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yuraの書評を見て読みたくなった書籍

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#毎日note

【読書感想文】Let's have a fun!!

【読書感想文】Let's have a fun!!

ごく普通の外国人がっちゃん『がっちゃん英語ーーキミに読ませたくて創った文法書』KADOKAWA、2023年。

を読んだ。

「ごく普通の外国人」と名乗るがっちゃんは、韓国語、英語、日本語を巧みに操る韓国人ユーチューバーだ。

YouTubeでは、「ごく普通の外国人・がっちゃん」というチャンネルで、英文法を独自の視点で、とても愉快に、わかりやすく日本語で解説をしている。

たまたまおすすめで流れて

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【読書感想文】革命に端的さは似合わない

【読書感想文】革命に端的さは似合わない

多崎礼『レーエンデ国物語 月と太陽』講談社、2023年。

(「レーエンデ国物語」としては2冊目の本)

を読んだ。

ーー革命の話をしよう。

から始まるこの物語。

革命の話。それは、成功談でありたいし、英雄の話でありたいし、革命が果たされた希望の物語であってほしい。

抑圧された人々が解放され、一方的な服従からも、隷属からも無縁の世界になる、その世界を描いてほしい。

ネタバレになるのか、読

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【読書感想文】幸せの「形」

【読書感想文】幸せの「形」

凪良ゆう『神さまのビオトープ』講談社、2017。を読んだ

今月2冊目。

よろよろしながら、なんとか2冊を読み終えた。よかった(10月からの3ヶ月で6冊読もうとしている)。最初の1ヶ月目、なんとか発進できた。

やれやれ。

この本は、凪良ゆうさんの一般文芸としては、初めて出版された作品らしい。

この本の2年後2019年に、『流浪の月』(2020年本屋大賞を受賞)が出版されている。

以下、あ

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感想文には別タイトルを おまけの楽しみ

感想文には別タイトルを おまけの楽しみ

私は、何かの感想文を書く時のnoteのタイトルを、その作品名にしないことにしている。

憧れていながら、記憶が曖昧という恥ずかしいことなのだけど、梨木香歩さんのエッセイが、たしかそうだった。

梨木香歩さんのエッセイは、あちこち話題が飛ぶようなのだけど、ぐるりと回って、最後には共通した主題が見えてくるという、スゴ技エッセイ。

私は真似したくても、力及ばずで真似できない。

あんな風に、エッセイや

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中高生だけど寝る前に【読み聞かせ】?

中高生だけど寝る前に【読み聞かせ】?

ようこそ!ムーンスターです♪
見にきてくださりありがとうございます。

保育園に入れず会社員を卒業し、
子育てに生き抜いた16年。
「大切にしてきたこと」や
「日々の学び」など発信しています!

「読み聞かせしてくれていた時の声と一緒だね。

あの頃が懐かしいなぁ。」

娘が言った。

お風呂が終わり、
それぞれストレッチしながら過ごす時間。

*スマホに夢中
*マンガを読む
*本を読む
*テレビ

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大きな人

大きな人

河合 隼雄さんと小川洋子さんの書いた本
「生きるとは、自分の物語をつくること」
を読んだ。

河合 隼雄さんは、臨床心理学者の先生で、
カウンセラーもなさっていた人。

その本の中に、
聴くことの難しさ、大切さが書かれていた。

河合先生は、患者さんに「寄り添う」ことを大切にされていたようだった。

その人の世界から出ない。
切り離さない。

重たい精神病を抱える患者さん相手に、
無理に話を聴き出

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読書感想文:養生訓

読書感想文:養生訓

奥田昌子さん編訳のエッセンシャル版 
貝原益軒の「養生訓」を読んだ。

表紙の帯に、
「病気にならない体をつくる 養生訓」
「体は本来100年でも長持ちするものだ。」
と書かれており、興味を惹かれたので、読んでみることにしたのだ。

確か学校の歴史の授業で「貝原益軒」という人について習った気がするが、あんまりどういう人か知らなかったけれど、健康に関してこんなに沢山の金言を残した人だったのだと思った

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読者感想文:アンダーグラウンド

読者感想文:アンダーグラウンド

村上春樹さんによる地下鉄サリン事件の被害者達のインタビューを集めた本「アンダーグラウンド」を読んだ。

以前読んだ村上さんの「職業としての小説家」の中にこの本のことが書かれていて、たまたま見つけることができたので、読んでみようと思ったのだ。

この事件の当日、いつもなら、私の父も事件のあった電車に乗る予定だった。

しかし、悪運が強かったのか、たまたまその日はその電車に乗らなかったのだ。

もしか

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読書感想文:職業としての小説家

読書感想文:職業としての小説家

またまた、村上春樹さんの本です。
職業としての小説家という、村上さんが小説家について語った本です。

でも、私のように小説家でない人にも響く言葉、役に立ちそうな言葉が沢山ありましたので、また備忘録として、ここに記録を残したいと思います。

小説家ではなくても、こうしてnoteに様々な記録を残し、誰かに読んでもらえるということは、感覚としては少し近いものがあるのではないかという気もしました。

まず

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共通テストの世界史で9割取れる参考書

共通テストの世界史で9割取れる参考書

どうも、グラねこ🕶です!

今回は、世界史の共通テストで9割取れる参考書を紹介します。

基本的に、流れ→用語の順番で進めていきます。

一度読んだ絶対に忘れない世界史の教科書 この参考書は、従来の参考書と違い、時代と地域がとびとびにならずに、ヨーロッパならヨーロッパ、中国なら中国ととても分かりやすく整理されているため、これ以上にわかりやすい参考書はないと思います。

また、一冊で全ての流れを抑

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悲しみは明日へのエネルギーになる

悲しみは明日へのエネルギーになる

「悲しみは明日へのエネルギーになる」と聞いたら、あなたは驚きますか。わたしはしばし考えた後に思いました。そう。確かにそう。だから今のわたしがある。

がん専門の国立病院にて、ひたすらがん患者さんと向き合ってこられた精神科医の方が書かれた本です。本のタイトルである「もしも一年後、この世にいないとしたら。」を自分のそばにいつもある問いとして、向き合ってこられてます。きっと、だからですね。言葉の重みが違

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幸せって、簡単になっていい。本から教えてもらった

幸せって、簡単になっていい。本から教えてもらった

「幸せになるって、そんな難しいことですか?」
ふと見たテレビドラマで言ってたセリフです。たった10分くらいしか見れなかったけど、強いインパクトを残しました。

このドラマは原作があって。気になり、本を買い求めました。その本とはコチラ。

ドラマオリジナルだったのかな。読み流したのかもだけど、見当たらなくて。でもあのセリフがなきゃ、読もうとは思わなかった。出会えてよかった。

幸せって何でしょう。き

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