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「拝啓」と君からの手紙 サブストーリー

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新マスク文庫「拝啓」七田苗子×ジユンペイ と400字の君からの手紙 ここから生まれたサブストーリーを自由に創作していただいた作品を収録していきます。
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記事一覧

わたしを貸そう。  サブストーリー

わたしを貸そう。  サブストーリー

悲しみに包まれたあなたの心を。

わたしが癒そう。

わたしの身体を貸そう。
いつでも寄りかかってすがれるように。

わたしの幹はあなたの悲しみの心を温める。

あなたの涙を受け止める。

わたしの横で泣き崩れたあなたをわたしは、ずっと見守って来た。

わたしの幹をあなたに貸そう。

わたしの枝をあなたに貸そう。

悲しみくれる彼に届けたい愛を伝えるために。

悲しみに暮れる彼を見て、心を痛めるあ

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拝啓

空を想う時

一番に出てくるのはあなたの顔

最期に会いに行けないことが分かり、マスクの鼻の部分をグチャグチャに濡らして泣いた、あの日

どうにかしてあなたに届くように
そして私のこのやりきれない気持ちを
何かに渡したくて

ろうそくが一本真ん中に立ててある不思議な花束

鈴でも付いていそうな、赤と緑の色合いの花束

その子を家に持って帰り
小さい時の素直になれずにいた私ではなく
26歳のわたしと

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僕から見える景色

僕から見える景色

どうも。
イヤホンのはんぶんの方、僕です。
Rとお呼びください。
僕は今、僕のご主人だった人のため、木さんに音楽を聴いてもらっています。
すると、木さんの幹から枝、枝から葉、葉から風へと伝って、僕のご主人だった人へ彼女が大好きだった音楽を届けてくれるのです。
僕の相方、イヤホンのもうはんぶんの方の彼女、Lは、Lのご主人の耳に収まり、思い出の曲を届けています。
Lはいつも言います。
「私のご主人った

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三角屋根のてっぺん星

三角屋根のてっぺん星

月明かりが そっと一筋の雲を照らし出すと
小さな影が 地上をのぞき込んでいる。

柔らかく微笑む一人の女性は
浮かぶ雲の上でその欠片を 少しづつ 涼む風に流していた。
ちぎった雲にそっと何かを囁いて
クスリと笑みを浮かべながら それを放っては また
手の中で温めた他の雲の欠片に 言葉をかける。

じっと彼女を見つめていた月に
辺り一面の星々が 輝く瞳を向け そっとお願い事をする。

いいでしょう?

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強がり 「拝啓」×「嘘」

強がり 「拝啓」×「嘘」

あれだけ大事に想ってくれた君を

俺は裏切ってしまった。

君に黙って、ひとりでこんなとこまで。

まるで逃げるように。

俺は自分がダメになりそうだったんだ。

君のやさしさに甘えていた。

自分勝手な俺のこと、君はいつも笑って許してくれた。

ここでは海が輝き、世界の広さを教えてくれる。

そして気付いたんだ。

君の愛の深さを。

それは俺に対しての愛、だけじゃない。

周りの人への

いや

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こちらの思いってやつです。

こちらの思いってやつです。

すみませんが先に説明します。
EATALK MASKさん、大変申し訳ありません。
これは紹介記事という意味でリンクを貼らせていただいた為
企画への参加ではありません。
紛らわしくてごめんなさい。
この物語の下に経緯を書いてありますので
すみませんがご了承下さい。

***

僕はある女性が書いた「手紙」です。

僕の身体にその女性は、めいっぱい色んなことを書きました。

悲しかったこと楽しかったこ

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