ソーシャルな隠居とは

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ソーシャルな隠居とは。

はじめまして。西村 治久(ハルヒサ)と申します。

年齢は40代。もともと埼玉県出身ですが、10年間の新潟市暮らしを経て、いまは新潟県の十日町市(とおかまちし)を主な生活拠点としています。

十日町市への移住当時である2015年5月。《住み開きの古民家「ギルドハウス十日町」》を設立し、自分の住まいとして暮らし始めました。日本有数の豪雪地帯で小さな限界集落にありますが、一人暮らしではなく仲間たちとの

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ソーシャルな隠居をしている理由。

このnoteで何度も言うようですけど。

自分はもう40代で隠居生活に入っています。

働かなくても、それでも世間と隔絶されることなく、よりご縁が広がる生活によって、死ぬまで楽しく暮らしていきたい。

3年以上も全国の交流の場を旅するうちにそんな思いにたどりつきました。そして、その思いを実現させるため、旅で得られた見聞の集大成として《住み開きの古民家「ギルドハウス十日町」》を立ち上げ、同時に44歳

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自分と他人の実家をつくるということ。

「どなたでも、どうぞ気軽にお入りください」

2012年の8月末ごろ。ある暑い夏の日。ちょっと散歩をしていたときのこと。とつじょ、そんな言葉の書かれた看板のある家が現れました。

昔からある町の静かな住宅街に、どこにでもあるような古い一軒家。その玄関には《うちの実家》と書かれた、もうひとつの看板がありました。

自分はなんとなく気になり、その家の敷居をまたいじゃったんです。ちょうどその直前まで、自

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シェアの意味が逆転した世界で生きていく。

ここ数年で《シェア》という言葉の意味が逆転したように思います。

それまでシェアといえばマーケットシェア(市場占有率)を意味するところが多かった気がします。でも最近では『分かち合う』とか『共有』の意味でシェアを使うほうが多いのではないでしょうか。

ひとつの市場をどれだけ多く独占するかというシェア。

ひとつの事柄を分かち合い、共有するというシェア。

ふたつは両極端。まさにシェアの意味がここ数年

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いまの自分が思う、新しい働き方とは。

かな入力のリハビリついでに、もう一本、記事を書いてみようと思いまして。

ちょうどこの記事を書いた前日、「自由大学」という、いわゆるソーシャル系大学の授業にお呼ばれされて、しゃべってきました。

そして、この記事を書きながらも、あさってはこんなイベントに登壇して話してくる予定です。

いずれも内容は少し違えど、みなそれぞれの「新しい働き方」を考える場だと思います。そんなところに呼ばれて、どんなこと

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無理してやることを増やすのではなく、“すきま”をつくってみる。

先日、46歳になりました。

もうアラフィフですよ。
なんだか信じられないような、信じたくないような。

で、いま珍しくネットカフェにいて、この記事を書いているんですけど、そこで読んだのが『恋は雨上がりのように』という漫画。

この漫画は以前から好きで、たまにネットカフェに来るたびに続巻を読んでいます。

あらすじを簡単に説明すると、じぶんとおないどしくらいのファミリーレストラン店長と、なんと17

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冗談関係のある隠居生活から見た、古民家の可能性。

40代でセミリタイアし、自らを「ソーシャルな隠居」としてから4回目の夏を迎えます。

死ぬまで楽しく暮らそうと立ち上げた新しい住まいの形「ギルドハウス十日町」。3年間で44名と共同生活し、訪問者は延べ6,700人を超えました。

もうじき梅雨入りしそうな気配のなか、そんなじぶんの生活に興味を持ったという、とある大学院生と会話したときのこと。

彼は古民家再生について研究していて、ビジネスとしての活

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《ソーシャルな隠居》は「言い得て妙」

先日とあるご縁で社会学者の上野千鶴子さんといっしょにシンポジウムに登壇する機会がありました。

上野さんといえば東京大学の名誉教授であり、同校の入学式での祝辞で話題になってテレビ番組の『情熱大陸』にも出演されたほどの方です。

お会いするのが実は二度目だったわけですが、今回いっしょにお寿司をいただいたりと、いろいろお話をすることができました。

そのとき上野さんから言われたのが

「西村さんの『ソ

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