混乱の時代に必読の一冊。E.H.カー著「歴史について」
「歴史は現在と過去の間の対話である。」
この言葉によって1962年の上梓から今に至るまで世界中で読み継がれてきた歴史哲学の入門書。
それが今回紹介するE.H.カー著「歴史について」です。
「歴史学」つまり「歴史の勉強」と言えば、「鳴くよウグイス平安京 (794年)」「いい国作ろう鎌倉幕府(1192年)」といった具合にひたすら年号を記憶させられた苦い記憶を思い出す人も多いでしょう。
「こんなの覚えて将来なんの役に立つって言うんだよ」と愚痴りながら嫌々覚えさせられて、歴史の勉強