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一国一城の梁山泊 ―世界にコミットする『起業』という生き方―

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すべての人は人生に問われている。自分の人生の責任を引き受けることによってしか、その問いかけに答えることはできない。  ――ヴィクトール・フランクル『夜と霧』 人にはいくつもの「… もっと読む
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2019年10月の記事一覧

サラリーマンに向いている人、起業に向いている人、あなたはどっち?

サラリーマンに向いている人、起業に向いている人、あなたはどっち?

先週、友人の林伸次さんが経営するbar bossaで知人3人と飲んできました。一人はかなり有名な会社経営者の方で、自ら創業して上手に経営しています。もう一人の方はスタートアップのメンバーとして会社を上場させることに成功し、まとまったお金を手にした方です。そして僕もまあ一応会社を2つ創業して、なんとか経営しています。

話はあちこちに飛びつつ気が付くと5時間も飲んでしまったのですが、本当に勉強になる

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僕が家業を「継がなくてもいい」って言う理由

僕が家業を「継がなくてもいい」って言う理由

実は僕にも家業がある。母方の祖母は福岡の久留米で靴を製造販売、祖父は日本家屋のインテリアを工事する表装業をしていた。家業ではないけれど、父方の祖母は保険や化粧品の販売員で、祖父はタクシードライバーをしていた。思い出してみると祖父母は皆スモールビジネスを営んでいた。

僕が生まれた頃には福岡の靴屋さんは廃業していて、かつて店舗があった場所にはビルが建っていて、祖父母や曽祖母が住んでいた。商店街を歩く

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東京のスタートアップから、名古屋に移住して起業した話

東京のスタートアップから、名古屋に移住して起業した話

はじめまして、碇です。岐阜・名古屋を拠点にIDENTITYという会社をやっています。

東京を離れ、愛知に移住してから4年。元々は『IDENTITY名古屋』という名古屋の地域メディアからスタートした会社も、気づけばたくさんの仲間が増え、2019年6月で3期目を終えました。

『あらゆる領域にデジタルシフトを』という言葉を掲げ、マーケティング領域を中心に企業のデジタルシフト、今っぽくいえばデジタルト

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創業計画書ってどう書くの③

創業計画書ってどう書くの③

先日銀行から無事に融資が下りました。公庫じゃないの?と思いますが協調融資という銀行と公庫の両方から借りる事になってます。

一箇所で借りるより二箇所で借りた方が金額が下がるので貸す方のリスクが下がるから貸しやすいそうです。ただ二箇所で相談もする為借りるまでの期間は長くなります。

物件がスケルトンな事もあり金額が上がってしまった為に商工会議所の方が提案してくれました。

銀行からの借り入れは設備資

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創業計画書ってどう書くの?②

創業計画書ってどう書くの?②

前回の続きですね。
今回も長くなりそうなので作った資料は次回公開しますね、マジで何枚も無いので出し惜しみするほどのもんでもないんですが…。

必要な資金とその調達方法ここからが一番時間をかけてるんじゃないでしょうか。

全体的にどれくらいかかるですが、実際にかかった金額はちゃんとお店が出来てから発表として、初めに考えていた金額は

機材500万
内装300万
物件取得費100万
初期原材料30万

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DAY4 儲け過ぎない経営?

DAY4 儲け過ぎない経営?

儲け過ぎない経営を、面白がる。

2014年10月より営業開始した牧WSE WORKS(登記8/8)。 丸5年を迎えて、いろいろ感じる。

かつては、2000億円企業の営業のトップだった。
業界では珍しい40代の取締役として話題になり、
四半期毎の利益前年比を追求する日々だった。
全ては利益から逆算する経営を、信じて疑わなかった。
考えられる、出来ることは、全てやったように思う。

当時の公式は、

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地方でSaaS導入支援会社を起業して3年、階段から降りられなくなった(前編)

地方でSaaS導入支援会社を起業して3年、階段から降りられなくなった(前編)

私は階段から降りれなくなった。

体調が悪いわけではない。筋肉痛でもなく。

「行かなくては」

と思った。

しかし、私は階段が降りられなかった。その日の仕事は、会社のスタッフがなんとかしてくれた。

私は、
私が経営する、
私の会社に、
行けなくなった。

今となっては笑い話かもしれないが、当時は最高に死んでいた。

SaaSを愛し、中小企業を愛した私はSaaSが心の底から好きだ。そして日本の

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サラリーマンが起業に失敗する5つの特徴

サラリーマンが起業に失敗する5つの特徴

巷でよく言われるのは、独立起業者の生存確率は10年間で1割程度に過ぎず、残りの9割は起業に失敗するという話。そもそも「失敗」の定義をどこに置くのかによっても、この説の真偽は変わってくるが、起業をして会社の倒産や自己破産に陥るまでの失敗者は少ない。

その反面、独立時に思い描いたように事業が成長せずに、サラリーマン時代よりも年収を落としてジリ貧の生活をしているケースというのは、水面下でかなり多い。そ

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ビジョンには、 "嘘"をついてはいけない #お店note

ビジョンには、 "嘘"をついてはいけない #お店note

金曜日は中川政七商店取締役の緒方さんに『ビジョンファースト経営』をテーマにお話を伺いました。

そしてこの日たまたま打ち合わせで来ていた深津さんにも急遽登壇していただき(!)、noteのビジョン/ミッション設定も交えながら、いかにしてビジョンを核にした企業経営やサービスづくりにあたっていくべきかを語り合いました。

今回図らずも二社のミッション/ビジョンへの向き合い方を聞くことになったわけですが、

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#キャッシュレス決済 の導入について、実家が飲食店のぼくが考えてみた

#キャッシュレス決済 の導入について、実家が飲食店のぼくが考えてみた

昨年末、PayPayが100億円もの大盤振る舞いで一気にアプリのダウンロードと使用率、何よりも認知度が爆上げしたPayPayですが、何がすごいって、世間の情報に疎くなりがちな入院している高齢の方々からも、その名称が飛び出てくるぐらいに認知を得てたってことです。

故あって、ぼくは9月から10月にかけての1ヶ月間ほど入院していたのですが、入院患者って、ほとんどの情報が外界からもたらされないため、自分

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本当の企業価値は決算書の外側にあらわれる

会社には黒字の会社と赤字の会社の2種類ある。

昔から、上場会社は黒字が前提で、その利益の大きさや利益率の高さで時価総額は大きくなったり小さくなったりする。

しかし、人間の価値には多様性があるように、企業の価値にも多様性がある。アマゾンドットコムよろしく、決算書の利益実績では評価できない会社がある。また、Uberやslackをはじめ、成長企業は赤字のままで上場でき、しかも高い時価総額の会社もある

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ブルーパドル:2019年の仕事まとめ

ブルーパドル:2019年の仕事まとめ

ブルーパドルは2019年7月で、設立して3年になります。毎年、その1年でやったことをまとめています。

●1年目のまとめ
●2年目のまとめ

ちょっと公開が遅くなりましたが、3年目の実績をまとめました。

「ブルーパドルとは」
コンテンツの企画/デザイン会社。代表:佐藤ねじ。いろんなジャンルで、ちょっと新しいもの「0→0.1」を作ることを目的としている。ギルド型の組織で、主に11名のチームで活動し

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