#フェミニズム
ヴィーガン・ベジタリアンの人権——アンケート調査結果② 知られていない苦悩編 【ゲスト:ASー動物の倫理と哲学のメディア】
*①の続きです。
ヴィーガン・ベジタリアンの抱える苦痛
——ではアンケートの後半を見ていきましょう。
今も話が出たように、“偉そうな存在”みたいに見られがちなヴィーガンですけども、普段どれくらい我々ヴィーガンやベジタリアンが苦しんでるかということって、一般の人に全然知られていないと思うんです。今回はぜひ、わたしたちがどういったところで苦しんでいるのかを明らかにしていきたいと思います。
まず、
世界の動物運動から⑤不完全さをシェアする【ゲスト:アニマル・アライアンス・アジア】
*④の続きです。
友達を運動に巻き込む方法
関 わたしは今26歳くらいなんですけど、どうやって友達をヴィーガニズムや社会運動に巻き込んでいけるかなと考えます。小中学校は普通の公立高校に通ってたんですが、教室の中でさえ自分の意見を言えない子ばかりで、ちょっとでも目立つと気まずい雰囲気になったり、変な目で見られたりする環境がありました。クラスの中の1人や2人が、レナさんやわたしみたいに何か表現を始め
世界の動物運動から④アジア諸国での比較【ゲスト:アニマル・アライアンス・アジア】
*③の続きです。
運動と資金の問題
生田 活動とお金の問題は非常に大きな問題だと思います。僕は主に野宿者ネットワークで活動しているんですが、基本的に全部ボランティアです。寄付の他は、寝袋を買うための助成金を取ったこともあるぐらいで、活動は無給です。これはいい面も悪い面もあって、もらうお金がないと、紐がつかないので自由にできる。行政への批判とかは気にせずできる。一方で、フルタイムで活動することが
世界の動物運動から③カナダ編【ゲスト:アニマル・アライアンス・アジア】
*②の続きです。
批判的動物研究
——では次にかほさん、ヴィーガンになった理由や、活動の経験について教えてください。
かほ わたしは日本の岐阜県で生まれ育って、高校を卒業後にカナダに留学して、それからずっとカナダに住んでいます。ヴィーガンになった大きなきっかけは、学部生のときに社会学を専攻していたんですけど、社会学ではいろんな社会問題を扱うので、人種差別や性差別、資本主義や植民地主義によって
ヴィーガン・ベジタリアン、もしくはそれらにご興味のある方へ、アンケート実施中です!
日本でも少しずつヴィーガニズムが普及し、「ヴィーガン」という言葉もめずらしいものではなくなってきました。しかしながら、まだまだヴィーガンやベジタリアンにとって住みやすいとはいいがたいのが現状。今回は、ヴィーガンやベジタリアンの人権という観点から、動物運動の広め方を考えてきます。
動物問題連続座談会 視聴者募集※ヴィーガン・ベジタリアンや、それらを目指しているけど悩んでいる方限定。
2月1日(木
動物から考える日本の暴力構造③後半 壁を打ち崩すために 【ゲスト:アニマルライツセンター】
*前半の続きです。
なんで日本はアジアの中でも遅れているの?
