水色堂

インコの水彩画や読書感想文です。

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インコの水彩画や読書感想文です。

記事一覧

本の感想『発達性トラウマ』みきいちたろう/著

発達性トラウマ障害という言葉は、トラウマ治療で名高いベッセル・ヴァン・デア・コーク氏が提唱した概念なのだそうです。 表紙に書かれている通り、内容は発達障害とは関…

水色堂
11か月前
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聴いてくれるコザクラ

水色堂
1年前
17

たたずむコザクラインコ

水色堂
1年前
12

本の感想「今すぐ使える誰でもつかえるフラッシュバック対処と予防」服部信子/著

これはとても分かりやすかったです。 フラッシュバックと言っても、戦争体験ほどの壊れる体験より手前の、自分自身がトラウマと抱えている小さなものにでも対応できる内容…

水色堂
1年前
5

飼い主を見上げるまん丸のコザクラインコ

コザクラインコは上から見ると本当に丸い(=可愛い)です。が、外見を裏切る鳴き声とくちばしの強さ(噛まれると泣きます)にご注意です。 飼われる検討をしていらっしゃる方…

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1年前
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布をかぶって寝ているセキセイインコ

水色堂
1年前
12

本の感想「暴力を知らせる直感の力」ギャヴィン・ディー・ベッカー

著者はアメリカで長く暴力犯罪から身を守る助言や、身辺警護を生業としているスペシャリストの方だそうです。自身も危険の溢れた家庭に育ちながら、そこを起点に培った知恵…

水色堂
1年前
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本の感想「虐待サバイバー」植原亮太

はっきりした虐待が認知されてなくとも、この本のような感覚を持っていて、苦しんでいる人は以外に多いのじゃないかと思いました。 この本に出ている全ての人が現在どうさ…

水色堂
1年前
5

『親子はおんなじキャリア年数』とどこかに書いてあるのを読んだ。いいなこの言葉、と思った。

水色堂
1年前
1

本の感想「私を振り回してくるあの人から自分を守る本」 Joe/著

著者は、モラハラ対策のカウンセラーをやっていらっしゃる方だそうです。 この本では、人をコントロールしたがる人とは『やってほしいことを、思わせぶりな態度で示す者』…

水色堂
2年前
4

本の感想「人を動かす対話術」岡田尊司/著

久しぶりに本を読めました。著者の方はパーソナリティ障害の治療で有名な精神科医の方のようで、これまでにも何冊か読んだことがありましたが、今まで読んだ中でも、自分と…

水色堂
2年前
2

本の感想「うまくいっている人の考え方 完全版」ジェリー・ミンチントン著

帯には、『18年間読まれ続けて100万部』と書いてありました。 自己啓発本というのは、何冊も読むのではなく、こうした良い本を2〜3冊選び、繰り返し心に落ちるまで…

水色堂
2年前
5

セキセイインコのこと

セキセイインコは 小さい頃は 誰でもお鼻がピンク色 大きくなると ノーマル、 オパーリン パイド、 スパングルの男の子のお鼻は 青色になる 大きくなると ノーマル、 オ…

水色堂
2年前
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コザクラインコのこと

コザクラインコは 英語でLove Birdと呼ばれている コザクラインコの男の子は 頭が丸くて 甘えんぼう コザクラインコの女の子は 頭が平らで お転婆さん コザクラインコ…

水色堂
2年前
9

インコが教えてくれたこと

ほとんどの悩みはとるにたりない 本当は知ってるよ しぬほどのことなんてそうそうないと だけど 心は辛く感じるんだね 安全基地をもらったら、安心できた 「いていいよ…

水色堂
2年前
11

植松努「NASAより宇宙に近い町工場」読書感想文

cakesでも連載されている、植松努さんの「NASAより宇宙に近い町工場」を読んでみました。 読みやすくてやさしい口調で、早い人なら一日で読み終えてしまうと思います。 単…

水色堂
2年前
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本の感想『発達性トラウマ』みきいちたろう/著

本の感想『発達性トラウマ』みきいちたろう/著

発達性トラウマ障害という言葉は、トラウマ治療で名高いベッセル・ヴァン・デア・コーク氏が提唱した概念なのだそうです。

表紙に書かれている通り、内容は発達障害とは関係なく、ストレスとトラウマを結びつけ、ストレス障害として扱うというものでした。

上記のようなトラウマは、私達がトラウマという言葉を聞いて、まず思い浮かべるような短期的な激しい出来事と区別するようです。
成長していく上で受けた日常的な、単

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本の感想「今すぐ使える誰でもつかえるフラッシュバック対処と予防」服部信子/著

本の感想「今すぐ使える誰でもつかえるフラッシュバック対処と予防」服部信子/著

これはとても分かりやすかったです。

フラッシュバックと言っても、戦争体験ほどの壊れる体験より手前の、自分自身がトラウマと抱えている小さなものにでも対応できる内容だと思いました。

トラウマというのは、一時期のとてつもなく大きなものとしてやってくるものと、地味に積み重なって気がついたら大きくなってしまうものと、二つの種類があるのではないかと思うからです。
地道に積み重なったものに苦しんでいる人は大

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飼い主を見上げるまん丸のコザクラインコ

飼い主を見上げるまん丸のコザクラインコ

コザクラインコは上から見ると本当に丸い(=可愛い)です。が、外見を裏切る鳴き声とくちばしの強さ(噛まれると泣きます)にご注意です。

飼われる検討をしていらっしゃる方は、ぜひ、全力で鳴いた時の甲高い鳴き声(しょっちゅう全力で泣きます)と、噛まれた時にどうなるか、コザクラインコを飼ってらっしゃる方に聞いてから、決められることをお勧めします。長ければ10年〜15年か、それ以上付き合うことになりますから

