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無職日記

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#無職日記

どんなにドン底でも、苺タルトが美味いと思える日は来る

どんなにドン底でも、苺タルトが美味いと思える日は来る

休職期間6ヶ月+無職3ヶ月の
無職になって3ヶ月が経つ。休職期間を含めると、仕事から離れて9ヶ月だ。
「休職」や「無職」は、マイナスの出来事として捉えがちだ。特に、メンタルダウンなどの不調が理由の場合は。だけど最近は、そんなにマイナスでもないかもな、と思うようになった。むしろ、じっくりと自分と向き合う時間を過ごせて、今となってはありがたいなぁ、と思う日々である。
とはいえ、休職し始めた頃は最悪な状

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 無職日記#11 「これからどうしよう?」の不安が頭を埋め尽くしたときは、今に意識を向けてみる

無職日記#11 「これからどうしよう?」の不安が頭を埋め尽くしたときは、今に意識を向けてみる

夜に訪れる、思考の渦

22時を過ぎると、いろいろなことが脳内を駆け巡る。日中は見ないふりをしている不安や迷いが、一日の終わりへ差し掛かった静寂とともに姿を現すのだ。
ゆっくりお風呂に浸かって、ヨガでもして、おとなしく布団に入って眠ればいいものを。一度回り始めた脳は止まってくれない。

これからどうする?
このままで良いわけない。
体調が安定しないのは言い訳かもよ?動き始めたら変わるかもよ?
そう

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無職日記#9 休むときに大切なことは、とにかく焦らないこと。そして、心地良いことをすること。

無職日記#9 休むときに大切なことは、とにかく焦らないこと。そして、心地良いことをすること。

心身の調子を崩すと、この先ずっとこの状態が続くのではないかと絶望する。出口の見えないトンネルをひたすら歩き続けなければいけない感覚に陥る。光もなく、手探りで暗闇の中を恐る恐る進むしかない。前へ進めているのかもわからない。

私は今年の5月に適応障害と診断された。ボロボロの状態で休職に入り、6ヶ月。復職できず、退職となった。現在は無職ライフを謳歌している(といっても、今は体調を崩してしんどい)。

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無職日記#7 しんどくなった時こそ、自分のペースを知るチャンス

無職日記#7 しんどくなった時こそ、自分のペースを知るチャンス

ここ数日間、絵を描く元気も、文章を書く元気もなかった。どうしてこんなに疲れているのだろうと振り返ってみると、ほぼ毎日、外出などの予定が詰まっていたからだった。
私は、内向的な性質である。外出や予定のある日が続くと、家にこもりたくなる。たとえ、どんなに楽しい予定でもだ。その時は楽しいのだが、後からどーんと来る。部屋にこもって布団にくるまり、ひたすら寝る。何もしない日がないと、どんどんエネルギーが削ら

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無職日記#6 なんだかモヤモヤしたときは、あえて受け入れてみる。

無職日記#6 なんだかモヤモヤしたときは、あえて受け入れてみる。

モヤモヤしたとき、すぐに解消しようとしがちだ。白黒はっきりとわからない状態は、どうにも気持ち悪さがある。だけど、解消しようと焦るほど視野が狭くなって、眠れなくなり、ずーんと心も体も重くなる。
だから、一度受け入れてみることにした。

「お〜きたか〜お茶でも飲んでいきや〜」

なんて心持ちで。

そしたら、ふっと心が軽くなったのだ。
解決できたわけではないけれど。「きっといつか、わかる日が来る」と思

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無職日記#5 音楽を楽しめる。そんな当たり前のことが、今はすごく嬉しい。

無職日記#5 音楽を楽しめる。そんな当たり前のことが、今はすごく嬉しい。

久しぶりにピアノを弾いた。
楽器を弾いたり、歌を歌ったり、好きな曲を聴いたり。音楽を楽しむのにもエネルギーが必要で、元気がないと難しいことなんだと知ったのは、大学生の頃にメンタル不調になった時だった。
今年5月に適応障害と診断され、休職していた間も例外ではなく、音楽を楽しむことはなかなか難しかった。
音楽が流れてきても耳を素通りして、頭に入ってこない。頭の中が将来への不安や生きていくことへの絶望で

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無職日記#4 生理痛に支配されて腹が立ったのでnoteを更新して昇華する。

無職日記#4 生理痛に支配されて腹が立ったのでnoteを更新して昇華する。

この日がやってきた。下腹部をものすごい力で握られひねりつぶされるような痛みに襲われる日が。「イタタタタタタタタァ!」とお腹を押さえながら布団の上をのたうち回る。
今月は先月より痛みが強い。だいたい、一番痛みが激しいのは朝方で、ここを乗り切ればだいぶ楽になる。
予防策として前日の夜、寝る前にロキソニンを飲むのだがあまり意味がない。起きるときにはとっくに薬の効果は切れて、痛みとともに目覚める。布団から

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無職日記#3 「助けて」と声を上げることが生きやすさにつながるのかもしれない

無職日記#3 「助けて」と声を上げることが生きやすさにつながるのかもしれない

今日は皆既月食。寒空のベランダで、双眼鏡を覗いた。月が少しずつ欠けていく様子も、すっかり地球に隠れて赤黒く夜空に溶け込んだ姿も幻想的だった。
ご飯を食べてても、映画を見ていても、やっぱり空の様子が気になって、30分おきくらいに母とベランダへ出ては、「おお〜!すごいすごい!」なんて言いながら二人で空を見上げた。のんびり空を見上げるくらいには、心のゆとりができてきているのだろう。

今日は、市役所で手

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