のまりれね

短歌詠みます。エッセイみたいなの書きます。時々感想文も書きます。

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短歌詠みます。エッセイみたいなの書きます。時々感想文も書きます。

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記事一覧

1人百人一首〜藤の傘〜

雨の日は交差点が滲んでていつもよりかは決められなくなる 雨濡らす丸い額と藤の傘今日はビールの気分じゃない

のまりれね
1か月前
5

一人百人一首〜来航〜

星空はあばたのように降り注ぐ愛し愛し海鳴りの人 星々は見守るようで殺伐とただ私の気持ちを飲み込む 海鳴りは紫煙を吸い込む化け物で孤独に寄り添う妖かもす 大人には…

のまりれね
1か月前
6

【The friends of Ringo Ishikawa】勉強の合間に人を殴る

【The friends of Ringo Ishikawa】というゲームを最近やった。 ドット絵2Dスクロールアクション。 私はドット絵がめちゃくちゃ好きだ。 物語のあらすじ 開発はロシアの…

のまりれね
2か月前
4

愛し忌わし我が故郷

プチ帰省を挟んだためこの正月は2ヶ月ぶりの故郷であった。 私にとってこの町は、長く付き合って、そして一度憎しみ合って別れた昔の恋人のよう。 今では元気にしてるの…

のまりれね
4か月前
4

1人百人一首〜血潮〜

今日もまたたくさんの人に愛されて新門司港の夕日を見ている 閉ざされた愛の記憶に潮が泣く血の繋がりは血の祈りなり 九州の匂いがするような田舎道かっ飛ばすわよ95キロ…

のまりれね
7か月前
6

連作

あなたに捧ぐ連作をあなたは今どこに飾ってるだろう。 受け取った時、見たとき何を感じただろう。 私の思いは一方通行の恋みたいですね。 あなたが始めた物語の一員であ…

のまりれね
7か月前
3

1人百人一首〜蛇含草と年の瀬〜

「服くらい着ろよ」「一服しているの」二人の終わりを纏った1K 年の瀬に買わない番号言ってみる白い煙とあなたの香り わたくしは誰かのために生きている見つけれてな…

のまりれね
9か月前
2

ある夏の朝

澄んだ路地 光がこぼれる高架下 誰かの咳の音 カーブミラーのやつれた顔 私の歩む草履がぺったんぺったん 何も知らない風の湿度 秋はすぐそこにあるみたい 貨物列車…

のまりれね
11か月前
4

私の日

ありがとう。ごめんね。 私は大人になれないかも。 たくさんの祝福に囲まれてうれしいのです。 でも、赤いリボンはいつまでも外せなかった。 ずぅっと、ピエロにしかな…

3

あいたい

会えないから会いたいと思うのか、会いたいと思うから会えないのか、その真理は行方知らず表裏一体なのかしら。 あなたは今どこで何をしているのだろうと毎日気になってし…

2

夢見

最近いろいろ大変なんだよね 寝てる時くらいそっとしといてって思うのに夢でばったり会うよね 嬉しいけどしんどいの。平安の時分だったら会いたいと思ってる人が夢に出て…

2

都々逸その5

奇しくももらったワンカートンあなたの口づけ思い出す ぽつんとひとり師走の粉雪それでも私はここにいる 家族に会える故郷に帰るそんな私を好きでいる 大きな瞳冷たい心…

2

年の瀬は傍若無人だ

2022年が今日で終わる。 私の22歳の1年間が終わる。大学生活が終わる。 今年は5年分位の濃さはあったと思う。 2回振られて、2回振った。 その出来事は動作動詞だけれど…

2

しいたけの狭間で

私にとってあなたはそれなりに人となりを知ってる顔見知り。友達でも恋人でもない。 強いて言うなら週に何回か上司になったり。行きつけの店がおなじとかそれくらい。 で…

7

喫茶店のナポリタン

毎日はいらないけれど、いつでも落ち着けるようなそんな人になりたかったの。 チープでわかりやすい、愛嬌のあるそんな人になれたらよかった。 自慢にはならないかもしれ…

