バロ

色々残したい。音楽、漫画、映画、日本が好きな中年男性。心霊とか怖い話とかホラー映画も好…

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色々残したい。音楽、漫画、映画、日本が好きな中年男性。心霊とか怖い話とかホラー映画も好む。更に切ない歌があればどこまでも行ける。スキ押してくれると嬉しい。

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シェルター

交通誘導員と目が合った 恥ずかしげもなく抱き合う恋人同士と 目が合った 思い出す僧侶と目が合った 山々の間の怪獣と目が合った ジョゼと虎と目が合った 飛び降りた人と目…

バロ
1か月前
3

嵩張る、卓上に無い物

肘を擦りむく程転んでしまった明け方に 誰かが待っていてくれたら起き上がった 瞳孔が開くのを待っていたが まだ生きられるようで仰向けになり あと少し生きたら海 あと少…

バロ
1か月前
1

星を見ていた

星を見ていた もうどうにもならない事ばかりで 夜になる前に 夕凪色の薄闇に光る天にある点を 悲しくもなく 起こる事を受け入れてしまう僕は 近くの大事な 砂漠の水のよう…

バロ
1か月前
3

症候群

雨が降り始めたから 遊びのように始めたプロジェクトもお仕舞い 寒いからお揃いの半纏を買った 君に似合うとか関係無い僕のエゴです 治安が悪い所には行きたくないよ でも…

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2か月前
1

rainbow seminar

君は酸みたいな遠い地上の動画と 格闘して疲弊しきっているのに 気付かないまま環境を変えやしない わかるよ俺も同じで少し後を飛んでいる小蠅 だから参加するのが意味があ…

バロ
3か月前
1

七色星群(the seven colored starcluster)

君達が思う結末に成らなくて済まない 吐いた息が宇宙に漏れて逝くのが まだ少し踊るような人生に見えて 秘密を怪物の鱗に添えた 独りの真夜中は誰もが怪物に成れる 弦が切…

バロ
4か月前
3

残響はずっと鼓膜を焼き続け ミサイルは親族の墓を破裂させ 約束する人々は居なくなり 独りきりになってしまった 世界の選択に少しでも抗えば 舐めきったインターネット鼻…

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6か月前
4

反魂

ブラインドの壊れた窓 雑居ビルの4階 人が2人乗ったら窮屈な昇降機 探偵気取りの貴方と2人 終末前の小悪魔が集まる屋上 件の窓から見える景色 薄く埃が積もる机とソファ …

バロ
7か月前
1

ケルビム

爆音の波状の振動で 慌ててイヤホンを外して しばらく傷付いて癒しのパンケーキ求めて 表皮はぼろぼろの魂で また明日、なんてお気楽過ぎて 楽観的過ぎやしないかって で…

バロ
7か月前
1

キジムナー

他人事のように聞いていてよ 世の中のハート型を嫌うよ 水っぽい料理をありがたがって 透明になった瞬間に悪口になるでしょう ねえ 人を傷つけた人が収益を得た動画 言い…

バロ
8か月前
1

lasted rest

僕よりずっと頭が良い君が 偏っていくのが怖かった ニュートラルな人だった頃 美味しかった果物 波で変わる光の反射 底が見えるから覗いてみてよ ミネラルウォーターに金属…

バロ
8か月前
2

pray

ジェーンドゥが言ったから これが最後の鼓動だ その時の後悔は計り知れないだろう 何故なら僕らはやり残した事ばかりだ 最近見た悲しい夢は 君と仲直りする夢 そして朝が来…

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8か月前
2

キミノフツウ

凶悪犯じゃない普通人間も レプリカントみたいな顔して 主人公を目指して下唇出して 恥ずかしい記録を短い動画で ちらつかせたら中身の無い普通普通凶悪普通 馬鹿ばかり助…

バロ
10か月前
1

RE:Reborn

光に透かした 木洩れ陽みたいな言葉を砕いた 向き合った嫌いな自分はいつか 他人に投影されて そいつを壊そうとする衝動的に パスワードがイタい野薔薇少女 肥満体のバン…

バロ
10か月前
3

〇の波

泣きながらバスに乗り込む子ども達 腐ったシュークリームを舐める犬 3度大きな音がして赤く腫れた空 曲がったレール 曲がった手足 自分を信じられなくなったら 息を殺して…

バロ
1年前
4

ドント、リーブ、ミー

馬鹿が君の価値を問うている 馬鹿は馬鹿であることに気付かず 可哀想に恥を晒して生きている 可哀想に 潰したトマトをテストの山にかけて 誰かの青春が終わっていく 夜の…

