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「死」に触れる記事

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記事一覧

死にたくて消えたい夜は死ねばいい

死にたくて消えたい夜は死ねばいい

死にたくて消えたい夜を、これまで何度経験してきただろう。

悲しくて辛いのに、何が嫌なのか言語化できなくて、言語化できない分、それが涙に変わって溢れてしまう。

誰かに助けを求めたいのに、助けてという勇気はなくて、自分を傷つける行為に走ってしまう。

そんな死にたくて消えたい夜を、私はあと何度乗り越えたらいいんだろう。

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ここ最近は、自分で自分の可愛がり方を

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【反出生主義者の目指す最期】 人類全員で「せーの!」で心中するのだ

【反出生主義者の目指す最期】 人類全員で「せーの!」で心中するのだ

反出生主義(読み方は「はんしゅっしょう」)を持つ私が理想とする人類の最期について書く。

なおこれは反出生主義者を代表する意見ではない。
あくまでサンプルの一つとして捉えていただければ幸いだ。

~理想の最期~

出生を控えることで優しく段階的に人口減を図る

人口減が加速

インフラ維持に黄色信号が光る

赤信号になる前に人類全員で「せーの!」で心中する。安楽死薬や安楽死マシンを行き渡らせ

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すべてうまくいきますように

すべてうまくいきますように

やはり2023年が終わる前に書いておこうと思う。今年のベスト映画。

わたしはちょくちょく映画館に行く。今年はBunkamuraが休館中なので少ないかと思っていたけど、ふりかえると2ヶ月に一度ほどのペースだから、思ったほど減ってはいなかった。

そんななかで、わたしがベスト映画に選びたいのは今年の2月に有楽町まで観に行ったフランソワ・オゾン監督作品「すべてうまくいきますように」だ。

この映画では

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妹の自死から3ヶ月が経った

妹の自死から3ヶ月が経った

昨日は久しぶりに、亡くなった妹を思って声を出して泣いた。

友達が家に来てくれて、話を聞いてくれたから。

妹の自死を打ち明けた人は何人もいたけど、詳細まで人に話したのは初めてだった。

妹が首をつってしまったこと。

お母さんが一番に発見したこと。

見つかったとき、とても苦しそうな顔をしていたこと。

警察が来たこと。

遺書はなくて、突発的なものだったということ。

紐などを見ると妹の死を連

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死にたい人

死にたい人

もうアラサーだって言うのに

小学生の頃からずっと死にたい私は

まだ死にたい人として生きている。

昼職に復帰し、風俗に復帰し、

なんならアダルトビデオに出ようなんて

そんな風に意欲的に私は暮らしている。

表向きは。

親のいない、精神異常の薬物依存女は

とにかく金がかかるのだ。

精神科に通いながら、処方された薬と

市販薬をODしても全く眠れない日々が

永遠と続いて

もうお願いだ

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家賃補助と安楽死

家賃補助と安楽死

先日、引っ越しをしたことで学生用の家賃補助を受けることができた。
補助金を受けるための物件の条件は「部屋に個人のお手洗いがあること」「家賃が月々450ユーロ以下であること」であった。

ホームステイ的な部屋の間借りや、複数人で物件を共有させないための措置なのだろうが、中々興味深い制限の仕方だと思う。
しかし、トイレがついてる部屋を見つけることは簡単なことではない。自分は丸2年かかったことを付記して

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安楽死の小説

安楽死の小説

安楽死を扱ったSF小説無いものだろうか?
洋画で一つ見つかったが、求めている感じじゃなかった
ノンフィクションでライフサークルの取材記録みたいな作品もあったけど
結局「命を大事にしよう」とか「難しい問題だね」とか、小学生の作文並みの薄っぺらい結論でお茶を濁すような陳腐な作品には辟易してるんだよ
もっと、人間のどうしようもない性とか業とかを抉り出すような作品を求めている

例えば、今よりもっと安楽死

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自由に自分の命を終わらせる権利

自由に自分の命を終わらせる権利

いつの頃からか、無条件安楽死を求めるようになりました。
私たちに基本的人権があるように、自由に自分の命を終わらせる人命権利があると思います。
SF小説のような設定ですが、ある年齢に達したものは誰でも、自らが人生を終わらす最終決定をできる権利がある世界を想像します。

家族の意見にかかわらず、自らの判断能力も問わず、自分が死を選択したら、その選択を尊重して安楽死できる制度があると、どういう社会になる

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安全な安楽死マシン「サルコ(Sarco)」

安全な安楽死マシン「サルコ(Sarco)」

尊厳死・安楽死という言葉が、医療者ではなく、一般の人々にもだいぶ知られるようになってきたな、と感じています。
そんな安楽死について、X(旧Twitter)のタイムラインで偶然目にした情報にビックリ&興味がわいたため、記事として書きました。

内容は、オーストラリアの非営利団体、エグジット・インターナショナル(Exit International)が開発した「安全な安楽死マシン サルコ」について。

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続・安楽死論

続・安楽死論

昨日は、西尾維新さんの『ウェルテルタウンでやすらかに』をきっかけに、安楽死について書いてみましたが、もう少し考えを展開してみます。
昨日の記事は、こちらです ▼▼▼

わたしは積極的な安楽死の推進論者ではありませんが、「あってもいいかな」くらいの賛成派です。
というのも、世の中には壮絶な痛みや悩みに苦しむ人がいて、結果、自殺という、さらに苦しい選択をされるから・・・
その数、日本国内だけで約2万人

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気づいて欲しい

病気で寝たきりの娘と妻の介護疲れで、娘と妻を殺し自分も自殺するという事が起きた。すごく仲のいい家族だったそうだ。

医療の進歩で生かされ続けるけど死ぬ事ができないから、病気の本人も家族も辛い。

思い詰めてこういう事が起こるのだと思う。

夫は「ごめんな」と言い、妻や娘も「いいよ」と抵抗しなかったのかもしれない。

生きるのが辛い人は自殺に任せるしかないのですね。自殺できない人は苦しみながら生き、

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安楽死について

どうして同意しないのだろう。

タブーなの?

ぶっちゃけようじゃないか。

自分で寿命決めて死ぬことが出来る権利の設立を

周りに話してみるけど共感を得ない。

「いつまで生きるからわからないから不安だしとりあえず」我慢して余計な貯金を重ね、ここまで生きるならもっと遊べばよかったと後悔しながら、自分が体動かなくなっても人に迷惑かけながら生きるしかなくて。自殺できればいいが、だいたいは病気や怪我、

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アメリカ人医師がスイスで安楽死

少し前にこの記事を読んだときは衝撃を受けた。
周囲からは順風満帆の人生を歩んでいると思われていたアリゾナ州在住の54歳の医師が49歳の妹と共にスイスで安楽死をした。それにはExit Internationalという団体が関与し、彼らがPegasosという団体に紹介したらしい。

Pegasosは上記の通り、末期患者以外にも安楽死を提供しているらしい。この姉妹には男兄弟もおり、彼によれば二人とも健康

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死にたいからオーパドーズするのだと思うよ私は。

尊厳死法制化や安楽死法制化されておらず医療機関で、安楽死も出来ず延命治療で虐待のような苦痛が終わらない。
日本は、生きづらいだけじゃなくて死にずらい国でもありますからね。
私は自分が楽になりたいだけというのもあるけど、死ねなくてつらい思いしてる人の苦痛から解放する緩和ケアと安楽死のお仕事に、携われたら良いなと思っています。
日本も延命治療やめる尊厳死法制化ぐらいして頂きたいよ。