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エッセイ・コラム・ショートショート等々

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ヘッダー画像は尊敬するナンシー関さんの著書です。
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#ナンシー関

【コラム】妻夫木聡に吉永小百合を重ねたあの頃

【コラム】妻夫木聡に吉永小百合を重ねたあの頃

妻夫木聡は平成の植木等だと天才脚本家の三谷幸喜氏が言っていた。
妙に腑に落ちた記憶がある。
こんな名言、ナンシー関しか生み出せないはずなのに。
そう、私は今も、そしてこれからもナンシー関を追いかけていくのだろう。

ナンシー関はテレビの向こう側の人(俳優、芸人、文化人問わず)はテレビの画面に映ったままの姿しか受け止めなくていいといった考えを持っていた。

「実はこの人ああ見えて本当は良い人なんだっ

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今さらだけど自己紹介を書いてみた

今さらだけど自己紹介を書いてみた

noteをはじめて2年以上が経った。
他のクリエイターさんの記事を読んでいて自己紹介の項目があると飲み込みの悪い私にはとても助かるのだが作り方がわからず放置していた。
多分やり方がわかった(気がする)ので今さらだけど自己紹介を書いてみる。

1983年生まれ。
東京ディズニーランドとファミリーコンピュータとおしんとためです。

小学生の頃の夢は漫画家。
漫☆画太郎先生宛に描き写しただけの原稿を送っ

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【エッセイ】残留思念の町

【エッセイ】残留思念の町

お元気ですか?
風邪なんかひいてませんか?
遊んでますか?
勉強してますか?
大型連休………楽しんでますか?

これじゃあまるで知る人ぞ知る中森明菜様のアルバム『ファンタジー〈幻想曲〉』に収録された語りだけのトラック「明菜から……。」じゃないか。と、早速わけがわからない出だしになってるが、要するに5月の大型連休如何お過ごしでしょうか?と、お尋ねしたかったのだ(まわりくどい)。
ちなみにこちら↓が「

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【エッセイ】詩とエッセイのねるとん紅鯨団(伝われ…)

『ココア共和国』(以下ココアと略します)という名の詩誌がある。
紙版と電子版があり、毎月28日発売するココアには100を超える詩が掲載されている。
今存在する詩誌でココアは一番アツく活気に満ちていて新しい挑戦をしていると個人的には思っている。
毎月投稿されてくる多くの詩を出来るだけ取りこぼしたくない編集者側の誠意が痛いくらい伝わる。
選考とはなんだろうかというそもそも論にまで意識が及んでしまう。

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ナンシーさんと松尾貴史さん

ナンシーさんと松尾貴史さん

『信仰の現場~すっとこどっこいにヨロシク~/ナンシー関』は私の頓服的文庫本である。

遂に最後のガラケー所有者になっていた。
当時の職場の昼休憩に誰もがスマホやタブレットでゲームをしたりネットショッピングでポチりあっていたりする中、たった一人のガラケー(自分)は超ハイテク便利機能ワンセグでドラマ『やすらぎの郷』を観ていた。
そうそう、地上波ドラマでタバコ吸ったっていいじゃないか。さすが倉本聰先生。

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【コラム】見事な伏線回収(有吉弘行さん)×(ナンシー関さん)

【コラム】見事な伏線回収(有吉弘行さん)×(ナンシー関さん)

ナンシー関さんが1998年の段階で見抜いていた【有吉弘行さんのふてぶてしさ】

『テレビ消灯時間2/ナンシー関(文春文庫)』に収録されたそのコラムには当時電波少年でユーラシア大陸をヒッチハイクで横断し(させられ)帰国後はお笑い芸人の枠におさまらず(本人が望んだというより周りがそうさせた)アイドルみたいな位置にいた猿岩石の有吉弘行さんを「童顔なのにふてぶてしさしか印象に残らない」とナンシーさんは綴っ

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【エッセイ】ファビュラスを求めて

【エッセイ】ファビュラスを求めて

最近とにかく眠い。
思い当たる理由はいくつかあるが重要なのは理由ではない。
それはそういう時期なのだということ。
十代の終わり頃にも同じようなことがあった。
その時ある方から
「人は脳が疲れた時、とにかく眠ろうと体にサインを出す」
と、教えてもらった。
その言葉をまた最近思い出している。

散歩しながら考え事をするのと
椅子に座って考え事をするのと
寝っ転がりながら考え事をするのでは負担が違う。

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【エッセイ】学年概念は毒か薬か

生きとし生けるものすべてに誕生日がある。
年齢は記号だよととりあえず先に自分から申告しておくと楽である。
楽であると感じるのは記号に縛られている証であって年齢に思うことがある人ではないだろうか。私はそうである。
お笑い界では第7世代が旋風を巻き起こしている。若くてフレッシュな春の風だ。当たり前だがそのうち第8世代がその役を担う日がやって来るわけだが、もう時の流れにはさからえないのだ。
年々同い年、

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【エッセイ】ふりむけばナンシー

【エッセイ】ふりむけばナンシー

私はナンシー関さんを尊敬している。敬慕、敬う、崇める…その類の言葉なら大抵当てはまる位の存在だ。
ナンシーさんをご存知ない方もウィキぺディアにびっしりと紹介されているのでご参照してもらえるとより詳細に理解していただけることかと…。

それでも簡単に(簡単すぎるが)ご紹介するとナンシーさんは消しゴム版画家でコラムニストで連載をいくつも抱えていた超売れっ子でした。
ナンシーさんのコラムはテレビから得た

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