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管理栄養士が考える。子どものためのコンビニ飯。

コンビニでの食事どう選ぶ?


栄養バランスを考えて選ぶ機会を!

塾やスポーツなどの際に、お子さんが自分でコンビニに寄って食事を購入するということもあるでしょう。どのような食事選びをしているでしょうか?

・おにぎり1個とスイーツ
・カップラーメンのみ
・パンと炭酸飲料

といった組み合わせがよくあるパターンです。

限られた金額の中で、自分の食べたいものや優先したいものを選んで食べることが多い年頃ですね。たまになら。と思う部分もありますが、この機会にお子さん自身が正しい食事選びをできるよう、親としてちょっとアドバイスしてみてはいかがでしょうか。

自分で栄養バランスを考えて選べる力を身につけておくことも、この先、進学して一人暮らしになったときや大人になったときにきっと役立つことでしょう。そして何より、今の健康を維持することにつながりますね。運動する子であればなおさら、1食1食が身体づくりにつながります。

栄養バランスを考えて選ぶ方法
コンビニでの選び方もやはり、以前お伝えした主食・主菜・副菜を揃える。という基本を押さえておくと簡単です。

それそれのグループから1品~2品ずつ選ぶと栄養バランスがとりやすくなります。

<例>
主食    おにぎり
主菜・副菜 具だくさんスープ

主食・主菜 オムライス
副菜    野菜サラダ

主食・主菜 唐揚げ弁当
副菜    野菜サラダ

主食 そば
主菜 ゆで卵
副菜 青菜のおひたし

など


上記に加えてヨーグルトなどの乳製品を合わせたり、果物を組み合わせて食べるのもよいでしょう。

ちょっと一手間のコンビニ飯


それだと金額的にかなりかさんでしまう!という場合はお家から少し持っていきましょう。おにぎりだけを用意したり、簡単な副菜や果物など子ども自身で用意できるものをもっていけば、親の作る負担も少なくなります。そして不足するグループ(主食、主菜、副菜)をコンビニで補うと良いですね。

オススメ!家で簡単に用意できるスープジャーレシピ
コンビニで不足分を補うのに、家から持っていくメニューにおすすめなのがスープジャーに入れたスープ。材料を放り込んで熱々でもっていけば、ジャーの中でゆっくり保温調理され、食べるときには野菜は柔らかく、しっかり味がしみ込んだ状態で食べられます。手の込んだことは必要ないので子ども自身でも用意できますよ!

今回は主菜+副菜がメインとなるレシピを紹介!
おにぎりだけをコンビニで買えば、金額的にも抑えられて栄養バランスも整うレシピを紹介。ほぼ1食分の野菜が摂れる内容になっています。

【ソーセージとキャベツのポトフ風】


〈材料〉1人分
キャベツ 2枚(90g)
ミックスベジタブル 30g(冷凍カット野菜でも)
ソーセージ 2、3本
コンソメ 小さじ1/2 
水  200ml
塩・こしょう少々

〈作り方〉

  1. キャベツは食べやすくちぎる。

  2. 鍋に水とコンソメを入れ沸騰したらミックスベジタブルを冷凍のまま入れ、キャベツ、ソーセージも入れて塩、こしょうをする。

  3. 一度しっかり沸騰させたら熱々のうちにスープジャーへ注ぎ、出来上がり。


【鶏団子と白菜の中華風】


〈材料〉1人分
冷凍やチルドの鶏団子 60gくらい
白菜 100g
ねぎ 20g
鶏ガラスープの素 小さじ1
水200ml
塩・こしょう 少々

〈作り方〉

  1. 白菜とねぎは食べやすく切る。

  2. 鍋に水と鶏がらスープの素を入れ、沸騰したら鶏肉団子と1を入れる。

  3. 一度しっかり沸騰させたら塩・こしょうで味を整え熱々のうちにスープジャーへ注ぎ、出来上がり。


【冷凍餃子と豆腐のスンドゥブ風】


〈材料〉1人分
冷凍餃子 5個くらい
豆腐(木綿でも絹ごしでも) 1/4丁
白菜   80g
しめじ  20g
にら   20g
ねぎ   20g
キムチ鍋の素 適量(メーカーによって濃縮具合が変わるので表示に合わせて調整ください。)
水 200ml

〈作り方〉

  1. 白菜とねぎ、にらは食べやすく切る。しめじは石づきを取ってほぐす。

  2. 鍋に水とキムチ鍋の素を入れ、沸騰したら1の野菜類、冷凍餃子を冷凍のまま入れる。具に火が通ったら、豆腐は大きなスプーンを使って一口大にすくって入れる。

  3. 一度しっかり沸騰させたら熱々のうちにスープジャーへ注ぎ、出来上がり。


これから春休みを迎える子どもたち。少し時間にゆとりがある日を狙って、スープジャーレシピにチャレンジしつつ、コンビニでの選び方についてアドバイスしてみてはいかがでしょうか?




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