現在、自然がどんどん破壊されて、はたして21世紀に地球に人類が生き続けられるかどうかという瀬戸際まできているそうです。何冊か「環境汚染」に関する本を読みましたが…
Answer (1) 子どもが夢中になって積木遊びをするようになったとき、心がけねばならないことは、むやみに言葉をかけたり、手を出したりしないことです。 子どもは…
Answer(1) 「せっかく積木を買ったのに、うちの子はちっとも遊びません」という声を聞くことがまれにあります。原因はいくつか考えられます。 ① 積木のように手を使…
童具を子どもに買い与えても、押しつけて「遊びなさい」と無理強いすれば反発を買うだけでかえって逆効果です。たとえ直接、口に出して強制しないとしても、顔色や態度に…
驚くことに、2歳の子どもでも<WAKU-BLOCK>を数百個使って遊ぶ力を持っています。 今まで、子どもには「小さなもの、軽いもの、少ない量」を与えるというのが常識で…
Answer(1) いまの子どもたちはとっても忙しい。家庭や保育・教育の場で、決められた予定にそって1時間単位または30分単位で動かされています。指示されたことを決めら…
単純な形は想像力をかき立てます。たとえばバスのおもちゃはあくまでもバス、それ以外の形にはなりませんが、一枚の直方体はその子のイメージのなかで、バスにもベッドに…
私が提唱する『創造共育』は大人も子どもも、生まれてきたことを喜べるものにするためのものです。それはあらゆるものごとの関係性を発見し、表現し、自分が存在すること…
遊びは大きく2つに分けることができます。 ①気まぐれに、なんだかおもしろそうだと気軽に取り組む<気晴らし活動>。 ②努力をいとわず、知恵や技を駆使して真剣にも…
何を求めて人間は生きようとしているのか。私は童具をモチーフにそれを探ってきました。 その答えは「つながり」。「関係性」とも言えます。人間はいろいろなところで…
最近、子どもたちに忍耐力や持続力がなくなってきたことがよく指摘されます。あまりにも雑多なおもちゃが、すぐ手のとどくところにありすぎることがその原因のひとつにあ…
子どもの知的好奇心に目をつけて、英才教育の名を借り、多種多様な塾がつくられています。私はそのいくつかの幼児教育塾を見学させてもらいました。 はじめて訪ねた塾…
子どもが2人、3人と増えてくると、最初の子のときは暗中模索だったお母さんも、かなり経験をつみ自信もついてきます。 しかし、もしかすると、上の子のときの経験を、…
待っていると子どもはある日突然変わります。 子どもは、ある日突然変わる生命です。 急に目を見張る絵を描きだしたり、ひかえ目な子がものすごく積極的になったり…
父親の中には、お酒を飲んだ言い訳におもちゃを買う人もいるでしょうし、ふとせがまれていたことを思いだす人もいるでしょう。あるいは何の意味もなく衝動的に買う人もい…
玩具店には色とりどりのおもちゃがところ狭しと並んでいます。 たしかに色がつけば目立ちやすく、子どもの遊びのきっかけになるでしょうし、色の名称を早く覚えるとい…
和久洋三(童具館)
2022年8月26日 15:36
現在、自然がどんどん破壊されて、はたして21世紀に地球に人類が生き続けられるかどうかという瀬戸際まできているそうです。何冊か「環境汚染」に関する本を読みましたが、ほんとにゾッとするような事態が起きています。海も河も空もこの数十年のうちにあっという間に汚れ、虫や魚や鳥ばかりでなく、我々人間の生命にさえ異常が次々に現れているのが実状です。 経済原理があらゆることに優先し、いらなくなったものを次か
2022年8月19日 10:34
Answer (1) 子どもが夢中になって積木遊びをするようになったとき、心がけねばならないことは、むやみに言葉をかけたり、手を出したりしないことです。 子どもは全知全能を駆使して今やっていることに取り組んでいます。そんな時はそっと静かに見ていてあげましょう。子どもがいかに知的な活動に取り組んでいるかわかるはずです。そして、幼な子の能力の素晴らしさに眼を見張るはずです。 言葉かけはむ
2022年8月5日 17:51
Answer(1) 「せっかく積木を買ったのに、うちの子はちっとも遊びません」という声を聞くことがまれにあります。原因はいくつか考えられます。① 積木のように手を使い、考える遊びの体験が少ない子。TVゲームや、スイッチひとつで動いたり音が出るもの、キャラクターおもちゃのように大人からイメージを与えられるものに慣れてしまうと、能動的に遊ぶことがめんどうになっていることがあります。② 充分
2022年7月21日 17:29
童具を子どもに買い与えても、押しつけて「遊びなさい」と無理強いすれば反発を買うだけでかえって逆効果です。たとえ直接、口に出して強制しないとしても、顔色や態度に表れます。子どもがそれを察知すればやはり拒否反応を起こして童具で遊ばないこともあります。 そこで、ふたつの解決策を紹介しましょう。 第一の方法は買ったおもちゃを、親からではなく、親戚とか近所の人に手渡してもらうことによって、子どもが
2022年7月15日 15:10
驚くことに、2歳の子どもでも<WAKU-BLOCK>を数百個使って遊ぶ力を持っています。 今まで、子どもには「小さなもの、軽いもの、少ない量」を与えるというのが常識でした。その体力と能力を考えてということでしょうか。また、おもちゃはいっときのものだから、そんなにお金をかけてもしょうがないと、重視されていなかったのも事実でしょう。でも、それは違います。子どもは大人が思っている以上の能力をもって
