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ステキなクリエイターさん達の素晴らしいノートをまとめています。
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#日記

あんまり引き寄せない。

あんまり引き寄せない。

こんにちは、ぷるるです。
私は昔から望んだものを引き寄せるのが、すこーしだけ得意です。
その力を使って、ちょいちょい願いを叶えてきました。

実例を少しだけご紹介します。

・小1の頃、習うことを許されなかったが、ものすごくバレエに、特にトゥ・シューズに憧れていたら、親戚のおじさんが買ってくれた。

・大学生の頃に漫画を1本描き、「知り合いに編集者がいたらなあ・・・」と思っていたら、東京に行った先

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コーヒーと百の物語

コーヒーと百の物語

「今日は、スターバックスに寄って帰ろうと思うの」
雪だし、リモートワーク推奨だし、
今日はもう帰るね。
スタバの新作があーだこーだと少し話してから、「お疲れさまです」と言ってオフィスをあとにした。

スターバックスは満席だった。
いつもより帰りの時間はずいぶんと早く、雪の日だというのに。

ドトールも満席だった。
なんていうか、今日はそういう日なのだと思う。
外出したなら、コーヒーのひとつでも飲ん

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神様のこんぺいとう

神様のこんぺいとう

「これ、誰のお土産?」

会社の、お菓子置きのひとつを取って、そのひとは言った。
不思議な形のプラスチックーーーあれはなんて言うんだっけ? 三角錐? に入った色とりどりの青を持ち上げながら、首をかしげる。

ずうっとあって、誰も食べない。
会社のお菓子置きだもの、個包装で食べやすいやつからなくなってゆく。
お中元とお歳暮で届く「ありがとう」と書かれたマシュマロは、おいしいけれど不評だった。
個包装

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まつながちゃんの癖

まつながちゃんの癖

「まつながちゃんって、癖あるよね?」

あのころは、「まつながちゃん」と呼ばれていた。
たくさん、導いていただいた。
わたしはずっと生意気で
伸ばされた手に、うんと甘えていたし、自然体であろうとした。
そしてそれは、背伸びをすることでもあったような気がするし、いまとあまり変わらない気がする。

あのころのわたしを思い出すと、いまでも勇敢な気持ちになる。
いまのわたしが弱くなったわけでもないし、あの

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岡本太郎展・・・たろさの大爆発を見た!!

岡本太郎展・・・たろさの大爆発を見た!!

こんにちは、ぷるるです。
今日は愛知県美術館にて開催中の、「岡本太郎展」に行ってきました。

「たろさはやっぱり、この目で見ねばなんね!」との、強い気持ちに駆られて。
 ※たろさ=岡本太郎氏の愛称(命名タナカカツキさん)

数十年前に、岡本太郎美術館へ行って以来のたろさだなあ。

まずは岡本太郎について、簡単なご説明を。

私の岡本太郎評は後述するとして、まずは作品の一部をご紹介しましょう。

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ボリュウムを上げて

ボリュウムを上げて

なるほどね、と思っていくつかの顔を思い出した。

ひとりめは、なかなか控えめなひとだった。
傷つけることも、傷つくことも恐れていた。
でも、作るものに関しては折れずにいた。

ふたりめは、「あはは!笑って嫌ですって言ってやりました!」と言っていた。
やっぱり、作るものには折れないひとだった。
なんでも笑って話してくれる、強いひとだった。

そして、みっつめに思い出した顔の話をする。



正直に

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この1日だけでも、生まれてきた価値がある。

この1日だけでも、生まれてきた価値がある。

そんな気持ちが、心の奥底からやってくる時がある。

この気持ちが訪れるシチュエーションは様々。けれど初めて体験した日は今もはっきり覚えている。

23歳の春のことだ。

当時の私は、毎日がとても辛かった。

家庭はトラブルが続き、親子関係は険悪で気が休まらない。

証券会社の営業職だったが、ノルマが辛くてキツくて毎日辞めることばかり考えていた。そのくせ踏ん切る勇気がない自分が憎かった。

小さな目

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