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種麹屋の日常思考記

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発酵に関係ない日常思考はこちらに入れていきます。
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2020年2月の記事一覧

専門を一般向けに分りやすくするために、私がライティングで意識していること

専門を一般向けに分りやすくするために、私がライティングで意識していること

今日も発酵を少し離れて、私が一般向けに専門的な話を書く際に気を付けていることの話です。

幸いにも、このnoteが『分りやすい』と言われることが多々あり、大変ありがたいです。ただ、私も、昔は「専門家のいうことは難しい」「分かり難い」と言われたことも多かったです。(今もです。)その中で、自分なりに気づいた方法をご紹介します。

自分の分野の文章を書くとき、つい、普段から使っている単語を使ったり、相手

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『発酵を学ぶということ』の多様性 文系・理系・アートの狭間に

『発酵を学ぶということ』の多様性 文系・理系・アートの狭間に

今日は発酵を学ぶ多様性という話。noteを見ていたところ、(リンクを張ろうかどうか迷いましたが、直接張ることは避けます。)現役の大学生でしょうか。

「私は発酵を社会との関わりから学びたかったのに、理系の発酵学科に進学してしまった。苦手な理科の実験に取り組むのは苦痛でしかない。せっかく、理系に来たのに、流通系のゼミで社会学的なことを卒論にする。でも、それが自分のしたいことだ。」

というような内容

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『発酵的アプローチ』と、『ダイバーシティー組織運営』

『発酵的アプローチ』と、『ダイバーシティー組織運営』

実は、こう見えて、一応専攻が経営学だったので、今日は『発酵×組織運営』の話です。

『並行複発酵』の回で、日本の発酵食品は、まさに、その発酵の過程において、食品の中で複数の微生物たちによる小さな生態系をつくっている。と、書きました。つまりは、日本の発酵のアプローチは『生態系・エコシステムづくり』といって、過言ではないと思います。

私たちが、微生物に命令するわけにはいきません。むしろ、微生物は勝

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35歳で事業承継して思った「2つの力」

35歳で事業承継して思った「2つの力」

まちづくりの専門家、木下斉さんのnoteから。

**代の答えは有料部分なのでネタバレはしない方向で、自分の話をすると、私自身は、35歳で家業を継ぎました。そして、40歳の今年、父が取締役を外れ相談役になりました。

私の父も35歳で祖父から継いで社長になったということもあり、父も、私が35歳になる年を目処に事業承継を計画していたようです。

父がよく言っていたのは、経営には2種類あるということで

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留学で体験した今の仕事に影響してること

留学で体験した今の仕事に影響してること

 今日は、発酵の話はお休みで、自分のことを書きます。プロフィールにもありましたが、留学で経験したこと。今の仕事のスタイルにも大きく影響しています。得られた知識とか、そういうことではないです。

 私は、20代の中盤、アリゾナ州にあるThunderbird国際経営大学院というところにMBA留学をしていました。今はアリゾナ州立大に統合されています。もう15年ほど前になるので、知識やフレームワーク的なこ

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