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レイの頭の中

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痛くて怖くて醜くて醜悪で不細工な鎧の相談事

痛くて怖くて醜くて醜悪で不細工な鎧の相談事

ふと思うのだが、今の時代多くの人が「ペルソナ」なしでは生きていけないのではないだろうか。自分に正直に、まっすぐに生きる人間には、ずいぶんと生きずらい世界になった。
昔から生きづらさは感じていたし、「正直に生きる」といろんな人に騙されて終ぞ人間不信になっていることも、否定はしない。
それでも僕は「鎧を着こむ」ということを、極力しないように心がけている。それは、僕の人生を生きる生き方に反するからだ。

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生きることは勇気が必要だ

生きることは勇気が必要だ

唐突だが、「今日も頑張って生きていこう」と思って
朝布団からゾンビのようにはい出たことがあるだろうか?
もしも経験済みであれば、あなたは僕と似た様な悩みをお持ちなのかもしれない。他人事で申し訳ないが、本当にお気の毒だと思う。

この世界は本当にディストピアで、いつうつ病を発症して行動不能になるのか、怯えながら過ごしている。生きるためには、いつだって「勇気」が必要なんだ。惰性で毎日生きている人たちは

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失ったものではなく、手に入れたものを探す

失ったものではなく、手に入れたものを探す

失敗をすると、なんでか知らないけどすべてを失ったと勘違いする。不思議なもので、「手に入れたもの」ではなく「何を失ったか」で判断する生き物らしい。
それは、僕も例外ではなく。むしろ、何も手にしていないからこそ、「今持っている何か」に縋り付いるような。そんな、奇妙な感じがした。

ことの発端は、ちょっと仕事で挑戦して失敗したことだった。自分でテストする分には問題なく動作するが、クライアントが使用してみ

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誰かの正解に縋りたい「君」と、自分を貫いた「僕」

誰かの正解に縋りたい「君」と、自分を貫いた「僕」

「ねぇ、この世界ってすごく生きづらいね」

そういって、生きづらさを外に押し付けてないだろうか。
「生きづらい」と実感して、どうしようもなく心が悲鳴を上げる。その都度、僕は「自分の人生を生きているのか」を自分に問いかけるようにしている。

自分の人生を生きるときに、とても厄介になるのが「他人の正解の見えるか」という現象だ。これは、SNSや各種メディアによって実行され、無意識のうちに、僕らの心の中に

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エッセイ;山道の思考

エッセイ;山道の思考

一面に広がる大パノラマ。360度、見渡す限り一切人工物がない。人の介在しない大自然が、僕の眼下には広がっていた。ありのままの大自然が持つ莫大なエネルギー、その偉大さを思い知らされる。その地に根を張り、どっしりと構える木々には、ある種の神秘性を感じ取ってしまうほどだ。

山頂から、その努力の結晶ともいえる頂の景色を眺めていると、不思議な気分になる。達成感、とはまた違う。何とも言えない、不思議な心境だ

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旅の終わりと本とつながり

旅の終わりと本とつながり

お疲れ様です!
今年のGWはどのようにお過ごしでしょうか?
僕は、Xで少し触れていましたが旅をしていました。

旅をしていると、様々な人に出会います。基本的に、人間嫌いで独りぼっちを愛していて、関りを最小限にしている僕ですが。
それでも、この旅で少なくとも10人の人と交流を持ちました。

旅をしてみると、思ったより人と会話をしないで済みます。
YouTubeやTikTokなどの動画を見ていると、「

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【エッセイ】燃え上がる夕日のように

【エッセイ】燃え上がる夕日のように

真っ赤な太陽の光が、自分の体を包み込んでいく。まるで、気分が沈んでいることを、責められているようだ。失敗続き、嫌いなことの多い人生だったが、この瞬間だけは行き急ぐ必要があるように思えて仕方ない。

