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ムーブメントの起点

ムーブメントは、
楽しそうに夢中になるたった一人から始まります。

石丸伸二著「覚悟の論理」

何かが起こり始めるのは、いつもたった一人の動きからなのでしょうね。
例えば明治維新での長州藩士の台頭も、吉田松陰という一人のキーパーソンの、過激とも言える情熱的な行動に端を発していると思いますし、アップルコンピュータの今の隆盛も、若者だった頃のジョブズやウォズニアックのひらめきが、その端緒にあるのだと思います。
起点が起点たる前に、起点を醸成する苗床とも言える環境の要請や、それまでに培われてきた歴史や文化や技術もあるのでしょうから、何かの事情の起点は1つではないのでしょうけれど。
さて、石丸伸二さんが著作で書かれているムーブメント。
流行や大きな流れ、うねりの事を言われていると思います。
ブームと呼ばれる現象も、最初は少数のファンがカルト的に熱狂し、そこから徐々に一般化して行くものと思います。
最初に踊る人。
その人に共感、感化されて踊りだす人。
リーダーとフォロワーとも呼ばれますが、1人が2人に、4人に、8人にと、倍々に増えていくのがムーブメントですよね。
さて、ちょっと脱線するかもしれませんが、ムーブメントは英語ですよね。
ムーブメント(movement)は名詞、その動詞はムーブ(move)。
ムーブは「動く」の意味ですが、「感動する」という意味もあるのだそうです。
「(心が)動く」ってことなのでしょうね。
つまりムーブメントも、大勢の人の「感動」が可視化されたものなのでしようね。
大勢の「感動」を感化させるその起点が、一人の人の情熱やアクションと考えると、ちょっと心地よい気がします。

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