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本の感想「暴力を知らせる直感の力」ギャヴィン・ディー・ベッカー

本の感想「暴力を知らせる直感の力」ギャヴィン・ディー・ベッカー

著者はアメリカで長く暴力犯罪から身を守る助言や、身辺警護を生業としているスペシャリストの方だそうです。自身も危険の溢れた家庭に育ちながら、そこを起点に培った知恵を活かしてこのような職業につくようになったようでした。

本の中で扱われている事件はアメリカらしく(?)本当に命に危険が及ぶようなケースが多かったですが、悪質な嫌がらせに対する対処法も記されています。
対応として本のタイトルにある「直感」を

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本の感想「虐待サバイバー」植原亮太

本の感想「虐待サバイバー」植原亮太

はっきりした虐待が認知されてなくとも、この本のような感覚を持っていて、苦しんでいる人は以外に多いのじゃないかと思いました。

この本に出ている全ての人が現在どうされているのか知りたいなあと感じました。健康で生きてらっしゃることを願います。ただ、中でお一人、癌になってしまわれた方は、最後は辛いままでいなかったことを願うしかありません。

本当は、この本に出ている方は、カウンセリングに繋がれた、実はそ

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『親子はおんなじキャリア年数』とどこかに書いてあるのを読んだ。いいなこの言葉、と思った。

本の感想「私を振り回してくるあの人から自分を守る本」 Joe/著

本の感想「私を振り回してくるあの人から自分を守る本」 Joe/著

著者は、モラハラ対策のカウンセラーをやっていらっしゃる方だそうです。

この本では、人をコントロールしたがる人とは『やってほしいことを、思わせぶりな態度で示す者』と表現しています。そして、その人の親切心や罪悪感を促して、あくまで相手を自主的に動かそうとする者が、人を支配する人物だと定義していました。

反対に、そんなパワハラ相手に振り回されてしまう方とは、『他人の感情や思考を察しすぎる人』であり、

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本の感想「人を動かす対話術」岡田尊司/著

本の感想「人を動かす対話術」岡田尊司/著

久しぶりに本を読めました。著者の方はパーソナリティ障害の治療で有名な精神科医の方のようで、これまでにも何冊か読んだことがありましたが、今まで読んだ中でも、自分としてはとても役に立つことを知ることができて良かった著作でした。

本の中の文章をそのまま引用させていただきますが、私は『対話は、克服ではなく、その逆に役割を果たしていることが多いように思える。追い詰め対立することが現実には頻繁に起きている。

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本の感想「うまくいっている人の考え方 完全版」ジェリー・ミンチントン著

本の感想「うまくいっている人の考え方 完全版」ジェリー・ミンチントン著

帯には、『18年間読まれ続けて100万部』と書いてありました。

自己啓発本というのは、何冊も読むのではなく、こうした良い本を2〜3冊選び、繰り返し心に落ちるまで読み込む方がいいのかな、と思わせられる本でした。

一番心に残ったのは、7番の箇所でした。

人が自分の間違いを認めたがらないのは、自分を責める気持ちに嫌というほど苦しめられているから、これ以上、苦しみたくないからであること。

自分が間

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セキセイインコのこと

セキセイインコのこと

セキセイインコは
小さい頃は
誰でもお鼻がピンク色

大きくなると
ノーマル、
オパーリン
パイド、
スパングルの男の子のお鼻は
青色になる

大きくなると
ノーマル、
オパーリン
パイド、
スパングルの女の子のお鼻は
ベージュ色になる

大きくなると、
ハルクイン、
ルチノーの男の子のお鼻は
全体がピンク色になる

大きくなると、
ハルクイン、
ルチノーの女の子のお鼻は
鼻の穴の周りだけ、白っぽ

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コザクラインコのこと

コザクラインコのこと

コザクラインコは
英語でLove Birdと呼ばれている

コザクラインコの男の子は
頭が丸くて

甘えんぼう

コザクラインコの女の子は
頭が平らで

お転婆さん

コザクラインコは気が強い
指を噛まれたらかなり痛い(涙)

それでも愛らしい
ぬいぐるみの様なコザクラインコ
一緒に過ごすほどに好きになる

インコが教えてくれたこと

インコが教えてくれたこと

ほとんどの悩みはとるにたりない
本当は知ってるよ
しぬほどのことなんてそうそうないと

だけど 心は辛く感じるんだね

安全基地をもらったら、安心できた

「いていいよ」って
思われることから
生き始めるんだね

大事に大事に扱って
がんばって世話するほど

愛着がわいた
信頼が生まれてきた

失敗もゆるしたよ

君がヘコまず
自分自身を認められたら
ちょっとやそっとのことは
もちこたえられると知

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植松努「NASAより宇宙に近い町工場」読書感想文

植松努「NASAより宇宙に近い町工場」読書感想文

cakesでも連載されている、植松努さんの「NASAより宇宙に近い町工場」を読んでみました。
読みやすくてやさしい口調で、早い人なら一日で読み終えてしまうと思います。

単純なようで、なかなか誰も言わない様な大切なことを素朴に含んでいる文でした。

「楽をすると無能になってしまう」こと

「楽をして自信を得たい人は自分がもってる知識をひけらかして、他人を評論するようになります。人の自信を奪う評論は

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