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続・安楽死論

昨日は、西尾維新さんの『ウェルテルタウンでやすらかに』をきっかけに、安楽死について書いてみましたが、もう少し考えを展開してみます。
昨日の記事は、こちらです ▼▼▼


わたしは積極的な安楽死の推進論者ではありませんが、「あってもいいかな」くらいの賛成派です。
というのも、世の中には壮絶な痛みや悩みに苦しむ人がいて、結果、自殺という、さらに苦しい選択をされるから・・・
その数、日本国内だけで約2万人です。

つまり、自殺という苦しみの頂点のような死に方に比べれば、安楽死は「まだしも」と思うのです。


そういう考え方に対しては、「死ぬのが簡単になったら、死にたがる人が増えるんじゃないか?」という反論が出るでしょうが、「安楽死をしたい」という意志表明は、ある種のセーフティーネットにもなります。
ほとんどの自殺が、誰にも相談することなく人知れず行われるのに対して、安楽死の希望はハッキリわかるフラグになるからです。

特に、近年増加傾向にある若年層の自殺に対しては、「生きること」の相談窓口だけでなく、「死ぬこと」の相談窓口は、むしろ救える可能性を増大させるのではないでしょうか?

もちろん簡単な話ではありませんし、考えるべき課題はたくさんあるでしょうが、『超』少子高齢化社会において『安楽死』は大きなテーマになっていくと思います。
冒頭でふれた西尾維新さんの本は、この問題を考えるきっかけになるはず。
重いテーマですが、独特のユーモアで軽やかに読める、推しの一冊です 😊




『トラスト・プロジェクト』は、画像生成AIを使って未来のヴィジョンを描き出し、共有する企画です。
明るく、幸せな未来を思い描くことで、その景色を引き寄せます。
概要解説のnote記事はこちら ▼▼▼

早く行きたいなら一人で行け
遠くへ行きたいならみんなで行け

みんなで行くには進め方が大切ですね 😊


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