バロ
1年前
1
シェルター

シェルター

交通誘導員と目が合った
恥ずかしげもなく抱き合う恋人同士と
目が合った
思い出す僧侶と目が合った
山々の間の怪獣と目が合った
ジョゼと虎と目が合った
飛び降りた人と目が合った
歌い出しでミスって目が合った
騒がしい向かいの住人と目が合った
今沈みゆく底無し沼の被害者と
目が合った

嘘吐き
貴方の妄想にリスクに願いに祈り
濁点ばかりの語りに自ら憤る
その目は地面ばかりを落として
僕は何を言っただろ

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嵩張る、卓上に無い物

嵩張る、卓上に無い物

肘を擦りむく程転んでしまった明け方に
誰かが待っていてくれたら起き上がった

瞳孔が開くのを待っていたが
まだ生きられるようで仰向けになり
あと少し生きたら海
あと少しで雨

許し合うなどおこがましい
他者の幸せなどうとましい
自分の海や雨を定義しては
求めて
問うて

準備不足でも寝不足だ
歩き出すなど無理な話だ
終わらない夢を見た

擦りむいた肘を掲げて
死なない朝を掌に
この線を超えて行け

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星を見ていた

星を見ていた

星を見ていた
もうどうにもならない事ばかりで
夜になる前に
夕凪色の薄闇に光る天にある点を
悲しくもなく
起こる事を受け入れてしまう僕は
近くの大事な
砂漠の水のような大事な物を溢す
嗚呼と漏らし
天を仰いでも見えたのは星だけだ

症候群

症候群

雨が降り始めたから
遊びのように始めたプロジェクトもお仕舞い
寒いからお揃いの半纏を買った
君に似合うとか関係無い僕のエゴです
治安が悪い所には行きたくないよ
でも災害は平等で
腸が出るくらい抱きしめて
肉が腐り果てて骨だけになったら
僕らは地球と一つになる

鮫や獅子が狙っているよ
幸せになるなんて許さないと牙を見せて
溢れ出す烏賊の墨はいつも
生臭いのに先の未来は美味しいと言っている

僕は騙

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rainbow seminar

rainbow seminar

君は酸みたいな遠い地上の動画と
格闘して疲弊しきっているのに
気付かないまま環境を変えやしない
わかるよ俺も同じで少し後を飛んでいる小蠅
だから参加するのが意味があるって
虹色のセミナーに2階から金を落としてる
天使って意味の外国語を
漢字にして名付ける田舎の親が
祭壇に辿り着く前
蛍光色の骸骨に阻まれた画像が
その最後まで拡散し続けた
そして重症患者が刻々と増えている
青唐辛子が関節の隙間に入っ

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七色星群(the seven colored starcluster)

君達が思う結末に成らなくて済まない
吐いた息が宇宙に漏れて逝くのが
まだ少し踊るような人生に見えて
秘密を怪物の鱗に添えた

独りの真夜中は誰もが怪物に成れる
弦が切れる程息継ぎ無しの
新しい日を誰もが望んでいる
今のままでは来ないことも知っている
矛盾を超科学でマイナスにする
無かった事にする「説」に涙流して

花束の様な七色星群
昴と名付けられている
湿った宇宙の僕らの呼吸の果ての世界
アルコ

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鴉

残響はずっと鼓膜を焼き続け
ミサイルは親族の墓を破裂させ
約束する人々は居なくなり
独りきりになってしまった
世界の選択に少しでも抗えば
舐めきったインターネット鼻で笑って
swipeしていたら爆発音

他人の家のイルミネーション
綺麗だと思うより電気代を気にした
外を照らす光に金をかけているのは
水不足の時に洗車する人だと吹聴
乳児が居る家なんだろう
乳児だらけの家なんだろう
と不幸な思考しか出

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反魂

反魂

ブラインドの壊れた窓
雑居ビルの4階
人が2人乗ったら窮屈な昇降機
探偵気取りの貴方と2人

終末前の小悪魔が集まる屋上
件の窓から見える景色
薄く埃が積もる机とソファ
臙脂色の夕焼けが射す

目出し帽を被って奇妙に踊る
関節が外れたように
父の名を逆から呼んで踊る

空には昏い渦が聴こえない歓声を吸い上げ
卵は魂の代わり
迷った村人はいずれ吸い上げられる
トランペットが高らかに鳴る

指紋の様な

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ケルビム

ケルビム

爆音の波状の振動で
慌ててイヤホンを外して

しばらく傷付いて癒しのパンケーキ求めて
表皮はぼろぼろの魂で
また明日、なんてお気楽過ぎて
楽観的過ぎやしないかって
でも全部、焦っても無駄だって
それよりも足元の
その足元のガラス片に光
気付かなかったよね