関 わたしは今年、台湾に行く機会があったのですが、台湾ではヴィーガンレストランもたくさんあるし、どのレストランに行っても1品は必ずヴィーガン対応のご飯がありました。さっき、韓国とタイはブロイラーの飼育面積にちゃんと法律があるという話もありましたが、欧米だけではなく他のアジアの国と比べても日本は遅れているんだと驚いています。それにはい
動物から考える日本の暴力構造③前半 日本が遅れている理由もろもろ 【ゲスト:アニマルライツセンター】
2023年下半期からはじめたシリーズ「動物問題連続座談会」。第2回目は、実際に日本の動物たちの現状を大きく変えてきたNPO法人アニマルライツセンターより、代表の岡田千尋さん・スタッフの鈴木萌さんをゲストにお呼びし、日本における動物の扱いにはどういった問題があるのか、また、それらがハラスメント運動・野宿者支援・フェミニズムなどとどういった共通点や差異があるかを比較しながら、日本の暴力の構造的な問題に
もっとみる動物から考える社会運動⑧動物問題と交差性
わたしたちはなぜハラスメント運動/野宿者支援をしながら動物の運動をするのか?——動物問題連続座談会の一回目第8弾。野宿者支援・労働運動など複数の問題に携わってこられた活動家の生田武志さん・栗田隆子さんをゲストにお呼びし、交差的な運動についての議論を深めていきます。
交差性(Intersectionality)ってなに?——ハラスメントと動物の問題、一見全然関係がなさそうで、重なる部分もあるという
動物から考える社会運動⑦【前編】日本特有の問題〜生き物から食べ物へ
わたしたちはなぜハラスメント運動/野宿者支援をしながら動物の運動をするのか?——動物問題連続座談会の一回目第7弾。野宿者支援・労働運動など複数の問題に携わってこられた活動家の生田武志さん・栗田隆子さんをゲストにお呼びし、交差的な運動についての議論を深めていきます。
*記事化にあたり、動画の内容を加筆・修正しています。
いかにして家畜たちは「生き物」から「食べ物」になったのか?
——特に日本固
動物から考える社会運動⑤の2 学ぶ場所がない!!!
わたしたちはなぜハラスメント運動/野宿者支援をしながら動物の運動をするのか?——動物問題連続座談会の一回目第5弾2。野宿者支援・労働運動など複数の問題に携わってこられた活動家の生田武志さん・栗田隆子さんをゲストにお呼びし、交差的な運動についての議論を深めていきます。
※ 動画は前半と同じものです。記事化にあたり、動画⑤の内容を分割し、加筆・修正しています。
努力神話と差別意識——他人が許せなく
動物から考える社会運動⑤の1 自分たちの加害性・特権性を考える
わたしたちはなぜハラスメント運動/野宿者支援をしながら動物の運動をするのか?——動物問題連続座談会の一回目第5弾。野宿者支援・労働運動など複数の問題に携わってこられた活動家の生田武志さん・栗田隆子さんをゲストにお呼びし、交差的な運動についての議論を深めていきます。
※ 動画は後半と同じものです。記事化にあたり、動画⑤の内容を分割し、加筆・修正しています。
罪悪感ベースの運動は可能か?
——(
動物問題連続座談会第1回 動物から考える社会運動④運動の燃え尽き(バーンアウト)の原因、運動とお金
わたしたちはなぜハラスメント運動/野宿者支援をしながら動物の運動をするのか?——動物問題連続座談会の一回目第四段。野宿者支援・労働運動など複数の問題に携わってこられた活動家の生田武志さん・栗田隆子さんをゲストにお呼びし、交差的な運動についての議論を深めていきます。
*記事化にあたり、動画の内容を加筆・修正しています。
運動特有の難しさ
——栗田さんと生田さんは、わたしたちと比較して運動歴が長
動物問題連続座談会第1回 動物から考える社会運動―なぜわたしたちはハラスメント運動/野宿者支援をしながら動物の運動をするのか? ①動物問題への入り方
大学のハラスメントを看過しない会は、大学におけるハラスメントの問題を発端に2020年に形成された団体ですが、実は立ち上げ当初から、この団体で動物の運動もやることを決めていました。なぜ、ハラスメントなどの人権問題が動物問題とも関係があるのか、その理由なども含め、野宿者支援・労働運動など複数の問題に携わってこられた活動家の生田武志さん・栗田隆子さんをゲストにお呼びし、交差的な運動についての議論を深めて
もっとみる動物問題連続座談会第1回 動物から考える社会運動②動物問題の語られ方——『いのちへの礼儀』をめぐって
『いのちへの礼儀』の重要性
——(司会:関)では、先ほどから話に出ている生田さんの『いのちへの礼儀』について話していきたいと思います。
わたしは一年前くらいにレナさんと支援-被支援の関係になって、支援の対象であるレナさんがヴィーガンである、というところから、ヴィーガンについてや、広く動物の問題についての情報を学んでいく・・・というより、ヴィーガンカフェに行っておしゃべりするという感じで、レナ