七色星群(the seven colored starcluster)


君達が思う結末に成らなくて済まない
吐いた息が宇宙に漏れて逝くのが
まだ少し踊るような人生に見えて
秘密を怪物の鱗に添えた

独りの真夜中は誰もが怪物に成れる
弦が切れる程息継ぎ無しの
新しい日を誰もが望んでいる
今のままでは来ないことも知っている
矛盾を超科学でマイナスにする
無かった事にする「説」に涙流して

花束の様な七色星群
昴と名付けられている
湿った宇宙の僕らの呼吸の果ての世界
アルコールも望まぬ夜の性も花冠を編んだ畑も
田舎の視線も都会の無関心も
何者でも無い僕らが一瞬特別になった奇跡と
平地を駆ける腐った土の上の風に
名前が無い様に

ただ歌う度光るあの星群
怪我ばかりのリスナーへの取材

この世界では誰かを想うだけでいつかは失うことがあらかじめ決められているからさ
泣きたくなるくらいの感情の強さは感じただけでまた糧になってるけど
喪失し続ける
それは削られていく
喪失を得る残された側は
君は僕を馬鹿にして笑うだろう

視力の弱い僕等には見えない
the birth day
seven colored starcluster

王様がその愛した人が星になって
酸素の無い宇宙で笑ってる
誰かがロンドンくらいから論じてる
足元を見ろって
笑わせる
笑っていられる
昴って名前だっけ
心は距離を超えて

飲んだ酒の種類より
呑んだ時の気持ちを見ている

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