マガジンのカバー画像

共有帳【(。・ω・)フムフム..】

940
”スキ“を付けさせていただいたクリエイターさん達の投稿の中から是非とも多くの方々に読んで欲しい、共有したいと思った投稿のまとめ。 (ご迷惑な場合は連絡をいただければ出来るだけ早く…
運営しているクリエイター

#音楽

2022年1月28日公開 映画『クレッシェンド 音楽の架け橋』

2022年1月28日公開 映画『クレッシェンド 音楽の架け橋』

こんにちは。駐日パレスチナ総代表部です。寒い季節が続いておりますが、皆様お変わりなくお過ごしでしょうか?

本日は、1月28日に全国公開される映画『クレッシェンド 音楽の架け橋』についてご紹介します。

まずは予告をどうぞ!

予告あらすじ世界的指揮者のスポルクは、紛争中のパレスチナとイスラエルから若者たちを集めてオーケストラを編成し、平和を祈ってコンサートを開くという企画を引き受ける。オーディシ

もっとみる
ピンク・フロイドとの死闘~“日本初の野外ロックフェス”箱根アフロディーテ編。
「ピンク・フロイドの道は“我慢と忍耐”の道なり」

ピンク・フロイドとの死闘~“日本初の野外ロックフェス”箱根アフロディーテ編。 「ピンク・フロイドの道は“我慢と忍耐”の道なり」

ビートルズ、ローリング・ストーンズ、レッド・ツェッペリンと並ぶブリティッシュ・ロックを代表するモンスター・バンド【ピンク・フロイド】。ピンク・フロイド初来日公演となった日本初の大規模野外ロックフェス「箱根アフロディーテ」から50年を迎える2021年、超貴重な当時の映像等が発見され、『原子心母(箱根アフロディーテ50周年記念盤)』として日本限定で商品化となりました。

幻の映像発見の経緯や、一筋縄で

もっとみる
妖怪と音楽シリーズ1 妖怪と音楽の誕生 ―恐怖克服の人類史

妖怪と音楽シリーズ1 妖怪と音楽の誕生 ―恐怖克服の人類史

上の一文は、三島由紀夫がエッセイ集『小説家の休暇』の中で、語った言葉です。三島は音楽を怖いものだと考えていました。同エッセイ集の別の項で三島は、放射能への恐怖も書いていますが、それとほとんど変わらないトーンで、音楽への恐怖も語っているのです。
我々は、現代音楽やホラー映画のBGMなど一部の音楽に対して怖いと感じることはあっても、音楽そのものは恐怖の対象にはなりません。しかし、実は音楽の発展に、“恐

もっとみる
わきまえていないのは #4-3

わきまえていないのは #4-3

 日本で最も大きな夏フェスのひとつが中止になった。

 率直に言って、とても残念だ。ほとんど空白とも言える2020年を経て、また、大きな緊張を抱えて臨んだゴールデンウィークのフェスを乗り越えて、少しずつコロナ禍の先に新しい日常を見出すための、はじまりの季節だと、この夏を捉えていた。

 当時の逡巡についてはこちらの投稿を読んでほしい。音楽関係者の困惑や憤り、そして努力についてもここに書いた。

 

もっとみる
映画と楽曲《愛のコリーダ》の繋ぎ目は

映画と楽曲《愛のコリーダ》の繋ぎ目は

2021年春、大島渚監督の『愛のコリーダ』と『戦場のメリークリスマス 4K修復版』は、2023年に国立機関に収蔵されるため、『愛のコリーダ 修復版』として最後の全国ロードショーを迎えた。
男女の愛憎の果ての現実に起きた殺人劇を、定という主人公情熱の物語として描くべく、いわゆる“本番行為”を役者本人が実際に行うというハードコア・ポルノという内容ゆえ、結果的に大島監督は書籍版を理由に起訴され、裁判にま

もっとみる
岡田有希子「恋、はじめまして」(1984)

岡田有希子「恋、はじめまして」(1984)