なぜなら、自分と中心にして燃え上がるような感覚。火刑にでも、されているような、そんな錯覚を覚える。視界が徐々に染まり、唐突にその世界は、業火の灯へと姿を変える。

僕は普通に生きているだけなのに。その事

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【エッセイ】好きを貫いて生きていく

【エッセイ】好きを貫いて生きていく

雨音を聞きながら、一人自宅で黙々と読書をする。
小さなマンションの、小さな部屋で。たくさんの本に囲まれながら、サイズの合っていない椅子を、小さく歪めて今日も本を読む。

媒体は、紙であることに拘りがある。本を読むときの効果音が、「ペラペラ」で定着しているからかな?それとも、僕は単純に、電子ページに慣れていないからなのか。

ただ、「読書」という行為が大好きなのだ、僕は。
ここだけを切り取ると、媒体

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コスパよく生きる

コスパよく生きる

コスパよく生きるなら、読書をしたほうがいい。
これが、僕の20年の人生で導き出した唯一の結論だ。

コスパよく生きるって難しい。だって、定義づけができないから。
とはいえ、「自分らしさを持って生きる」「悩み少なく生きる」と思えば、やはり時間効果を考えても、金銭面でも、読書が最強であることは揺らがないだろう。

直感的に、コスパよく生きたければ、人当たりのいい人間になればいい。そして、その能力は今の

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【エッセイ】砕け散れ、世界

【エッセイ】砕け散れ、世界

どうでもいいから、何でもいいから世界が崩壊しないだろうか。今すぐに神様が降臨して、そのまま真っ二つに割ってくれないか。そうだ、そうすれば、もっといい世界になるんじゃないか。

そんな下らない妄想をする。それほどまでに、この世界は生きづらいんだと思う。くだらない人間関係、要らない心配、無駄な不安に、こちらの心配を掻き立てるだけのSNS。溢れかえる無駄な情報に、もう見るだけで疲れてしまう。

自分はS

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生きる意味探しを辞めて自由になろう【生きるための哲学】感想

生きる意味探しを辞めて自由になろう【生きるための哲学】感想

こんにちは、レイです。

「どうせ死ぬのに生きる意味は何か」という問いかけを、自分自身に行ったことはないだろうか?少なくとも、この自問自答を僕は数百回は行っている。
ただ、明確な答えを得られたことはなく、試行錯誤の段階だ。

この生きづらさが全開で立ち向かっている現代。僕たちはこの問題に取り組み、考え、自分なりに向き合っていなかければならない。ただ、こんなに難しい問題だが、教育機関ではこの問いに解

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【エッセイ】変革と心の傷

【エッセイ】変革と心の傷

本を読んでいると、人生が変わる瞬間がある。まるで、小説の中で主人公ではなく、ヒール。つまり、悪役に感情移入して賛同してしまった時のように。

そうなると、非常に不思議なものでこれまで「自分が正義だ」と思っていたことが、本当にどうでも良いことに感じてしまう。自分の根幹を揺らがせる出来事、衝撃というのは、きっとそんなことなんだろう。

価値観が一変するということは、「自分が価値を感じたことに価値を感じ

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【エッセイ】無趣味と読書

【エッセイ】無趣味と読書

「なぁ、お前の趣味はなんだ?」
「え、読書だけど」
「なるほどお前は無趣味なのか。やってて楽しいことはないのか?」
「さぁ?別に、自分のしたい事をしていけばいいだろ。趣味なんて人に威張るものでも、自慢することでもないだろ?自分が好きなことで継続していることでしかないんだから」
「だからお前はモテないんだよ」

そういって、僕の友人は豪快に笑った。

今日はこんな会話、一幕を切り取って少し考えてみた

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【エッセイ】軽く小説を嗜む日があってもいい

【エッセイ】軽く小説を嗜む日があってもいい

本を読むときは、時間を決めて読み込む。それは、小説の読み方だ。僕は基本的に小説を読む際には、1時間と決めて読み始める。それ以上の時間集中していると、その後の作業に響くからだ。もちろん、休日で何もない日には5時間ずっと本を読んでいることもある。
ただ、今回は軽く小説を楽しむことをテーマにして考えてみた。

小説を読んでいる間、周りの情報は可能な限りシャットアウトが理想的だ。その状態で、本と自分との対

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