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マウンテンランニング色々

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マウンテンランニング、トレイルランニングレースについての色々
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#トレイルランニング

僕はスポーツが出来ない

僕はスポーツが出来ない

9年前、36歳の時に書いた僕の子ども時代のエピソード。
そして、トレイルランニングに出会ったきっかけについて。
*2024/1/2加筆修正

僕はスポーツが出来ない
これは僕の学生時代の友人のよく知るところだ。
そもそもずっと生徒会で、文化祭や体育祭の実行委員そんなばかりやっていた。
劇の会やイベントでも照明をやったり、何かを「創る」事が好きなのは昔から
変わらずだけど。

「教員免許を持っていて

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Smarna Goraへ

Smarna Goraへ

スロヴェニア滞在の1週間を忘れないうちに更新しようと思いながら毎日慌ただしく、なかなか更新出来ずにいる。

結果、順不同になってしまうのだけどタイムリーに感じたことを残しておくのも大切ということで、昨日(滞在6日目)のことを書いておこうと思う。

待ち合わせたけど…

この日はマウンテンランニング国際連盟(WMRA)の会長Tomo Surfさんと会うことに。スロヴェニアには主にマウンテンランニング

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新規スポンサーのご報告:株式会社バックストリートさん

新規スポンサーのご報告:株式会社バックストリートさん

映像制作会社のバックストリートさん。
アスリート支援会社BLUETAGとの繋がりからジュニアトレイルランの映像を撮影していただいたこともあります。

この度、みやちふじおの競技活動及びFUJIO PROJECTの活動に賛同いただき、22年度を通じてご支援いただけることとなりました。ありがとうございます。

株式会社バックストリートwebsite

バックストリートさんに撮影いただいた第4回TOKY

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国際マウンテンランニング連盟への寄稿、STORY8 日本語版

国際マウンテンランニング連盟への寄稿、STORY8 日本語版

5月から続けてきた寄稿もいよいよ最終回。友人の助けあってこそだけど、とてもやりがいのある寄稿でした。今回は完結編ではありますが未来に向かって思うことを色々と書いてみました。

また、当初は8月中に完結すると思っていたのだけど、9月に入り込んだので、9/4(土)マスターズ世界選手権後の公開となります。前後して書いているので若干時勢がおかしなところがあるかもしれないけれど、その点ご容赦ください。

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オーストリアはBergLauf(マウンテンランニング)が盛んな国

オーストリアはBergLauf(マウンテンランニング)が盛んな国

ヨーロッパでトレイルランニングが流行しやすい素地があったことを現在滞在中のオーストリアの視点で書いたが、マウンテンランニングのワールドカップでもたびたびオーストリアを舞台にレースが行われている。

ドイツ語では山を走ることを「berglauf」と言う。

berg=山、lauf=走る なので元の意味はマウンテンランニングだ。

トレイルという感覚もしくはそれに類する適切なフレーズがもしかしたらない

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ヨーロッパにはトレイルランニングが定着しやすい素地がある。

ヨーロッパにはトレイルランニングが定着しやすい素地がある。

僕が今いる、オーストリア。

チロル地方では、山の麓に集落があり、川が流れ、線路や幹線道路が走っている。その多くはそれぞれの山を背負っており、スキー場だったり色々な形で利用されている。

グリーンシーズンはそこが山歩きやトレイルランニングのフィールドになる。

トレイルランニングという言葉が生まれる前から、そのフィールド人々は歩き、走っていた。

そして、berglauf(ドイツ語でbergが山、

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国際マウンテンランニング連盟への寄稿とSTORY5 日本語版

国際マウンテンランニング連盟への寄稿とSTORY5 日本語版

国際連盟への機構も今回で5回目。後半戦に突入した。担当アスリートそれぞれにテーマをある程度割り振られて書いているが、こうして綴っていると、触れておきたいレースのことや旅の思い出などがどんどんと湧き上がる。

