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Bicerinが教えるイタリアの歴史と食文化

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Bicerin広報担当者が皆さんにご紹介するイタリア食文化。 郷土料理やイタリア人の日常に根付いたあるあるまで、色々ご紹介して行きます。
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2022年9月の記事一覧

イタリアの秋の風物詩 〜焼き栗〜

イタリアの秋の風物詩 〜焼き栗〜

イタリアがヨーロッパ最大の栗の産地で、その中でもトリノが州都のピエモンテ州はイタリアでも有名な高級栗の産地であることは先日の記事にアップいたしました。

そして栗の収穫が始まるとトリノはもちろん、イタリア各地で焼き栗の屋台があちこちに出てきます!

そしてこれがなども美味しい!

日本でも昔はあちこちの駅に「天津甘栗」のお店があったみないな感じですね。あ、でも中国本土の天津は海辺の町で甘栗はもとよ

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トリノの郷土菓子 〜マロングラッセ〜

トリノの郷土菓子 〜マロングラッセ〜

トリノので取れる栗は世界的にも有数の高級品です!

そして焼き栗の他にこの時期街に溢れかえるのがマロングラッセ!!
濃厚なトリノの栗にシロップをしっとりと効かせたマロングラッセは、世界中で愛されています!

そしてBicerinでもこのトリノ産のマロングラッセをふんだんに使った栗スイーツをご用意しています!

店舗によりメニュー内容も異なる展開を致しますので、各店舗ごとのバリエーションもお楽しみに

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トリノの郷土菓子 〜モンテビアンコ〜

トリノの郷土菓子 〜モンテビアンコ〜

日本でも人気の栗スイーツの代表はやはりモンブラン!

フランス語でモンブラン(白い山)と呼ばれる、フランスとイタリアの国境となる雪深いアルプス山脈をモチーフに考えられたお菓子です。
そしてイタリアからの呼び名は同じくモンテビアンコ(白い山)!

お菓子の方のモンブランもモンテビアンコも、どちらも皆様ご存知のように、濃厚な栗のピューレとしっとりとしたフレッシュクリームが特徴です。

Bicerinで

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9月17日 【イタリア料理の日】

9月17日 【イタリア料理の日】

本日9月17日は「イタリア料理の日」なんですよ。長年広報の仕事をしておりますが、この記念日を知ったのは割と最近。
世の中色々な記念日がありますね。

イタリア料理の日
イタリア料理の普及・発展、イタリア文化の紹介、調理技術・知識向上を目的に、イタリア料理のシェフを中心に活動を行なっている日本イタリア料理協会が制定。日付はイタリア語で「料理」を意味する「クチーナ」(CUCINA)を917と読む語呂合

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トリノの郷土料理 〜クリのパスタ〜

トリノの郷土料理 〜クリのパスタ〜

ピエモンテは世界有数の栗の産地!!

その良質な栗は乾燥させたのちに石臼で弾き、最高級の栗粉としても世界に輸出されています。

トリノをはじめイタリアの様々な栗の産地では、お菓子の材料としてはもちろんの事、パスタとしても楽しまれています。
小麦粉の代わりとして手打ちのパスタに練り込んだり、ジャガイモの代わりにニョッキにしたり!
いずれもバターやクリームと合わせてリッチな味わいに仕上げるのがBice

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9月15日 Happy birthday to UMBERTO II !!

9月15日 Happy birthday to UMBERTO II !!

Bicerinのグランドメニューのパンケーキの名前にもなっているウンベルト2世。
イタリア王国最後の国王として歴史に名を刻んだ偉人です。
9月15日はそのウンベルト2世のお誕生日。
ハッピーバースデー!!

9月9日 人間将棋ならぬ人間チェス 【Partita a Scacchi】

9月9日 人間将棋ならぬ人間チェス 【Partita a Scacchi】

北イタリア、ヴィチェンツァ県の小さな町「Marostica(マロ―スティカ)」で2年に1度行われる人間チェス。15世紀に、一人の女性の恋人の座をかけて勝負をしたチェスの試合を記念した言われPartita a Scacchiと呼ばれるこのお祭り、多くの観光客がイタリア全土から訪れます。

今年は11日までの開催です。

さて、タイトルからピンときた方も多いと思いますが、日本でも将棋の街、天童市では毎

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9月3日 【サンタ・ローザの祭り】

9月3日 【サンタ・ローザの祭り】

トリノのお祭りではありませんが、イタリアの有名なお祭りですので是非ご紹介を!

毎年9月3日はヴィテルボの守護聖人サンタ・ローザの祝祭日に繰り広げられる幻想的な夜のお祭り。
ヴィテルボ(Viterbo)はローマから70km、ラツィオ州の北部に位置する中世の面影を色濃く残す人口約6万人の都市。

電飾と松明で光り輝く高さ30m、重さ5トンの塔を、選ばれた100人の市民が担いで行進します。

なんとも

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