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#英語

一語の宇宙 | 再帰代名詞 | themself / themselves

一語の宇宙 | 再帰代名詞 | themself / themselves



英語をはじめとするヨーロッパ系の言語を学ぶとき、初期の段階で丸暗記しなくてはならないことがある。

「人称代名詞」は繰り返し出てくるので、きちんと覚えておかないと、学習が遅々として進まなくなる。

英語を学びはじめたとき、誰でも
「アイ・マイ・ミー」と暗記したはずだ。

「主格、所有格、目的格、所有代名詞、再帰代名詞」の順番に並べて復習してみよう。

人称変化

所有格と再帰代名詞

一応全部

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一語の宇宙 | ~を避けて | around

一語の宇宙 | ~を避けて | around

「around 」という単語を覚えるときには、「about」という単語とセットで覚えておくと良い。

「about」も「around」も、「約、およそ」という意味では同じだが、厳密に言うと違いがある。

「ある地点のまわり」とか
「およそ○○」という場合、
「about」は「その地点自体を含む」。
それに対して「around」という場合、
「その地点自体は含まない」。

例えば、厳密に言うならば

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Over the Rainbow🏳️‍🌈

Over the Rainbow🏳️‍🌈

写真は先日わたし自身が撮ったもの。
きれいでしょ😊。
わたしの住む街は、最近、夕方まで雨で、夜になる頃にやむことが多かった。
だから、私はここ一週間で、数回大きな虹を見ることが出来た。

虹を見てるとき、
🎵「Over the Rainbow」🎵を
思い出していた。

https://youtu.be/HwkYgUZuAG0?si=XHGlKhBewdIuTHP1

https://yout

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一語の宇宙 | not (~ではない)

一語の宇宙 | not (~ではない)

「not」。
英語を学び始めた初期の頃に学ぶ。
この単語が1つあるだけで、正反対の意味になるから、非常に大切な「否定」の言葉だ。

しかし、「否定する」のはけっこう大変なことだ。考え出すと、想像以上に厄介な代物に思えてくる。

(1) 次の文を否定文にしなさい!

中学1年生の頃から、
「次の文を否定文にしなさい」なんていう問題をやらされる。

「I have a dog. 」を否定文にするなら

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一語の宇宙 | 来た見た勝った | "veni, vidi, vici"

一語の宇宙 | 来た見た勝った | "veni, vidi, vici"

「veni, vidi, vici」はラテン語だが、有名なフレーズなので、英和辞典にも掲載されていることが多い。
元老院に対するジュリアス・シーザーの簡潔な戦況報告の言葉。
意味は「来た、見た、勝った」。

英訳されると、
I came, I saw, I conquered.

リーダーズ英和辞典によれば、
「veni, vidi, vici」の(英語としての)発音は、
「ウェイニ ウィーデ

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一語の宇宙(9) | 夏至 | summer solstice

一語の宇宙(9) | 夏至 | summer solstice

今年は6月21日(金)が夏至。

「summer solstice 」とは「夏至」のこと。
「winter solstice」と言えば「冬至」のこと。
だから、「solstice」に対応する日本語は「至」(し)。

「至」とは、太陽が赤道から北、または南にもっとも離れた時のことを意味する。

「sol」(太陽)と動詞「sistere」(静止する)を語源にしている。

私はたまに、「equinox」

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一語の宇宙(7) | work

一語の宇宙(7) | work

workという単語は、名詞として用いられる時と、動詞として使われる時がある。

名詞としてのwork

まずは、名詞としてのworkから。

辞書には、たくさんの語義が並ぶが、「仕事」という意味と「作品」という意味を覚えておけば、英語の試験ではOKだ。

「仕事」という意味では「不可算名詞」(数えられない名詞、複数形がない)、「作品」という意味では「可算名詞」(数えられる名詞)。

可算名詞と不可

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一語の宇宙(6) | that

一語の宇宙(6) | that

(問題)
次の英文を日本語に訳しなさい。
(制限時間30秒)

I think that that that that man used was wrong.

(ヒント)

「that」が4つ並んでいるが、

1番最初の「that」は、 I think that 主語+動詞の「~だと思う」という節(せつ)を作るthat。

2番目の「that」は、「that」という言葉そのもの。

3番目の「

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関係代名詞主格の省略に関する一考察

関係代名詞主格の省略に関する一考察

最近、Kazuo Ishiguro の
'The Buried Giant'(忘れられた巨人)を再読している。

作品の内容を楽しむというより、文章を追って文法的に面白いところを探すという楽しみ方をしている。

カズオ・イシグロの英語の文体は、私が思うに「受験英語」を極めた人の英語のようだ。方言はほとんどなく、そのまま暗唱して覚えれば、受験や資格試験の英語の答案で模倣して借用しても良さそうだ。そ

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一語の宇宙(4) | thrice

一語の宇宙(4) | thrice

 英語で「1回、2回、3回」と表現するとき、1回は「once」、2回は「twice」、3回以上は「three times」のように「数字 + ~times」のように表現することを学校で学ぶ。
 しかし、「3回」を意味する単語もある。「thrice」[スライス]は、3回を意味する単語。

 一般的には「thrice」は、「あまり使わない古語」だと言われているが、使用されることもある。

 「1回」「

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一語の宇宙(1) | term

一語の宇宙(1) | term

 ちょっと気分転換してみたくて、新しいマガジンを作ってみました。
 シリーズ化するかは未定ですが、1記事1単語を取り上げていくつもりです。
 今回は「term」という単語について、思い付くことを書きます。
#一語の宇宙
#term

term[ターム]という単語を辞書で調べると様々な意味が載っています。

「言葉」「期間」「時間」「間柄」など、たくさん訳語があります。
termという言葉に対応

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語学エッセイ | 冠詞について

語学エッセイ | 冠詞について


英語の冠詞 | 日本語の助詞

 英語を学習し始めてすぐに学ぶのが「冠詞」である。
 「This is a pen.」 や「This is an apple.」のような文。初学者でさえ、「a」「an」という不定冠詞を知っている。しかし、1つのものと2つ以上のものとを文法的には区別しない日本語話者にとっては、「a, an」のような冠詞なんて必要ないのではないか?、という疑問を持つ。 

 たしかに

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Rory's Story Cubesで遊んで英語を学ぼう

Rory's Story Cubesで遊んで英語を学ぼう

紹介

Rory's Story Cubes (略してStory Cubes)について話しましょう。これらのストーリーキューブで英語を学ぶのは楽しいことです!私はこれらのストーリーキューブをさまざまな能力で使用し、老いも若きも生徒と一緒に長年にわたって成功を収めてきました。この記事では、これらの手法のいくつかについて詳しく説明します。さらに、エクスペリエンスを向上させることができるいくつかの関連製

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「動名詞and動名詞」が主語の場合、次に続くbe動詞は?

「動名詞and動名詞」が主語の場合、次に続くbe動詞は?


不定詞の場合たまに気になって調べて、結局忘れてしまうことは多々ある。

今回は忘れないように、いつもよりちゃんと調べてみた。

以前英文法の本で、不定詞(to+動詞の原形)の箇所を読んでいて、次のような文に出くわしたことがある。

To love and to be loved is the greatest happiness in life.

なにげない文なのだが、私が気になったのは、「

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