望月みや

いたって普通で平凡な日常備忘録。空想のお話もつらつらと。Twitterではいま言いたい、を。 https://mobile.twitter.com/miya_mochimoon

月の缶詰 スピンオフ1

憧れと現実の上弦と満月の狭間 まだ月の声が少年と大人の間だった頃のこと。 「なあなあ。人は月を見る行事があるんやろ?」 半月をちょっと通り過ぎた月が興味津々に聞…

ここらで言い訳をさせていただこうかしら、の話

月の缶詰と題して書いた物語は、私にとって今のところたぶんきっと一番長いお話です。 拙い物語にお付き合いくださった方に心から感謝申し上げます。 さて、今回のお話は…

月の缶詰3

別れの予感の三日月「もうすぐ新月や。」 空を見上げて月が言った。 「だいぶ細くなったね。」 「スリムでさらにかっこよくなったやろ?」 「ノーコメント。」 「美晴は…

月の缶詰2

日常の上弦「ちょっと太った?」 「美晴は本当に失礼がすぎる。僕は太ったんやないの、大きくなったんよ。月は日が経つに連れて満月に近づくの知らんの?空見てみ?」 月…

またまた図々しくも企画に参加してます、すみませんっていう話

さて、今日上げた物語は月の缶詰の物語。 1回で上げるには長々しくなったので3日に分けて更新します。 (1日で上げられるショートストーリーのはずだったのにコントロール出…

月の缶詰1

はじまりじゃない朔空には闇だけが浮かんでいる。 裏には広々と田んぼが広がるだけの駅の周辺は何もなく、改札機と券売機、点滅する信号機、そして申し訳程度についた街灯…