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IT企業でプロジェクトをサポートするPMO業務に従事しています。プロジェクトマネジメントに関する自分の学びと知識整理を書いたり、趣味の読書の記録をしていきたいと思います。

最近の記事

【読書】ラブカは静かに弓を持つ/安壇美緒

本作は、インスタでもよく見かける、2023年の本屋大賞で第2位となった作品です。 私自身は、あまり音楽を題材した作品は好まず避けることが多いので、しばらく読みたい本のリストにはなかったのですが、またまた図書館で見かけて読んでみることにしました。 主人公の男性は、中学生の頃に起きたある出来事をきっかけに世の中を信じられなくなっていました。その際に、小さい頃から習っていたチェロもやめてしまっています。 そんな主人公が、仕事の関係でまたチェロを習い始めることになります。 チェ

    • アートの力を感じた日

      6、7年前からずっと気になっていたコラージュアートを観に行ってきました。 アーティストである沙織さんの関東での個展は、年に1回ほどしか開催されておりません。 これまでは仕事などでなかなかタイミングが合わず、そうこうしているうちにコロナ禍になってしまいました。 そして今回、じつに4年ぶりに関東で開催されるということで、都合が合った初日に伺うことができました。 コラージュアートというと、新聞や柄の綺麗な和紙などを組み合わせたアートのイメージですが、沙織さんの作品は更に細かく

      • 季節はずれに感じるクリスマス

        日本にいるとクリスマスといったら冬で、雪のイメージですよね(実際、東北や北海道以外でホワイトクリスマスはほとんどないですが) でも、オーストラリアなど南半球では夏ですし、そもそも季節がなく一年中同じ気温帯の所もあります。 夏のクリスマスってどんな感じなんでしょうかね? 【PR】 そんな夏のクリスマスに思いをさせながら、この暑い夏にクリスマスに関する本はいかがでしょうか? はい、そうです。かなり無理なこじつけで申し訳ありませんが、私が初めて出したKindle本のアピール

        • 【読書】星を編む/凪良ゆう

          今回は、凪良ゆうさんの作品です。『わたしの美しい庭』『流浪の月』『汝、星のごとく』と読んできましたが、どの作品も素晴らしいです。 本作は、2023年本屋大賞受賞作である『汝、星のごとく』の続編になります。 前作の主人公である櫂と暁海を支えた北原先生の過去や櫂の才能を輝かせるために強い意志で突き進む二人の編集者などを描いた読み応えのあるストーリーになっています。 大きく3つの章になっていますが、構成が本当に素晴らしいです。 凪良ゆうさんは、人の悩みや苦しみ、強い意志など

        【読書】ラブカは静かに弓を持つ/安壇美緒

          【読書】黒猫の小夜曲/知念実希人

          知念実希人さんの作品を読むのは、『祈りのカルテ』『屋上のテロリスト』『崩れる脳を抱きしめて』『硝子の塔の殺人』に続いて5作目になります。 どの作品もとても読み応えがありますし、知念さんは医師なので医療系のリアルなネタも物語に深みを与えてくれています。 本作品は、死神シリーズの第二作にあたるそうですが、第一作を読んでいない私も十分に楽しめました。 死人の魂を、我が主様のもとへ送り届ける案内人をしていた死神が、黒猫の姿になり地上で彷徨う地縛霊を救うストーリーです。 数々の

          【読書】黒猫の小夜曲/知念実希人

          【読書】クリームイエローの海と春キャベツのある家/せやま南天

          またまた久しぶりの読書記録です。 今回は、インスタでお見かけしたせやま南天さんの作品です。 note主催の創作大賞2023で朝日新聞出版賞を受賞されたそうなので、noteの皆さんはご存知の方も多いかもしれませんね。 本作は、勤め先の商社で激務で体調を崩して退職した主人公の津麦が、社会復帰の一歩として始めたのが家事代行サービス。 その派遣先として担当したのは、5人の子どもを育てるシングルファザーの家庭。 仕事と小さい子どもたちの世話で、毎日一生懸命頑張っても限界がある。

          【読書】クリームイエローの海と春キャベツのある家/せやま南天

          情報処理技術者試験の申込受付が始まったようです

          春試験の合格発表が先日あったと思ったら、もう秋試験の申込受付が始まったようです。 私自身はもう何年も受けていませんが、高度区分9区分のうち9つのうち7つを保有しています。 以前は、合格発表から次の申込受付まではもう少し間があったような、、、 秋試験で合格を目指される方は、早めの申込がおすすめです。 下記の書籍も参考になさってください。 あなたの合格へのヒントが見つかるはずですよ☆ 【PR】

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          【読書】夜明けのはざま/町田そのこ

          今回は、好きな作家の一人である町田そのこさんの作品です。 本作品は、家族葬専門の葬儀社で働く人と、それに関わる人達の物語となっています。 両親や夫、妻など周りの人からの男女差別などの考え方に悩まされて、古い考えだとか自分を理解してくれていないと否定的に感じることがあるかと思います。 だが、その一方で、それと矛盾するように自分自身もそのような考えをしてしまっている部分もあったりしますよね。 そうした中で、何を選び、何を失っていけばいいのかを悩み、自分の中の苦しみと闘って