9

ギター

ギターは素敵だ。 ベースも、ドラムも何もかも楽器は素敵である。 お金を貯めたらギターを買いたい。 これは「夢」なのだ。 あなたが私の元へ帰ってきたらギターを教えて…

9

1人百人一首〜藤の傘〜

雨の日は交差点が滲んでていつもよりかは決められなくなる

雨濡らす丸い額と藤の傘今日はビールの気分じゃない

一人百人一首〜来航〜

星空はあばたのように降り注ぐ愛し愛し海鳴りの人

星々は見守るようで殺伐とただ私の気持ちを飲み込む

海鳴りは紫煙を吸い込む化け物で孤独に寄り添う妖かもす

大人にはなりきれないから真っ黒な海岸線をただなぞるだけ

海は生き空も生きてる午前2時私の輪郭曖昧のまま

波招く境界のない真っ黒に拐かされてチェーンを解いてる

下田の海は残酷に境をくれず真夜中の誘惑をする6月3日

【The friends of Ringo Ishikawa】勉強の合間に人を殴る

【The friends of Ringo Ishikawa】というゲームを最近やった。

ドット絵2Dスクロールアクション。
私はドット絵がめちゃくちゃ好きだ。

物語のあらすじ

開発はロシアのインディーズゲームスタジオyeo

主人公の石河倫吾は仲間を引連れ喧嘩に明け暮れる思春期の男の子。

物語は駅での喧嘩から始まります。

それから一年後、職員室で担任の町田先生に「このままだと留年だ」と

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愛し忌わし我が故郷

プチ帰省を挟んだためこの正月は2ヶ月ぶりの故郷であった。

私にとってこの町は、長く付き合って、そして一度憎しみ合って別れた昔の恋人のよう。

今では元気にしてるのか、どうしているのかを気にするほどに気持ちは着地したが、私たちが交わる、結ばれる、同じ道を歩いていくことは未来永劫ないだろう。

決して嫌いなわけではない。でも思い出が、記憶が、言葉が、文化が、街並みが忌わしい。

同時にその全てが懐か

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1人百人一首〜血潮〜

今日もまたたくさんの人に愛されて新門司港の夕日を見ている

閉ざされた愛の記憶に潮が泣く血の繋がりは血の祈りなり

九州の匂いがするような田舎道かっ飛ばすわよ95キロ

もう一度何度でもって旅だった港の球体あれはなに?