今回触れたのは「アジアから参戦する際の難しさと2019年にアルゼンチンで行われた世界選手権」について。過去記事と英文、そして最後に日本語原文を載せているので合わせて読んでください。

STOR

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マスターズ世界選手権に向けて

マスターズ世界選手権に向けて

9/4(土)にオーストリアにて開催されるマウンテンランニングマスターズ世界選手権に向け、準備を進めている。

本来ならば昨年の9月上旬開催の予定であったが、このご時世で1年順延して開催されることになった。なお、オーストリアでは感染は随分と落ち着いたようで定期的に現地とやりとりをしているが6,7月も既に様々なイベントが行われ、日常を取り戻しつつある。

新たなルール今回のレース出場当たって、通常のレ

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国際マウンテンランニング連盟への寄稿とSTORY2日本語版

国際マウンテンランニング連盟への寄稿とSTORY2日本語版

今月から数ヶ月にわたり、国際マウンテンランニング連盟への寄稿を行う。その第2回目の記事が公開された。web記事は英語(今回も英訳したものを友人に添削してもらいました感謝感謝)なので、原文記事をここに掲載する。

前回もだが、翻訳する過程で表現が変わったり割愛したり追加したりとものすごく良い経験をさせてもらっている。僕の拙い文章を添削してくれる友人の努力に応える意味でも回を重ねるごとに読み応えのある

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6月開催予定のアメリカでのワールドカップレースが10月延期とその対応について

6月開催予定のアメリカでのワールドカップレースが10月延期とその対応について

2021年マウンテンランニングワールドカップ第1戦のアメリカのレース「Broken Arrow Sky Race」が当初の6/18(金)~6/20(日)から10/1(金)~10/3(日)への延期を決定した。

2019年に僕も出場したレースで、昨年はエントリーするも中止となりその参加権は2021年にそのままスライドされることとなっていた。

延期の理由アメリカでは12月からワクチン接種も始まったが

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ドイツで出場した変わったレースの話

ドイツで出場した変わったレースの話

2021年、今年はどの程度レースに出場できるだろうか?先行きは不透明だ。
けれど、目標レースに向け再始動という意味を込めて過去に出場したレースを1つ紹介したい。

2014年に出場したドイツ、ドルトムントで行われた変わったレースの話だ。

以下、以前に書いたものをベースにしている。楽しんでもらえたら嬉しい。

レース選びの基準

トレイルランを10年続けてきて取り組むレースや向き合い方も少しづつ

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アンドラの少年

アンドラの少年

少年との出会い2018年9月、
マウンテンランニング世界選手権に出場するため、僕はアンドラにいた。

レースの前日には開会式が行われ、
僕の先導をしてくれた地元の少年とレースの朝にもバッタリ会ったので
ご両親と一緒にお茶をした。

会場の街は決して大きくなく、
街をあげていやアンドラをあげて、各国からの選手を歓待してくれている。

とはいえ、日本人は僕1人。
諸々全て自分で段取りと確認を行うので短

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国際連盟のSNSでも紹介してもらったよ、という話。

国際連盟のSNSでも紹介してもらったよ、という話。

僕は国際マウンテンランニング連盟(World Mountain Running Association,WMRA)の選手委員会(Athletes Commission)のメンバーを務めている。

マウンテンランニングは日本ではほとんど知られていないが、
国際連盟は約40年の歴史を持ち、ヨーロッパを中心に各地に伝統的な大会がある。

僕は2012年よりマウンテンランニングのワールドカップに参戦し、毎

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Castle Mountain Running 2013 その2

Castle Mountain Running 2013 その2

前回このレースについて書き出したけど、終わらず2回に分けて書いています。今回はレースの話で、下のリンクは前回(受付とか下見とか)。

レース概要改めてレースを振り返るにあたりゼッケンと大会のリーフレットが出てきたので、それに基づいて。

・2013年マウンテンランニングワールドカップの第2戦
・イタリア選手権の第2戦
・Arco中心部を起点に街中、古城、奥に連なる山々を周回
・シニア男子は13.4

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