松田聖子の名盤に、思いのほか「スキ」を頂戴したので、特に今の方に知ってほしいアイドルをご紹介したいと思います。80年代を青春期で過ごされた方にとっては懐かしいと思われるでしょう。岡田有希子…。

私のブログには彼女のことも結構綴ってますが、まずはこの記事を引っ張ってきました。

先日、交流のあるブロガーさんが、あるエッセイ本を紹介してくれました。それは小泉今日子の「黄色いマンション 黒い猫」という

もっとみる
松田聖子「風立ちぬ」4th (1981)

松田聖子「風立ちぬ」4th (1981)

ここ数ヶ月、松田聖子のアルバムを聴きまくってますが、やっぱり「風立ちぬ」が彼女のベスト、いや80年代J-POP史上に残る名盤ではないでしょうか。

松田聖子はデビュー以来、「SQUALL」、「North Wind」、「Silhouette〜シルエット〜」と、いかにもアイドルらしいアルバムを発表していきますが、ここで松田聖子の制作陣は新たな挑戦に挑みます。

時は1981年、その年の3月、「A LO

もっとみる
私の生涯の友達はきっと音楽だと思う

私の生涯の友達はきっと音楽だと思う

音楽に関わる すべての皆さまへ

感謝の気持ちを込めて

〈全8ページ〉

最後まで お読みいただき

ありがとうございました

日本の古いシティポップはなぜいま海外で大人気なのか?

日本の古いシティポップはなぜいま海外で大人気なのか?

「シティポップ」という言葉は一般名詞にも見えますが、狭義では日本で1970年代後半から80年代にかけて流行った都会的なポピュラー音楽のことを指しています。この日本のシティポップがいま、なぜか海外で大人気になって話題騒然です。その中心にあるのは山下達郎さんや竹内まりやさんの楽曲ですが、最近では故松原みきさんの1979年のデビューシングル「真夜中のドア/Stay With Me」が人気を集め、なんとY

もっとみる
プロが教える、触って・見て分かるレコードのプレス国の見分け方

プロが教える、触って・見て分かるレコードのプレス国の見分け方

あなたはレコードを手で触って、または手に取るその前に視覚的に、そのレコードのプレス国(何処の国のレコードかということ)が分かりますか?

収集している方ならご存知かと思いますが、過去数十年前もそして現在も、レコードというのは世界中ありとあらゆる国々で製造されていています。

そんなレコードを、手で触ったりまたは目で見たりして、何処の国のプレスか感覚的に分かる人間がいます。

当店のような中古レコー

もっとみる
楽器のように歌う21世紀のジャズ・ヴォーカリストたちと Introducing マイケル・マヨ with PLAYLIST

楽器のように歌う21世紀のジャズ・ヴォーカリストたちと Introducing マイケル・マヨ with PLAYLIST

マイケル・マヨ(※Michael Mayo 発音的にはマイケル・メイヨかもしれない)というヴォーカリストの声を初めて聴いたのはおそらくネイト・スミスの『Kinfolk : Postcard from Everywhere』だっただろうか。ちょうど、その頃、黒田卓也とどこかで雑談していた時に「最近NYだとマイケル・マヨってヴォーカリストがすごくて話題になっている」って話をしてくれたのを薄っすら覚えて

もっとみる
ベートーヴェン──史実から浮かぶ悲嘆と静寂の世界(伊藤玲阿奈)

ベートーヴェン──史実から浮かぶ悲嘆と静寂の世界(伊藤玲阿奈)

指揮者・伊藤玲阿奈「ニューヨークの書斎から」第8回
“Vie de Beethoven” by Romain Rolland 1903年出版
『ベートーヴェンの生涯』
著:ロマン・ロラン 訳:片山敏彦
岩波文庫 1965年発売

何かと云うと、ベートウべェン。いけないな。モツァルトの軽み。アレは絶対だ。

こう評したのは太宰治(1909~48)だった。

人類愛を歌った『第九』に代表される道徳的で

もっとみる