記事一覧
プロレスに詳しい人の意見を聞きたい、昭和プロレスの「ん?」その4
4『ジャパンプロレスはマッチメイクの面で、全日本プロレスに対してどの程度もの申せたのか』
昭和のプロレスで忘れてはいけない団体の一つが、ジャパンプロレスでしょう。主催興行のみならず、曲がりなりにもシリーズを開催しているのですから、れっきとした団体として認めなくては。何よりも、その活動期間の短さに反して、当時の存在感はかなり大きかったと言えるのではないでしょうか。
シリーズ開
プロレスに詳しい人の意見を聞きたい、昭和プロレスの「ん?」その2
2『カール・ゴッチは本当にギャラで揉めて、スケジュールをキャンセルしたのか』
一つ目のテーマを映画で決めたので、二つ目も倣うとしましょう。ということで――動画配信サイトを通じて、映画「アントニオ猪木をさがして」を観ました。映画の感想を事細かに述べるのは本題から外れるのでよしますが、もっとよい物が作れたはずなのにという残念さはあったかなぁ。
さて、猪木が興した新日本プロレス
プロレスに詳しい人の意見を聞きたい、昭和プロレスの「ん?」その1
序文 本稿は、いわゆる昭和プロレスについて、個人的に「ん?」と引っ掛かりを覚えたり、疑問に感じたりしたことを取り上げ、膨らませた想像・妄想を綴っていこうというものになります。
とは言え、筆者自身がプロレスを観始めたのは初代タイガーマスクのデビューの約一年と三ヶ月前であり、“新日本プロレスブーム前夜”と呼べる頃。それ以前の昭和プロレスに関しては、後に専門誌やビデオソフト、インター
掌編小説『雨は病んだ』
あらすじある日ある時を境に、世界中のありとあらゆる場所で雨が降り止まなくなった。原因究明を期して雨水を徹底的に調査した結果、水そのものに異変が生じていると判明。その水を飲むと死ぬのだ。突然の水不足に陥った人類は懸命かつ冷静に知恵を絞り、いくつかの取り決めを作った……。
本文 小学六年生になる原田仁一郎は、カーテンを開け放つなりため息をついた。
「今日も雨か」
『名探偵は見下さない』:企画
キャッチコピーミステリ史と犯罪史に名を残す名犯人vs名探偵、虚実入り混じった戦いの火蓋がここに切って落とされる!
あらすじ 小学六年生の志嶋緑は頭がよくて少し高飛車。推理小説を好きになってからは拍車が掛かっている。それでも同好の士がいて友達に恵まれていた。そんな彼女らを襲った異常事態――推理小説の結末がすべて「探偵が犯人」に変えられてしまった! エドガー・ランボーと称する異形の者の仕業で、元に戻