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続ちょこっとひとこと

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故郷・神戸に戻り、今を綴るもまだまだヨチヨチのエッセイ集。
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2022年9月の記事一覧

昨日はハローワークで失業認定日。相談窓口で手厚いセッションつき。25年前の渋谷の職安は大量の失業者で流れ作業だった。時は移り、今は学生に職安といっても通じない。
待機期間を終え、ようやく手当給付。2週間分なのに、失業以来3か月で稼いだ額より多いって、なかなか働く意欲を削ぐなこれ。

明石、ごちそうさま

明石、ごちそうさま

昨日、取材で明石の町を歩いた。
10歳まで住んでいた幼なじみの町だ。

明石は子午線(東経135度)が通る、日本標準時の町。
東西に長い日本は北海道と沖縄で1時間以上の時差があり、鉄道も明治中頃まで各地の時刻で運行されていた。
しかし、それらが繋がると不都合が生じ、子午線の時刻に全国が合わせることになった。

子午線は、南北12市を貫く。

明治43年、明石が最初に標識を建てたことから「子午線の町

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初月だけで退会されても、泣いたりしないので

初月だけで退会されても、泣いたりしないので

メンバーシップに初月無料の機能が追加されるそうだ。
「中身が分からないのに有料で参加するのは抵抗がある」「メンバー特典に満足できるか不安」という人でも初月無料なら気軽に参加しやすい。
参加してみて合わないと思ったら、初月中に退会すれば費用はかからない。

僕のメンバーシップも10/1以降の入会から初月無料になる。
少しでも気になったら、一度どんなものか体験いただきたい。
初月だけで退会されても、泣

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文具を通してきっと神戸まで好きになってしまうはずだ

文具を通してきっと神戸まで好きになってしまうはずだ

神戸に〈ナガサワ文具センター〉という老舗の文具店がある。
明治15年の創業時は〈長澤紙店〉といったらしい。

文具の老舗といえば銀座〈伊東屋〉。
だが〈ナガサワ〉のほうが20年ほど歴史は古い。

ちなみに「文具」と「文房具」の違いをご存じだろうか。

ナガサワの屋号に入る「文具」は、何でも揃うの意なのだ。

文具店は、小学生でも立ち寄る身近な存在。
だが今やスーパーやコンビニ、書店などの異業種にも

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もういいって。分かったって。

もういいって。分かったって。

とある動画編集の無料講座があったので、思い立って参加した。

スクール的なものは実にご無沙汰だったので、日が近づいてくるにつれ、面倒くさいなぁ、なんで申し込んだかなぁとブツブツ。
申込時には、8名限定の枠にギリギリ滑り込み、ラッキー!とさえ思っていたのに。

講座の難易度はどんなものだろうか。
不安をよそに、パソコンが並んだ無機質な部屋に通される。
8名は老若男女さまざまだったが、中には動画編集は

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少し落ち込んだ人を元気づけようと、心からのメッセージを送りますとメール。でも送信後、どことなく違和感。伝わった気がしない。悪い予感。
送ったメールを見返してみると、本文中3箇所も書いた「メッセージ」がすべて「マッサージ」になっていた。予感的中。でも心からのマッサージも悪くないか。

神戸コレクションに出かけた。隣にいてもおかしくないリアルクローズショーの先駆けだ。ここ数年感染症に振り回されたが、20周年の今年は旧居留地にランウェイ。朝からの雨も奇跡的に上がってモデルが華麗に歩く。貴島明日香が神戸出身とは。娘の知り合いが出てるというから来たけど、分からず終了…

結局のところ集中力に乏しいだけ

結局のところ集中力に乏しいだけ

有限なこの人生において。
2番目に時間を無駄にしたと感じるのがテレビを観すぎたとき。

馴染まぬ東京で一人暮らしを始めた頃はひどかった。
休日の朝、テレビをつけたが最後、観つづける。
昼すぎに前頭部がモゾモゾしはじめ、夕方には後頭部がしわくちゃになり、夜にゲッソリとしてテレビを消すのだった。
そして思う、あぁ1日をまるまるムダにしたと。
今はテレビをほとんど観ないから、そんなこともないけれど。

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「太陽と自分しか信じてへん」

「太陽と自分しか信じてへん」

時折メールをする間柄の友人がいた。
3か月ぶりにメールをしたら何通も往復させ、パタッと止まってまた3か月、みたいな。
一連のメールではある話題で盛り上がることが多かった。

ところが、あるとき異変が起こった。
それまでよく2人がメールに登場させた話題を、いつものように僕がふったが、なんとなく相手の反応が芳しくない。
試しにもう一度ふってみたが、明らかに避けている様子。
思い切って聞いてみたら、もう

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この花柄がちょっと…と最後まで渋っていた

この花柄がちょっと…と最後まで渋っていた

「1泊旅行にちょうどいい大きさのカバンない?」
先日、帰省していた娘が突然訊いてきた。
大学の友達と旅行する計画があるのだとか。
カバンくらいいくつもあるから大丈夫と答えたが、スーツケースもボストンバッグも、家にあるものはどれも娘の要望には大きすぎた。

うーん、買うしかないか…という娘に、あ! ちょっと待って!
そういえば僕が以前使っていたカバンがもう一つある。
ガサゴソと引き出しの奥から出した

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できたものは有効活用しなければもったいない

できたものは有効活用しなければもったいない

2030年をメドに、神戸空港に国際線が就航することが決まった。

と唐突に書きはじめたが、そもそも神戸に空港があること自体、全国的にはあまり知られていないかもしれない。
小さな空港だし、近くの関西空港、大阪空港(伊丹)の陰の存在。

神戸空港は2006年に地方空港として開港した。
関西空港や大阪空港にほど近いこの地に、なぜ空港ができたのか。
そして150万人もいる神戸なのに、なぜこんなに小さい空港

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効能を眺めるだけでうっとりと元気になれる

効能を眺めるだけでうっとりと元気になれる

スープカレーを作ってみたくなった。
数日前から、いつ作ろうかと虎視眈々。

僕はどうやら食べたいと思ったものを頭の中で増幅する癖があるらしい。
食べたい、食べたい…じゃあ作るか、の流れは先日の[サンマ筒切り」然り、さらにもっと前の「パフェ」然り。

札幌に行けば必ず食べるくらい、スープカレーが好き。
薬膳料理がルーツと聞き、風邪のひきはじめに食べたら驚異的に回復した経験もあって、寄せる信頼は絶大だ

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このところ人との繋がりを求めていることに気づく。会社員生活を一時停止したからかな。
note仲間と悩みを共有できるオンライン会は貴重な時間。さらに広げていろんな仲間とできたらな。
リアル会もできたらいいな。楽しいだろな。おいしいだろな。神戸で開いたら誰かご一緒してくれるだろうか。

旬のものを身体に入れたときの、じんわりくる喜び

旬のものを身体に入れたときの、じんわりくる喜び

スーパーで出会ったきれいなサンマ。
北海道から届いた新物だそうだ。
これはもう連れて帰れということだろう。

できるだけきれいで新鮮なサンマを選ぶ。
魚の鮮度は目や鱗の美しさで見分けるが、それに加えてサンマは下顎の先が黄色であるか否かが大きなポイント。

さらにサンマの腹にポツポツ丸い傷跡があるのも避ける。
サンマウオジラミという寄生虫がかじりついていた跡だ。
人体には無害な虫の跡と分かっていても

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