
          2本
        • 香坂秋の本棚
          10本

        記事

          ヨーロッパにとっての東洋の香り パチュリ(パチョリ)

          衣替えに利用するエッセンシャルオイル。 天然植物から抽出したエッセンシャルオイルは まさに植物からの贈り物。 さらに大地から栄養をもらって育った植物は地球からの贈り物である。 パチョリはアジアから布地が多く輸出されていた時代に防虫剤として使用されていた。 生地についたパチョリの香りに西洋(ヨーロッパ)の人々は魅了された。 濃厚でスモーキーな香り。 今では、香水の原料の香りの1つに使用されている。 通常の精油は使用有効年数が短いがパチョリは数年熟成させ濃度を高めると、より深い香

          ヨーロッパにとっての東洋の香り パチュリ(パチョリ)

          愛着と執着

          たくさんの書物や資料 皆様はどうされていますか? ほぼ毎日のように手を取り、目を通す本 ちょっと奥の方に並ぶ本 どれも思い出深く手放せない そんな時、問います これは愛着が執着か 目を通すこともない本は、 ここで満足できるのでしょうか 私はこれらのさまざまな本から、ヒントを得て 子供の頃から苦しめられたアトピー性皮膚炎や 偏頭痛から解放されました 今年は、それらの本の中で手放そうと思う本が あります 目標は半分にする この一年、手にとったか? 医療も日進月歩変化して

          11年前 あなたは何をしていましたか

          お財布に見慣れない色合いの500円 平成24年(2012年) 日記を見ると、ちょうどこの時期に介護ヘルパー2級の講習に参加していた、と そうか11年前に 今は、両足が人工股関節になったので、 実働はできなくなりました 別の形でお役に立てればいいな、と思います 振り返りながら未来も見ていきましょう 失敗は立派な経験値 職場に通っていたころ、 パソコンやCADの操作の質問に スラスラ答えるわたしに 「すごい!なんでも答えてくれる」と言われた時 「答えの数だけ、失敗もしてい

          11年前 あなたは何をしていましたか

          見聞きしない選択肢

          ラジオを聴いていると、 世界で起きていることの報道に 「不安になる」というリスナーからの投稿がある。 時には、それらを遮断する選択もあり、だと思うのです。 聞いているだけでは世界で起きていることは何も変わらないから。 国が支援している反対側の立場からすれば、日本という国は敵とみなされてしまいます。 いくら人道的、と言っても戦争に人道なんて、優先順位は低い。 ルールが守れるリーダーなら、そもそも侵略はしないのだから。 一方、小さなことで、身近なことでは見ぬふりはやめたいと思う

          無限の可能性にどっぷりと浸る

          潜在意識も量子力学もさらっと、 するっと入ってくる、 そんな本を読みました。 と、言ってもAudibleで聴きました。 一気に聴くことができました。 理由は関西弁の語り。 そして、身近な出来事。 誰でも経験ないですか?! 友人のことを考えていたら、電話が鳴った、とか LINEにメッセージが届いたとか。 そして、ストーリーを聴いているうちに、 私の脳に格納されていた思い出や知識と繋がって スルスルと目の前に現れたこと。 難しい潜在意識云々の本や、量子力学の本を読むより、

          無限の可能性にどっぷりと浸る

          ただいま北上中

          秋の土用(養生期)も終わり、11月8日は立冬。 と言っても今年は季節感なしです。 先日、魚屋で高いと言われている秋刀魚が安い。 産地を見ると「岩手」。 関東では、千葉が秋刀魚の漁場、と 言われていましたが近年は不漁です。 で、高騰。 ことし、北海道は入れ食いだそうです。 本州で美味しいとされていた米も北海道が 今熱い! 温暖化で産地が移動してます。 とは、いえコメは本来温かい地域のものですが、 日本では品種改良で寒い地域でも取れるように なりました。 これが、温暖化の今

          神聖なる領域

          そこは明治神宮。 原宿から0分。 日曜ということもあり、海外からの観光客も多数訪れていました。 女子の七五三は艶やかな着物姿。付き添うお母様も着物姿。 海外観光客が早速遠巻きにスマホやカメラを向けていました。 一の鳥居から。 一礼して聖域に入ります。 左右は緑濃い木々や下草が生い茂ります。 これらもきちんと整備されています。 そこから流れる空気は 日常いろんなものに塗れている身を清めてくれます。 しばらく歩くと、聴覚も開き始め 小鳥たちのさえずりが大きく聴こえます。 呼吸も

          コミュニティーの継続

          昨日、関東圏でも富士山の初冠雪が発表されたので、今朝は近所の富士山神社へ なかなかの道のりです 青空だな、と家を出ましたが、西側の空はやや霞がかかっていました。 眺望がよく、多分数十年後もこの風景は見れるだろうな、と未来に想いを置きました。 季節の移ろい、10月になった途端、秋が駆け足になりました。 今朝はカーディガンを羽織って家を出ました。 季節を感じるのは植物。 彼らの体内時計は見事。 神社からの道すがら 芙蓉 はなみずきが赤い実、青い実、 そして今日は下弦の月。

          コミュニティーの継続

          曼珠沙華の不思議

          暑さ寒さも彼岸まで 見事にこの時期に突然咲き乱れる曼珠沙華 なんて、正確な体内時計 炎のような形が地球のエネルギーを感じます 天高く、秋風に揺れて 香坂 秋

          必然の存在 それが地球

          幻想的な空を眺めながら 太陽の恵み、光と熱 雲、それは水の集まり 一説では水も宇宙から降り注いだ と言われています そして空気 いくつもの偶然が積み重なった時の奇跡で できた地球 この重なりはもはや必然 その中に生きる私たちも唯一無二の存在 この風景を眺めていたら 内側は静かに涼風が流れていました 神の存在を感じた風景 香坂 秋

          必然の存在 それが地球

          デパ地下の恐怖

          コロナ禍は休んでいた年に1度の健康診断。 在宅ワークの生活も3年となり、一段の運動不足。 通勤している時は、エスカレーターを使わず 階段利用してので、案外カロリー消費できてました。 体重増加はここ1年で急激でした。 最後に栄養指導の先生に増加の経緯を話すと えらくウケました。 糖尿や高血圧は今の所、全てクリアです。 今まで、幸い一度も引っかかったことがありません。 健康に気をつけている、という友人の多くが糖尿か高血圧で処方による薬を飲んでいます。 でも、抑えているとは言い

          写真がない!事件

          母が亡くなった時、遺影用の写真を決めるのに、父と母のアルバムを開いた。 すると、最近のモノがない。古いページも所々剥がされて(はがされて)いた。 父と二人で「なんだ!?」と首をかしげる。 だいたい、年齢を重ねた人の遺影は礼服姿から切り取る。 そして仕方なく、若かりし頃(20代)の写真を選んだ。 そして、葬儀の遺影として、飾る。 すると、直接今の母をしらないご近所の男性が遺影を見つめ 「お若いのに」と呟く。 思わず、立ち上がり「違います!」と叫びたい衝動に駆られてしまった