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種麹屋の日常思考記

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発酵に関係ない日常思考はこちらに入れていきます。
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#理系

理系の卒論・文系の卒論の違い

理系の卒論・文系の卒論の違い

今、京都芸術大大学院に通っていますが、様々なバックボーンの学生が集まっています。芸術系なので卒業は卒業制作ということになりますが、理系と文系でも、卒業論文の作法というか位置づけがかなり違うようです。

私の観察範囲でまとめてみたいと思います。

ちなみに、私は卒論(ないし相当物)は3つ書いています。

学部時代は経済学部(文系)と環境情報学部(理系、生物系)、MBAはプロジェクトにアサインでした。

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なぜ文系は科学を無責任と捉えてしまうのか:書評 「理系のための文章教室」

なぜ文系は科学を無責任と捉えてしまうのか:書評 「理系のための文章教室」

コロナ禍で科学者のコミュニケーションが話題になっています。10年前、東日本大震災でも、原発の危険性の評価において科学者の説明が市民の不安を煽るように受け取られていました。

一般的に、科学者(ざっくり理系と表現します)は、理系でない人から見ると、説明が無責任とか冷たいとか言われることが多いように思います。そんな中、藍月要さんの「理系のための文章教室」という本がその疑問に答えてくれました。

この本

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キャリア女性にとって魅力ある雇用を用意することが最大の地方活性化施策

キャリア女性にとって魅力ある雇用を用意することが最大の地方活性化施策

今日は、豊橋市を始め、一次産業、二次産業中心の地方をどうするか、そのための方策まで含めて考えてみます。カギは女性雇用創出にあります。

20歳-24歳女性が毎年200人消える東三河木下さんのこちらの記事に詳しいですが

東京一極集中は、ズバリ、20歳-24歳女性の一極集中といって過言ではありません。愛知県、そして、私の住む東三河も例外ではないです。この問題は数年前から指摘されています。

愛知県全

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専門を一般向けに分りやすくするために、私がライティングで意識していること

専門を一般向けに分りやすくするために、私がライティングで意識していること

今日も発酵を少し離れて、私が一般向けに専門的な話を書く際に気を付けていることの話です。

幸いにも、このnoteが『分りやすい』と言われることが多々あり、大変ありがたいです。ただ、私も、昔は「専門家のいうことは難しい」「分かり難い」と言われたことも多かったです。(今もです。)その中で、自分なりに気づいた方法をご紹介します。

自分の分野の文章を書くとき、つい、普段から使っている単語を使ったり、相手

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『発酵を学ぶということ』の多様性 文系・理系・アートの狭間に

『発酵を学ぶということ』の多様性 文系・理系・アートの狭間に

今日は発酵を学ぶ多様性という話。noteを見ていたところ、(リンクを張ろうかどうか迷いましたが、直接張ることは避けます。)現役の大学生でしょうか。

「私は発酵を社会との関わりから学びたかったのに、理系の発酵学科に進学してしまった。苦手な理科の実験に取り組むのは苦痛でしかない。せっかく、理系に来たのに、流通系のゼミで社会学的なことを卒論にする。でも、それが自分のしたいことだ。」

というような内容

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自宅待機中の中高生にオススメ本を紹介してみる

自宅待機中の中高生にオススメ本を紹介してみる

緊急事態宣言となりました。対象都府県と対象外道県で温度差があるようにも感じますが、ゴールデンウィークまでは自宅待機となっている人も多いのではないでしょうか。

そこで、僭越ながら、自宅待機になっている中学生~高校生ぐらいまでを対象にオススメの本をいくつか紹介したいと思います。

漫画編あらためて、Amazonのリンクを張りましたが、全巻セットだと、それなりにお値段が張るなあ、、、、1巻ずつ買えばい

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