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65歳以上のシニアの求人を出していた『LIFULL』から見える、高齢者の仕事のニーズ。

こんにちは、翼祈(たすき)です。
2024年7月5日、生命保険大手の明治安田生命が、2027年度から本人の希望に応じて、定年を現在の65歳から70歳まで延長する方針を発表しました。

今までは、いったん会社を辞めて、非正規で再雇用する形で70歳まで働ける様にしていましたが、そのことで給与水準は6割から7割に下がっていました。

新しい制度では、同じ働き方、同じ役割なら、今までと同じ金額が貰える以外にも、週3日勤務や4日勤務などの働き方も選べる様になります。

若手の人材流出や人手不足を背景に、経験や知識が豊富なシニア人材を活かす動きです。

この記事の本題でも、シニアの求人を出していた、とある企業の紹介です。

応募締め切り自体は2024年6月10日まででしたが、今後もしかしたら、再度求人が出るかもしれないとの期待を込めて、この記事を書きました。

厳しい経済環境や高齢化を背景に仕事を探す高齢者が増える中、不動産情報サイトなどを経営する企業『LIFULL』が、65歳以上を対象とした求人を出しました。採用枠は、高卒や大卒ならぬ「老卒採用」で、高齢になったら引退するといった「老い」の既成概念から卒業しましょうとの想いが託されています。

募集していたのは、法務、営業、クリエーティブ(コピーライター)の各部門で仕事をしていた経験者で、年齢の上限は設けず、採用者とは業務委託の契約を結びます。契約期間は当初1ヵ月から始め、実績に応じて契約更新をします。給料は応相談といいます。

今回は『LIFULL』が導入を決めた、シニアの求人について取り上げたいと思います。

『LIFULL』が65歳以上の求人を出した理由

「老卒採用」を行った背景には、「長年培った経験を今後も活かしていきたい」と希望するシニア層の増加があります。
 
厚生労働省の統計では、ハローワークに登録して仕事を探す65歳以上の有効求職者は、2013年度はおよそ12万人でしたが、2022年度は2倍以上のおよそ24万6000人まで増加しました。

『LIFULL』が65歳以上の就業者300人に行った実態調査でも、「経験や技能を活かして働くことを希望する」との回答が83%に上りました。
 
その反面、『LIFULL』の実態調査では、こうした意欲的なシニア層を「積極的に採用する」と回答した企業の採用担当者は、300人の中で21%に留まっています。仕事をしたいとの想いを受け止める企業が限定されているのが実情だとします。

参考:応募条件は65歳以上…新卒じゃなくて「老卒採用」を始めたLIFULLの狙いとは? この動きは広がるか 東京新聞(2024年)

『LIFULL』の伊東祐司社長は、「シニア層のスキルや経験を活かすことが日本社会全体の活気に結び付くことでしょう」と、その意義を強調し、「老卒枠」を採用する企業が拡大することに期待を込めています。

広がって欲しいなとは思いますが、

『LIFULL』に関しては、製作したインスタントハウスが、トルコ・シリア大地震や、最近だと能登半島地震の被災地でも、仮設住宅の代わりに建設されていました。

シニアの求人に関しては広がって欲しいなと思います。

母が、「手術して元気になって、仕事をしたいけど、年齢的に今から新規で仕事を探しても見つからないと思う」と言っていたからです。

「母に合う仕事が何かあればいいな」と思いますが、都市部だったり、ある程度の大きな会社でないと、なかなか待遇も安定している職場には出会わないと思っています。

両親はどちらも高齢者の年代ですが、この記事を書いて、これほどまでに仕事を探している人が多いことに気付きました。

物価高だけではなく、公共料金も高額になっていることや、円安などで、数十年前まで仕事をしなくても生活ができていた、高齢者と言われる年代の人も今は仕事を探して、働かないと生活が苦しくなるほど、日本が豊かな国ではなくなっています。

先に『LIFULL』の記事を読んでいて、最近冒頭に書いた明治安田生命の定年70歳という記事を読みました。

確かに長年積み重ねてきた経験者でないと、難しい仕事もまだまだ沢山あります。高齢者も仕事をし、仕事を求める現代だからこそ、シニアの求人を増やすことも大事だと感じました。


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