本の感想「今すぐ使える誰でもつかえるフラッシュバック対処と予防」服部信子/著
これはとても分かりやすかったです。
フラッシュバックと言っても、戦争体験ほどの壊れる体験より手前の、自分自身がトラウマと抱えている小さなものにでも対応できる内容だと思いました。
トラウマというのは、一時期のとてつもなく大きなものとしてやってくるものと、地味に積み重なって気がついたら大きくなってしまうものと、二つの種類があるのではないかと思うからです。
地道に積み重なったものに苦しんでいる人は大勢いるのではないかと憶測しています。
実行する時に自分にとって大変なのは「今」が自分にとって怖いもので、そこに向こうとすることに拒否反応があることでした。
今から気を逸らす癖がこんなに身についていたと認識して自分を怖く思いました。
感想と合わせて、読んでいた時期に知った、故ロビン・ウィリアムズさん(1951年〜2014年)の言葉を書き添えておきます。
I think the saddest people always try their hardest to make people happy because they know what it’s like to feel absolutely worthless and they don’t want anyone else to feel like that.
「本当の悲しみを知っている人は、周りの人の心に明かりを灯すことに一生懸命になれる人だ。何故なら、彼らは「お前には価値がない」と言われる辛さを知っていて、他の誰にもそんな思いをさせたくないからだ。」
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