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トロフィーなど評価頂いた記事

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#food

干物で鯛めし

干物で鯛めし

関東では珍しい、連子鯛の干物に久しぶりに出会いました。
連子鯛の四連って、なんだか面白い。
本当に連なって泳ぐらしいです。

鯛よりぐっと安いのに、干物も旨味が濃く
皮目が美しい魚。
刺身を皮霜造りにして、一度食べてみたいのですが、こちらではなかなか出回りません。

今回はお手軽に、この干物を使って連子鯛の鯛めしにしました。

うろこ引きもいらず、さばくこともなく、
たださっと焼いてから炊き込むだ

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新生姜のコンポート

新生姜のコンポート

歳を重ねると、
今日は何ともなくて身体が軽い!という日より、なんだかここが気になる、なんとなくしんどい、なんて日が少しずつ増えてきた、と気づき始めました。
気象病には無縁だったつもりが、雨の前日になると時折頭が痛んだりすることも。
最近は夏バテだけでなく、秋バテに梅雨バテまで耳にしますが、
そのたびに(もしかしてわたしも?)と気になり検索したりしています。

建物や街、移動する車内など、
エアコン

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さくらんぼのピクルス🍒

さくらんぼのピクルス🍒

青森、そして山形から、今年もさくらんぼが次々届きました。
箱の蓋を開けるたびに、そのルビィ色の実の愛らしさに見惚れてしまいます。
大きく甘くて、まるですもものような食べ応え。

傷みやすいけれど、
やはり日本のさくらんぼが好きです。

ぼやぼやしているとあっという間にいなくなってしまうさくらんぼ。
半分は、一番美味しい、そのままで。
残りは長く味わえるよう
キルシュというさくらんぼのお酒に漬け、

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かんたん求肥と初夏のおやつ

かんたん求肥と初夏のおやつ

見上げれば曇り空。
そろそろ梅雨かと思うような雨降りが少しずつ増えてきました。
初夏はいつだって爽やかで心地よくて、
ずっとずっとこのままでいて、などと思うせいか悲しくなるほどに急ぎ足です。

そんな、過ぎ往く初夏を愉しめるおやつには、
白玉粉で作る求肥が良く似合います。

鍋で練ると柔らかさが長続きしますが、
レンジでも充分美味しく
思い立った時に、やる気になりやすいのです。

ゆずの皮や生姜の

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アンチョビーのおまけ

アンチョビーのおまけ

今年もきました、しこいわしの季節。
旬はこれから。
盛夏まで楽しめます。
横須賀、猿島沿岸の朝獲れです。

ぴちぴちと音がしそうに新鮮なしこいわし。
春に美味しい小さな生しらすが、初夏にはここまで育ちます。
そして冬には、子孫繁栄を祈ってお節の田作りに。
昔から、日々の暮らしやこうしたお祝い事に欠かせない魚として、我々日本人とともにある魚なのだと改めて気づきました。

目も口も大きく、口の形に特徴

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こごみで、春の寿司

こごみで、春の寿司

あくも優しい旬のこごみ。

青、赤取り混ぜてたくさん手に入ったので、
鯛やさよりなどの魚たちに
小ぶりの筍、そら豆など、
家じゅうの旬をかき集めて、
ちらし寿司に仕立ててみました。

その時の旬菜であれば、具は何でも。
野菜や刺身が数種それぞれ少しずつしかない時、
お寿司にしてみると、不思議と心細くありません。

こごみは、巻いた部分を特に念入りに洗ったら塩ゆでするだけ。
筍は下ゆでののち、薄味で

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筍と木の芽の塩釜焼き

筍と木の芽の塩釜焼き

今年の桜の饗宴も、春の雨とともに締めくくりを迎え、
すこし寂しくなりました。

けれど、気づけばずいぶんと日も長くなり、
ひと雨ごとにあたりは暖かくなって、
散歩にはうってつけの心地の良さ。

なかなかゆっくり歩く余裕がないけれど
このやわらかな季節、
大きく手を振ってからだごと楽しみたくなってきました。

4月に入ってからずっと
上ばかりを向いて春を探していた気がしますが、
見れば足元にも。

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土佐文旦の旬

土佐文旦の旬

友から高知の露地物、土佐文旦が到来!

皮も柔らかく、プリッとした果実の味わいも濃くて、心身に染み渡る栄養。
まずはそのままで。
そして実をむいて、
アスパラとトマト、水菜にチーズのサラダに。

あまりに立派な果肉なので、
きび砂糖をまぶしてココナツオイルでさっと焼いてみると、
なんでもないけれどあったかくて、
癖になる味わいになりました。

炒めてバラバラにほぐれた果肉とむいた薄皮は、スペアリブ

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自分のためのパンケーキ🥞

自分のためのパンケーキ🥞

いつものめまぐるしさが嘘のように、
誰も起きてくる気配のない休日の朝。

やにわに嬉しくなって、
自分だけのパンケーキを焼きたくなることがあります。

最近痩せると評判のオートミール。
自身にはまるで効果なしですが、
うちにあると心強いものの一つです。

スープに入れても、ドライフルーツやナッツといっしょにグラノーラにしても、クッキーに入れても、風味が深まって良いけれど、
一番好きなのは、パンケー

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高知の青海苔、ナポリの揚げパン。

高知の青海苔、ナポリの揚げパン。

高知、四万十川から届いた、
早春のすじ青海苔。
河口から少し上った、海水と綺麗な淡水が混ざり合ったところで採られ、丁寧に天日干しされたものです。

色も美しいけれど、
香りはさらに素晴らしく、
袋を開けて何度もクンクンしたくなりました。

さっと乾煎りしたすじ青海苔とピザ生地を混ぜて、
ゼッポリーネという小さな揚げパンを作りました。
ここ最近、イタリアンのバルなどでも見かけることが増え、お馴染みに

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葡萄の葡萄酒煮

葡萄の葡萄酒煮

夏の終わりと秋の始まりが曖昧なまま、
日々の寒暖差に体調が気になる季節の変わりめ。

秋は好きなのに、薄ら寂しい気分になる頃でもあります。
けれど栗や柿、葡萄に梨…
さまざまな豊かな実りが持つ色と香りと味わいが、そんな弱虫を下からそっと持ち上げてくれるようで。
秋の美しい色、
見ているだけでうれしくなってしまいます。

そのままでもおいしいけれど、
特に巨峰と赤ワインのコンポートは
何度作ってもや

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