          【読書】夜明けのはざま/町田そのこ

          【読書】永遠の夏をあとに/雪乃紗衣

          久しぶりの読書記録になってしまいました。読書は続けているのですが、なかなか文字にしようと思える作品に出会えていませんでした。 〜〜〜 6歳の時に2ヶ月ほど神隠しにあっていた小学6年生になる主人公の男の子は、当時の記憶がない。 そんな主人公が、母の入院により一緒に住むことになった歳上の少女は、昔主人公と暮らしていた時期があるとのことだが、どうしても思い出せない。 そんなところからスタートする本作のストーリーは、6歳当時と今を行き来する描写によって、徐々に真実が明らかにな

          【読書】永遠の夏をあとに/雪乃紗衣

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          【映画】52ヘルツのクジラたち

          町田その子さんの作品は大好きなので、原作は読んでいました。 映画も観に行きたかったのですが、タイミングが合わないうちに近くの映画館では上映が終了してしまったので、今日はまだ上映している少し遠くの映画館まで行ってきました。 観た感想としては、映像のほうが脳や心に直に強くくるので、ちょっと重かったです。 52ヘルツで鳴くクジラの声は、周波数が高すぎて他のクジラには届かないそうです。 そのため、とても孤独だそう。 本作は、そんなクジラに重ねて虐待やヤングケアラー、トランスジ

          【映画】52ヘルツのクジラたち

          情報処理技術者試験を受験された方、お疲れさまでした!

          今日は、年に2回の情報処理技術者試験の受験日でした。 今回、私は受験していませんが、数年前までは10年間くらい毎年4月と10月に受験していました。 その結果、8つ程の試験区分に合格しています。 試験時間も長いですし、試験のコツが掴めないと知識だけではなかなか合格できないので、今日受験された方々もみなさん、さぞお疲れのことかと思います。 まずはゆっくり休んでください。 また、今回は受験しなかったけど、次の受験を目指す方、是非この時期に下記の書籍に目を通してみてください

          情報処理技術者試験を受験された方、お疲れさまでした!

          【読書】すみれ荘ファミリア/凪良ゆう

          今回は、『汝、星のごとく』で有名な凪良ゆうさんの作品です。 人はみな様々な顔を持っています。そして、それはある人から見れば表で、別の人から見れば裏に見える。 本作は、すみれ荘という下宿の管理人とその住人や家族の周辺での人間模様が描かれています。 ですが、タイトルや表紙画のようにのほほんとしたストーリーではなく、少しミステリアスで表向きは良い人の裏の顔というか怖いくらいの心情が読んでいる読者に迫ってくるような作品です。 だんだん表に現れてくる真実にどきどきハラハラが止ま

          【読書】すみれ荘ファミリア/凪良ゆう

          【読書】あなたが誰かを殺した/東野圭吾

          東野圭吾さんは、どの作品も本当に面白くて大好きな作家さんです。 多くの作品を世に出されていますが、ほとんどの作品を読ませていただいています。 本作は、加賀恭一郎シリーズで、閑静な別荘地で起きた連続殺人事件が舞台です。 東野作品なので、現場の状況や登場人物の心情をイメージしやすく、読みながら一緒に推理をしたり、新たな事実に驚愕したりと、一気に読めてしまいます。 また、それだけでは終わらず、さらにもう一段あるのかといつもやられた気分にさせられる東野作品。 気になった方は、

          【読書】あなたが誰かを殺した/東野圭吾

          魅力ある個性が特別感を与える

          子どもたちの春休みということもあり、家族サービスに励んでいます。 コロナ禍で一時期は外出も控えていたので、その分まで出かけています。 この春休みに、動物園と水族館に行きました。 動物園では、パンダを5年ぶりくらいに観ましたが、それだけでも動物園に来て良かったと感じますね。 もちろん、ゾウやキリン、トラなども見応えはあるのですが、パンダは一段上の魅力を感じます。 やはり、どこにでもいるわけではない特別感と、あの愛くるしい姿の癒しによるものでしょうか。 そして、水族館で

          魅力ある個性が特別感を与える

          【読書】勿忘草をさがして/真紀涼介

          真紀涼介さんの作品は、初めて読みました。 本作は、トラブルにより部活を辞めてしまい無気力状態になっていた男子高校生が主人公です。 思いつきで一年前に親切にしてもらったおばあちゃんに、改めてきちんとお礼を言おうと家を探していた際に出会った青年とその祖母を中心としたちょっとミステリーな作品です。 周りの同級生たちの優しさややり取りは、ちょっと粗削り感はありますが、全体的には面白く楽しめる作品かと思います。 気になった方は是非読んでみてくださいね☆ よろしければ私のKin

          【読書】勿忘草をさがして/真紀涼介