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TAKA
2021年6月19日 00:09
夜の1時。眠気を待ちながら目を閉じていると、枕の後ろの壁に飾ってある絵から「カサカサ」と音がしやがった。僕は耳を疑った。本来なら、僕以外の生物が存在しない我輩の部屋から「カサカサ」なんて音がするわけがないからだ。絵が勝手に動いたなら、まだ、トイストーリー感があって許せるが、残念ながら僕の部屋の絵は動かない。僕の脳裏には一つの可能性しか浮かばなかった。布団を跳ね除ける勢いで、ベッド
2021年3月29日 14:35
上の続き。数日前、その先輩(以下、A先輩と称す)からラインがきた。内容は、部活のある後輩の大学卒業を祝ってあげようよ、とのことだった。嬉しく思った。「やりましょ!」僕は返信した。メンバーは、大学三年の時に一番一緒に過ごした四人だ。当時、四年の二人、三年の僕、二年の後輩だった関係だ。当日。A先輩と早めに集合して、プレゼントを探すことになっていた。もう一人の先輩は、仕事
2021年3月5日 16:20
僕は時々やらかす性格なのだが、これは割と恥ずかしい話である。数年前のある日、僕は一人カラオケに行った。カラオケはみんなで行ってわいわい騒ぐのも好きだが、一人で思う存分歌いまくることも割と気に入っている。この日も、一時間半歌いまくって僕は満足だった。毎回、温泉に入った後のような清々しいリフレッシュ感を覚えながら、店員さんに会計を渡して、店を後にする。その日行ったカラオケのレジは
2021年2月11日 10:54
大会の終わりとにかく、みんなのいる場所に行こう。重い腰を上げ、同期の元へ向かいました。「後輩が先輩より先に昼飯を食っていた」ことは、すでに先輩たちの中で広まっていたようでした。大会中、僕は一年の仕事をしつつもずっと下を見ていました。とくに事務的なこと以外話すこともなく、大会も終わりました。帰りの電車に乗り、家に帰ります。帰りの電車はずっと放心状態でした。川での決断家に着いたの
2021年2月9日 23:39
はじめてのお説教入部をしてから数日、自分の行動の遅さやミスが原因で先輩に小言を言われ、影で嘲笑される日々が続きました。また、僕の同期が先輩の逆鱗に触れ、怒鳴られている姿も多く見ました。一年生は先輩に萎縮する部活内の奴隷になっていました。楽しい楽しい大学生活を想像していたやる気に溢れた自分は、だんだんといなくなりました。たしか入部してから5日目くらい、思いもしない出来事が起きました。そ
2021年2月8日 21:46
(続き)道場の扉チラシを見つけ、剣道部を見に行くことを決めました。当日、チラシに書かれた場所に向かうと、既に部活は始まっているようでした。(あいにくにも、その日は部活の時間が1時間早まっていた日なのは後々知る。)体育練のドアを開けると、剣道独特の発声とドシンドシンとした地響きが聞こえてきました。靴を脱いで、音の鳴る方向へと向かうと、大きなドアが立ちはだかりました。ドアの向こう側
2021年2月7日 17:54
こんにちは!皆さんいかがお過ごしでしょうか。今日は地元の土手を音楽を聴きながら散歩をして、スタバで本の世界に没頭するという一日でした。僕は家でじっとしているのが嫌いです。家にいたのでは味わえない非日常を心のどこかで求めて、ついつい外出をしてしまいます。(大体、なにもなく一日過ぎますけど。)でも、夕方に一人で歩く帰り道にはなぜか満足感があります。不思議です。今日の散歩の中で、キラキ