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子供の視力と脳を守りたい人は絶対に読んで欲しい本。「目に優しい生活」始めました。

イマドキの子供は、間違いなく目が悪くなるでしょう。娘が成人したら絶対レーシック手術する事になると思う」

高校生のお嬢さんを持つ知人が、言っていた。

この知人も私も、お互いに過去に「レーシック手術」を経験した同士である。

知人は40代後半になり、レーシックの効果が薄れてきた…と話していた。


そこからの「イマドキの子供は間違いなく目が悪くなる」発言。


確かに、現在は電子機器に囲まれた生活。

更には、知人のお嬢さんと比べても現在小2の長男は小学校入学時点で「1人一台GIGA端末」を貸与され授業でも使っている。

「目が悪くなったらレーシックをすれば良い」

本当?
これで良いのか?

散々noteに書いているけど、最近はパソコンでマイクラをする事にハマっている我が子達。

「目を守る事」について真剣に考えてみた。

スマホアイ


本屋散歩で「目」の健康書?コーナーへ行ってみた。

目に関しては、「読むだけで目が良くなる」「見るだけで目が良くなる」といった謳い文句の本が沢山ある。

その中で、具体的に目の働きや目に良い事・悪い事が書かれたこちらの本を選んだ。

どんな本?か…が著者のYouTubeで解説されていた。

うちの子供は、スマホを見る時間は「ヨンデミー!」の感想を出す時位。
だけど、スマホでもパソコンでも「目を酷使」している事には変わりない。

この本が個人的に良かったのは「子供」について書かれた部分がとても多かった事。

生後間もなくは0.01程しかない視力が、早い子は3歳、遅い子でも大体6歳位までに1.0に達する。

6歳までが臨界期と呼ばれていて、その時に「何を見るか?」が大事。

「いろんなものをみせること」で、目から脳へ、たくさんの情報を刺激として送ってあげることがいちばん。

著書より

子供の視力がいくつか?をあまり気にした事がなかった。

でも、次男(年長)に至ってはもしかしたらまだ「1.0」に達していないかもしれない。

更には、周りを見渡せば6歳どころか1~2歳の頃から飲食店や大人同士の集まりの場で子供がスマホをジーっと見ている場面に遭遇する。

そういう時、子供の目は思いっきり中心に寄っている。

実際に本の中でも画面を凝視している時間が長いと視野が狭くなる事、その影響についても解説されていた。

子供の近視が急増している


スマホが普及して10年以上。
子供の視力低下は年々増えているらしい。

文部科学省による令和4年度学校保健統計では、裸眼の視力が1.0に満たない割合は、小学生では約37%。中学生では60%を超え、高校生ではなんと70%にものぼっています。
(中略)
さらに、この調査では、視力0.3未満の子供が全体の11.9%を占めています。0.3%未満というのは、教室のいちばん前に座っていても黒板の字が読みづらいレベルです。
(中略)
この調査が開始された昭和54年当時は、視力1.0未満の小学生は現在の半分にも満たない18%弱、中学生でも35%程でした。

著書より

そりゃ、そうだよね。
ファミコンが発売された年を調べてみたら、昭和58年だった。

つまり、調査が開始された昭和54年は「電子機器」はTVと喫茶店のテーブルにあるゲーム?位しかなかったという事だ。

目の能力が完成していない子供が、電子機器ばかり見つめて生活をしている。

これって良いワケがない。

では、どう付き合うか?


文部科学省のHPにも、子供の視力に関する調査結果や「目の健康を守るための啓発資料」等が掲載されていた。

元々、目について子供にアレコレ口うるさく言ってきた。

でも改めて思うのは、子供には「目が悪くなるとはどういう事か?」が分からないと言う事。

特に、視力が1.0未満の場合「目が良い」という状態を経験した事がなければ「目が悪い」「目が悪くなった」という自覚もおきない。

子供自身が「目」に興味を持てるような資料を探していたら、「日本眼科医会」という財団法人のHPに子供向けの「目に関する漫画」が掲載されていた。

冊子にして配って欲しい(笑)
とりあえず、近いうちにコレを印刷して子供に渡してみよう。

って言うか、そういう漫画どこかに売ってないだろうか??


そして、本の中では「スマホアイ」の予防・改善策が沢山紹介されていた。

この中から早速取り入れてみたのは

・目薬
・ホットアイマスク

特に目薬は、大人なら3時間に1回程度、子供は朝・晩+電子機器を使用した時に点眼した方が良いらしい。

今まで「目が乾いた」と感じた時位しか使用していなかったので、驚いた。

更には「電子機器使用時の目の休憩ルール」や、子供とのルール決めについても書かれていたので徐々に取り入れていきたい。

目の定期健診をもっと促した方が良い


本を読み終えて、目の定期健診が普及しない事は問題な気がした。

近所の眼科医のHPを見ても「緑内障手術なら当院へお任せ下さい」とか基本的に「悪くなってから」について重点的に書かれている。

でも本を読む限り、目と脳は密接に関係していて「目を守る」事は相当重要な事だと思う。

それなのに「眼科検診」があまり叫ばれていない。

学校でも視力検査はある。

だけど、歯科検診は個人でも定期健診に通っている人が多いのに対して眼科に定期健診で通っている人って聞いた事がない。

いや、これって絶対に必要だよね?

何であまり多くないんだろう?
儲からないから?

睡眠・歯に並んで、目についても色々試していきたい。
そんな事を感じた一冊だった。

子育て中の人、子供に関わる仕事をされている人には絶対に読んで欲しい一冊でした。


子供と睡眠に関する話。

子供と歯に関する話。

<あとがき>
レーシック手術をして10年以上経過し、私も徐々に視力が落ちてきました。
先日の検診では久しぶりに1.0未満になり結構ショックを受けました。
子供の体操教室等を見学していても、メガネ姿の子供がチラホラいて、メガネをかけながらのマット運動や鉄棒は大変そうだな…と感じます。
メガネやコンタクトのケアも鬱陶しいし、経済的にも余計な負担ですよね。
もっと世間の「目」への関心が高まると良いな…と思いますが、目が悪い方が経済が回る…と考える人もいる気がして、普及の壁を感じます(^_^;)

今日も有難うございました。


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