2022年7月8日 10:04
Answer(1) いまの子どもたちはとっても忙しい。家庭や保育・教育の場で、決められた予定にそって1時間単位または30分単位で動かされています。指示されたことを決められた時間内にやらされることが多いので、当然、遊びは中断し、「早く片づけなさい」という注意を1日に何回も受けることになります。 そのため遊びだけではなくあらゆる活動に対して、とことん追求する姿勢、完成度の高いものを求める意欲が
2022年7月1日 17:08
単純な形は想像力をかき立てます。たとえばバスのおもちゃはあくまでもバス、それ以外の形にはなりませんが、一枚の直方体はその子のイメージのなかで、バスにもベッドにも、まな板にも、ビルにもなります。 この遊びは言葉が出始める2歳前後から始まります。先日、まだ積木を見たことのない1歳半の男の子と一枚の直方体で遊んだのですが、私がこれを「ベッドだよ、ねんねしようか」というと身体をコロンと横にして枕にし
2022年6月23日 15:40
私が提唱する『創造共育』は大人も子どもも、生まれてきたことを喜べるものにするためのものです。それはあらゆるものごとの関係性を発見し、表現し、自分が存在することを感謝できるものにするためのものでもあります。 「お母さん、産んでくれてありがとう」 その言葉が素直に子どもの口から出てくるような生き方への援助です。それは子どもが育つのではなく私たち大人も子どもに育てられていることを自覚することか
2022年6月17日 16:21
遊びは大きく2つに分けることができます。①気まぐれに、なんだかおもしろそうだと気軽に取り組む<気晴らし活動>。②努力をいとわず、知恵や技を駆使して真剣にものごとを成し遂げようとする<追究活動>。 しかし、ほとんどの場合、人間が自分から進んでする活動は気晴らし活動から追究活動に移行していきます。そして追究活動が始まると、その活動は3つの領域に向かいます。①みたて遊び(ごっこ遊び)…
2022年6月10日 17:57
何を求めて人間は生きようとしているのか。私は童具をモチーフにそれを探ってきました。 その答えは「つながり」。「関係性」とも言えます。人間はいろいろなところで「つながり」をいつも見つけよう、つくりだそうとしています。 例えば頭の中でいろいろな情報をまとめようとすることは、いろいろな情報を必然の糸、調和の糸でつなげるということです。一つの物をいろいろな場面に応用するということは、一つの情報を
2022年6月3日 23:14
最近、子どもたちに忍耐力や持続力がなくなってきたことがよく指摘されます。あまりにも雑多なおもちゃが、すぐ手のとどくところにありすぎることがその原因のひとつにあるような気もします。 とは言っても、小さい子どもが、一つのことに集中しないのを、それほどまでに気にすることはありません。 子どもはだれでも好奇心のかたまりです。とくに、2~3歳頃までは、見たり聞いたりするもののすべてに興味を示します
2022年5月27日 12:03
子どもの知的好奇心に目をつけて、英才教育の名を借り、多種多様な塾がつくられています。私はそのいくつかの幼児教育塾を見学させてもらいました。 はじめて訪ねた塾でのことです。最初はあきれてニガ笑いを噛み殺していましたが、しだいに腹が立ちはじめ、ついには怒りが込みあげてきました。 「子どもをなんだと思っているんだ。犬猫を調教するのと何も変わらないじゃないか」 それがいつわらざる感想でした
2022年5月20日 15:31
子どもが2人、3人と増えてくると、最初の子のときは暗中模索だったお母さんも、かなり経験をつみ自信もついてきます。 しかし、もしかすると、上の子のときの経験を、そのまま下の子に杓子定規に当てはめようとしてはいないでしょうか。童具の与え方について言えば、たとえば兄も5歳のときにこの童具で喜んで遊んだから、弟にも5歳になったらこの童具を与えてやろうと考える傾向はないでしょうか。 もちろん、人間
2022年5月13日 19:19
待っていると子どもはある日突然変わります。 子どもは、ある日突然変わる生命です。 急に目を見張る絵を描きだしたり、ひかえ目な子がものすごく積極的になったり、寡黙だった子がべらべらしゃべりだしたりします。 この、ある日突然変わっていく姿が見えるお母さん、お父さん、あるいは保育者は、子どもを理解した子育てをしている人だと私は思っています。 変わる姿が見えないということは、子どもを先に
2022年5月6日 21:20
父親の中には、お酒を飲んだ言い訳におもちゃを買う人もいるでしょうし、ふとせがまれていたことを思いだす人もいるでしょう。あるいは何の意味もなく衝動的に買う人もいるかもしれません。いずれにしても、子どもの喜ぶ顔を見たいという親心に変わりはありませんが、その親心がアダになることもあります。 おもちゃを与える場合には、一種の計画性が必要ですが、無計画な与え方は、子どもを気まぐれにしたり、おもちゃとの
2022年4月29日 09:32
玩具店には色とりどりのおもちゃがところ狭しと並んでいます。 たしかに色がつけば目立ちやすく、子どもの遊びのきっかけになるでしょうし、色の名称を早く覚えるという効用もあるでしょう。そのため、色つきのおもちゃが子どもの色彩教育になると信じ、買い与える親や保護者が多いようですが、かえってこれが子どもの色彩感覚に悪影響を及ぼしている場合があります。 色が美しいということは、決して多くの色を使って