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愛しき言葉たち

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座右の銘や好きな言葉。 どこかで聴いたり読んだりしたお話の断片。 備忘録だと僕の目にしか触れないので、ここに記録しようと思った。
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2024年6月の記事一覧

リーダー論

リーダー論

老子の言葉だそうです。
老子は中国春秋時代(紀元前600年前後)における哲学者とのこと。
そんな昔から、人はリーダーについて考えていたのですね。
リーダーにも色々あると思います。
圧倒的存在感のリーダーは、まさに「リーダー!」って感じがします。
でも考えてみると、存在感が高ければ高いほど、リーダー以外のメンバーは存在感がなくなる気がします。
リーダー任せになったり、やらされの指示待ち状態のメンバー

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恋の終わり

恋の終わり

これも川村元気さんの「世界から猫が消えたら」の一節です。
恋は人が人生を生きる中で体験できる素晴らしい感情だと思います。
儚い感情でもあるのかもしれません。
つながった想いが、何かの事情でほどけてしまうこともあります。
その切なさは、切れないものが切れる痛みの体験です。
恋に落ちると世界に新しい色が1色追加されたような、新しい世界に身を置くような気分になります。
一方で恋が敗れると、新しい1色だけ

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変革者の条件

変革者の条件

組織に長い時間所属していると、どんな人でもマンネリ化は起きると思います。
そりゃあもう仕方がないです。
前例があり、前例と同じ選択をするのは、リスク回避の点で正しい選択ですから。
前例と同じか、それに近い成果を得る可能性が高いです。
でもリスクを回避ばかりしていては、良くても前例並み。
前例を超える大きなジャンプアップを得るには、前例に縛られないアクションが必要です。
前例に縛られないアクションが

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避けられない死と生

避けられない死と生

川村元気さんの著作「世界から猫が消えたなら」を読んだ時のメモにありました。
喜劇王と呼ばれたチャップリンが、映画の中で語ったセリフのようです。
死は怖いものです。
誰にでも等しくやってくるものであったとしても、流石に怖いです。
でも死が自分の身に到来するまでの間、生きることを避けることはできませんし、生きることに真剣に向き合う必要があるのだと思います。
生きることに真摯に取り組むことが、いつか、避

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親の寿命

親の寿命

人生の中で、人が人と出会うのは尊いことです。
親と子の関係はその最たるものと思います。
自分が子でも、自分が親でも、あるいは親子ではない関係で、大切な人との時間も、同じように考えると、会えた時の心が穏やかになりそうです。

人生における壁

人生における壁

会社経営の勉強をしていると、経営だけに限らず、人生の中で大事にしたほうがいいのかな、と感じることに出くわします。
「壁」は色々な話で比喩(ひゆ)やメタファーで使われることが多い印象です。
 越えられない壁は現れない
 厚い壁ならもぐるか壊せ
とか。
「無知」と言えば、ソクラテスの「無知の知」。
冒頭の言葉で言っている「無知」は、「不勉強」と読み替えるべきかもしれません。
勉強によって磨かれる知力は

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ムーブメントの起点

ムーブメントの起点

何かが起こり始めるのは、いつもたった一人の動きからなのでしょうね。
例えば明治維新での長州藩士の台頭も、吉田松陰という一人のキーパーソンの、過激とも言える情熱的な行動に端を発していると思いますし、アップルコンピュータの今の隆盛も、若者だった頃のジョブズやウォズニアックのひらめきが、その端緒にあるのだと思います。
起点が起点たる前に、起点を醸成する苗床とも言える環境の要請や、それまでに培われてきた歴

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時が決める人の価値

時が決める人の価値

何年か前のNHK大河ドラマ「真田丸」の最終回でのセリフみたいです。
メモによると2016年の年末ですね。
もう7年以上前なのか。
「真田丸」、良い大河ドラマだったと思います。
人の価値というか評価も、芸術作品や娯楽作品の評価も、時間を経て確定していくものかもしれませんね。
歴史上の人物も、例えば織田信長や明智光秀や石田三成とかの戦国武将も、固定化されていた人物像が改められたり、評価されたりしますし

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キャッチボールに必要なもの

キャッチボールに必要なもの

コテンラジオを聴いていると、過去の歴史の出来事を通して、時代に関係なく普遍性を持った大事なことに気づきます。
一連のシリーズ放送の合間に「番外編」というパーソナリティの皆さんのおしゃべりや、ゲストを迎えてのパネルディスカッションみたいな回もあり、そちらでも勉強になることがちょくちょくあります。
冒頭の一節も、「番外編」で聴いたもの。
キャッチボールはボールを投げる人とボールを受ける人、計2人以上で

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芸術と妥協の関係

芸術と妥協の関係

ミュージシャンの小田和正さんがNHKの番組で説かれていた言葉です。
僕のメモの日付は2017年でした。
調べてみると現在(2024年)、76歳だそうです。
発言されたのは60歳代後半の頃になりますね。
僕らは生活の中で、衝突がおこらないように妥協を繰り返しているのかもしれません。
振り切った個性で勝負できるのが芸術の分野なのでしょうね。
もちろん芸術の分野でも、オールマイティにウケようとしたならば

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リタイアは失敗ではない

リタイアは失敗ではない

白石康次郎さんというヨット乗りの冒険家がいらっしゃいます。
一度、講演を聴く機会があり、そのバイタリティや志の高さ、人の心に対する感度の高さなどに感銘を受けました。
白石さんがヴァンデ・グローブとは 4年に一度開催される、世界屈指の難易度と過酷さを誇るヨットレースです。
まず乗員は1名。
動力は風のみ。
壊れたら自分で治すし、病気やケガは自分で治す必要があります。
無寄港&無補給なので、必要な資材

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無駄という必要

無駄という必要

ムダはなくすべきものと認識されがちですよね。
一般的にはそれが正しいと思います。
でも、究極的にはムダも必要なんだろうとも思います。
ムダな時間を過ごしてしまったとしても、そこからしか学べないものはありますし、その時間があったからライジングする機会を得たりするものだからです。
仕事を考えても、勤務時間のスタートからフィニッシュまで一刻もムダにせずに没入しても、副作用や何かの歪みが起きそうです。

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挑戦に必要な2つの要素

挑戦に必要な2つの要素

東京都知事選に出馬される広島県の前の安芸高田市長、石丸伸二さんの著作を読んでいるところです。
その割と冒頭付近に書かれているのが上の言葉。
何かをする時には同時に2つの要素が必要なのは、よく聞く話です。
 知力と体力、
 洞察と行動、
 知識とお金、
 論語と算盤、
 道徳と経済…
石丸さんは挑戦に対して必要なのは、意思と能力であると説かれています。
考えてみるとなるほどと感じます。
 意思は十分

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空元気

空元気

「元気があれば何でも出来る!」
アントニオ猪木さんの言葉ですよね。
揚げ足をとるみたいですが、元気さえあれば何でもできるわけじゃないですし、元気がなくてもできる何かはありますよね。
一方で感じるのは、元気がある人には元気のある人が集まってくるし、元気のない人には元気のないひとが集まってくる傾向がありそうです。
元気のある人は、色々な能力や人脈を持っている傾向が強くありそうです。
結果的に「自分が元

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