今死にそうな僕らも
アルミに反射した光を持ち
外装を何重にもした安い心も
海の写真をチラつかせれば思い出に変わる

明日、また明日って
どんだ

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キジムナー

キジムナー

他人事のように聞いていてよ
世の中のハート型を嫌うよ
水っぽい料理をありがたがって
透明になった瞬間に悪口になるでしょう
ねえ

人を傷つけた人が収益を得た動画
言い合った人が罹患していたかどうか
この毒酒を呑んだなら行きましょうか
正解を持つ人の声は
何故そんなに大きいのでしょうか
答えを持たない人を崖へ追いたてる
正しいことをしていると脳内麻薬を滴らせ
手錠の隙間から見たら
心地悪い学校の椅子

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lasted rest

lasted rest

僕よりずっと頭が良い君が
偏っていくのが怖かった
ニュートラルな人だった頃
美味しかった果物
波で変わる光の反射
底が見えるから覗いてみてよ
ミネラルウォーターに金属片
夏の午前四時か冬の午後五時
地球の傾きに耐えられず
軋み歪む空間の隙間を埋める様に
僕は喉の奥に叫び声を残し
君をかたどった白線をなぞる
僕は何処に居る
前後左右から少し外れている
話す資格もないかもしれない
ギターでディスコード

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pray

pray

ジェーンドゥが言ったから
これが最後の鼓動だ
その時の後悔は計り知れないだろう
何故なら僕らはやり残した事ばかりだ
最近見た悲しい夢は
君と仲直りする夢
そして朝が来る
トム大佐は宇宙から戻れない
戻れない戻れないし戻れない
金網にしがみついた指を
一本一本外して聴いているよ
デヴィッド・ボウイ
抽象的な問いには答えられない
だけど
当たり前の生活を明日も
暮らせると思っているのは
何%かの確率で

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キミノフツウ

キミノフツウ

凶悪犯じゃない普通人間も
レプリカントみたいな顔して
主人公を目指して下唇出して
恥ずかしい記録を短い動画で
ちらつかせたら中身の無い普通普通凶悪普通

馬鹿ばかり助けない救われない
見渡すばかり静寂の水面に刻まれた月
少し青い
あの日触った上流の沢
それが今やカビだらけの浴槽の蛇口
あれからキミは誰の偶像
アイドルが安く引きずられる現代

まとまりがないまま
まもなく0時でまだまだ
モラハラの糞

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RE:Reborn

RE:Reborn

光に透かした
木洩れ陽みたいな言葉を砕いた
向き合った嫌いな自分はいつか
他人に投影されて
そいつを壊そうとする衝動的に

パスワードがイタい野薔薇少女
肥満体のバンドマンに貫かれた
踊るように下流に流されていった
馬鹿にしていたのに
そうかほうかやだやだもう浸水してる

命からがらや涙を飲んでも僅か
ドラマティックやペシミスティック等
無くても進む双六に真顔で賽を降る
昨日も明後日も思い出の何処

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〇の波

〇の波

泣きながらバスに乗り込む子ども達
腐ったシュークリームを舐める犬
3度大きな音がして赤く腫れた空
曲がったレール
曲がった手足

自分を信じられなくなったら
息を殺して地下室に篭っていた
部屋の隅の蛍を目で追っていたが
それすらも存在していなかった

知らない人が不幸になっている
それを栄養にして沢山笑う人がいる
馬鹿が承認欲求を裸で満たしている
年齢だけ重ねた子供ばかり生き残る

天地無用の光が

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ドント、リーブ、ミー

ドント、リーブ、ミー

馬鹿が君の価値を問うている
馬鹿は馬鹿であることに気付かず
可哀想に恥を晒して生きている
可哀想に

潰したトマトをテストの山にかけて
誰かの青春が終わっていく
夜の県道で酔っ払った女が
自分のことを主人公だと思い込んで
性器の準備をしている
可哀想に間違っちゃいない
あなたは主人公だ

行けるなら行こう
君の知らない未来へ
もう病気になったかもしれない体を連れて
隠し事だらけの友達も連れて

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