またねって大きな影が映ってるとりかじいっぱいいざ人生へ

変わらないものもあったりなかったりバイキングでは上手に盛れない

九州(ここ)でしか見れない店が並んでるミスターマックス

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連作

あなたに捧ぐ連作をあなたは今どこに飾ってるだろう。
受け取った時、見たとき何を感じただろう。

私の思いは一方通行の恋みたいですね。

あなたが始めた物語の一員であり私の人生は私のものです。
だから、着地したい。

破壊も創造も紙一重だとおもいます。
私たちが願うことはきっと真逆じゃないけれど交われないくらいお互いに不器用ですね。

何をしても、何を思っても分かり合えないあなたは消えてほしいとすら

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1人百人一首〜蛇含草と年の瀬〜

「服くらい着ろよ」「一服しているの」二人の終わりを纏った1K

年の瀬に買わない番号言ってみる白い煙とあなたの香り

わたくしは誰かのために生きている見つけれてないけどそのうちいつか

優しさを誰かにあげたりもらったり私は生きたこの1年を

来る年はどんな1年こうしたいああしたいとか若さの息吹

依存性チェックをしながら飲むチューハイ「大将おかわり」もう一杯

後朝の別れも惜しまぬ誰そかれ

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ある夏の朝

澄んだ路地

光がこぼれる高架下

誰かの咳の音

カーブミラーのやつれた顔

私の歩む草履がぺったんぺったん

何も知らない風の湿度

秋はすぐそこにあるみたい

貨物列車にそよぐ穂と

ゆうべを知らない鳩の子ら

私の日

ありがとう。ごめんね。

私は大人になれないかも。

たくさんの祝福に囲まれてうれしいのです。

でも、赤いリボンはいつまでも外せなかった。

ずぅっと、ピエロにしかなれません。

私が私であるために、私はそれほど強くない。

ブルを貫く瞬間とみんなの笑顔の一瞬で必要なだけ幸せで、必要なだけ考えて

あとは、なにもできないよ。

無敵の今日が終わってく。

今日は明日、明日は明日と続いてく。

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あいたい

会えないから会いたいと思うのか、会いたいと思うから会えないのか、その真理は行方知らず表裏一体なのかしら。

あなたは今どこで何をしているのだろうと毎日気になってしまうの。

私は気にする立場でもないけれどこの2ヶ月はもう何年ものように感じるわ。

あなたはきっと丈夫だからそれなりに生きてると思う。でもちょっと繊細で気難しいところを持っているでしょ。ちがうかしら?

いつもみたいにばったり会って、小

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夢見

最近いろいろ大変なんだよね

寝てる時くらいそっとしといてって思うのに夢でばったり会うよね

嬉しいけどしんどいの。平安の時分だったら会いたいと思ってる人が夢に出てくるって、夢に会いに来るって信じられてたの。

現代は夢は無意識の世界であって、願望を満たす自己の世界だって。

あなたが現れるようになって私の願望が浮き彫りなるような感じがして怖いです。

あなたは私に会いたいですか?会った時いつも何

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都々逸その5

奇しくももらったワンカートンあなたの口づけ思い出す

ぽつんとひとり師走の粉雪それでも私はここにいる

家族に会える故郷に帰るそんな私を好きでいる

大きな瞳冷たい心煙草呑みの弱音と笑い

やめてください仕事中ですこぼれる笑みに俯くことも

近づきたいのそれでも怖いこのままこのまま平行線なら

好きになることこんなに怖い大人になった奥手になったにっちもさっちも動けない

年の瀬は傍若無人だ

2022年が今日で終わる。
私の22歳の1年間が終わる。大学生活が終わる。

今年は5年分位の濃さはあったと思う。

2回振られて、2回振った。
その出来事は動作動詞だけれども、心はずっとぬかるみを這いつくばってた。

誰も死んでないし誰も生まれてない。
でも、誰かと誰かの物語は死んだり生まれたりした。

苦しい経験だけど、いつか生きた証にできる日が来たら胸を張って「私はここにいる」と言えるのかな

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しいたけの狭間で

私にとってあなたはそれなりに人となりを知ってる顔見知り。友達でも恋人でもない。
強いて言うなら週に何回か上司になったり。行きつけの店がおなじとかそれくらい。

でも、どこか救いや希望なんだと思う。

あなたの彼女とも知り合い。よく話すしあなたからも話をよく聞く。

私の混沌とした日常の中の救済。
フォークリフトのバック音と荷物の山からちらりと見える疲れた横顔に救いを求めてしまう。

彼女が知らない

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喫茶店のナポリタン

毎日はいらないけれど、いつでも落ち着けるようなそんな人になりたかったの。

チープでわかりやすい、愛嬌のあるそんな人になれたらよかった。

自慢にはならないかもしれないけど、ふと思い出して帰りたくなるそんな愛され方できないかな。

別に、お高くとまったイタリアンなんかじゃないんだよ。

君が思ってるよりずっと、いい意味でも悪い意味でもきっと安い。

うちの店はこれ一本でやらせてもらってます。

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ギター

ギターは素敵だ。
ベースも、ドラムも何もかも楽器は素敵である。

お金を貯めたらギターを買いたい。
これは「夢」なのだ。

あなたが私の元へ帰ってきたらギターを教えて。
あなたにギターを教わりたい。

1人で始めることはできるけれど、あなたが帰ってきたらギターを始める。

これは賭けかもしれない。

逆に言えば、ギターへの気持ちはそれくらいかもしれない。

それでもあなたがいるなら私は楽器を始める

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