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個人的に面白いと思った記事

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丸々が「良い!」と思った記事を保存しております。その都度、みなさんの記事を見て、勉強しています。
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#創作大賞2024

本屋は情報の"面"だ

本屋は情報の"面"だ

なにかのタイミングで本屋を訪れると私はまず売れ筋の商品群のコーナーをみるようにしている
初めて行く本屋ではここをみてこの本屋はセンスがいいなぁと判断をするケースが多い

売れ筋の商品群はその名前の通り 世間が売れている商品や注目されているものが並んでいる

それを確認するだけならネットの売れ筋商品だけをみたらいいのかもしれないが、ノイズが多すぎてきちんと見きれないと考えている

本とマンガが混在さ

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【1】かぐや姫の憂うつ (短編小説)note創作大賞2024

【1】かぐや姫の憂うつ (短編小説)note創作大賞2024

1:地球へ

ピピッ、ピ…ピピ…ピ…ッ…ブーブーブー。
ジ、ジジ、ジジジッ…ジジッ…ジジ…。

『▶‘$))~!』
『=|%&””・>>』

目の前の画面に次々と記号が表示される。

『%・>*+」「α』

通信時間は限られているから、本部への報告は簡潔かつ的確にしなければならない。

M-10009は早口で画面に話しかける。

「目的地に到着。地球、海に囲まれた島国。固有植物であるタケが密集する

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優しさの種類

優しさの種類

母曰く、「優しさには2種類ある」らしい。
"外に向ける優しさ"と"内に向ける優しさ"のふたつ。

"外に向ける優しさ"は、一目見てわかる。
欲しい言葉をくれる。盛り上げ上手。
ドアを開ける、車道側を歩くなど、
簡単に下手に出る。
だから一緒にいて気持ちがいい。
でも、その優しさは都合よく映された錯覚。
周りからの評価に依存し、自分をよりよく見せたいだけ。
誘き寄せ、手に入れるための手段でしか無い。

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(追記有り)中学でも分かるガロアの証明➃『剰余群』について

(追記有り)中学でも分かるガロアの証明➃『剰余群』について

 ここでは、剰余類どうしに新たに演算を定義して、その演算に関して剰余類の集合は群(これを剰余群という)になることを証明していきます。ガロアによる偉大な発見です。

 ますは、本シリーズ (28) ~ (30) でやった定義、重要事項を記していきます。

(復習)群の定義 空でない集合 $${G}$$ の任意の要素 $${a,  b,  c}$$ の間に1つの演算 $${*}$$ が規定されていると

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中学でも分かるガロアの証明①『群』について

中学でも分かるガロアの証明①『群』について

 ガロアは『群』という数学的概念を用いて、5次以上の方程式に解の公式が存在しないことを証明しました。ここでは、その『群』について簡単に解説します。
(追記)あまり推敲せず、厳密でないところがあるので修正しました。分かりやすさと厳密性の狭間でもがいております。現状アバウトに読んでください。

集合について 数学的な意味での集合とは「範囲のはっきりしたものの集まり」です。そして集合を作っている個々のも

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(追記有り)中学でも分かるガロアの証明➂『剰余類』及び『正規部分群』について

(追記有り)中学でも分かるガロアの証明➂『剰余類』及び『正規部分群』について

 ここでは剰余類、及び正規部分群について解説をします。この考えは、「5次以上の方程式に解の公式が存在しない」ことを証明する上での重要なアイデアです。

 置換の積に関して、3次対称群
 $${S_3=\{id,  \rho_2,  \rho_3,  \tau_1,  \tau_2,  \tau_3\}}$$
の部分群には、全部で以下の6通りがあります(本シリーズ (29))。
 $${\{id, 

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中学でも分かるガロアの証明➁『部分群』について

中学でも分かるガロアの証明➁『部分群』について

 前回(本シリーズ (28))では『集合』と『群』を説明しました。ここでは『部分集合』と『部分群』について解説していきます。

 前回、3次置換全体の集合
 $${S_3=\{id,  \rho_2,  \rho_3,  \tau_1,  \tau_2,  \tau_3\}}$$
は、置換の積(合成)という演算に関して群となることを解説しました。この集合 $${S_3}$$ を『3次対称群』といい

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今のところ分かっていることを全て書きます(哲学・心理学)

今のところ分かっていることを全て書きます(哲学・心理学)

私はド文系かつ文系科目さえも浅学なので、何を言ってるんだと思うところがあるかもしれませんが、温かい目で読んでいただけたら嬉しいです。

まず、全てのことは仮説である。自然科学で仮説検証されてきたようなことも、かなり確度の高い「反証可能性」を持った仮説であるということを忘れてはいけない。もちろん、これから書いていく内容も全て仮説であって、それらはそれほど信ぴょう性のおけるものでは無いかもしれないが、

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もっと分かりやすく②「対称性の破壊」

もっと分かりやすく②「対称性の破壊」

 本題である「対称性の破壊」に入る前に、対称式、対称式の基本定理、解と係数の関係について復習をします。

(復習)対称式について 対称式とは文字を入れ替えても変化しない式です。例えば
 $${\alpha+\beta}$$ や $${\alpha\beta}$$
は、$${\alpha}$$ と $${\beta}$$ を入れ替えても式は変化しないので、対称式となります(本シリーズ(4))。

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3次方程式に解の公式が存在する理由(前編)

3次方程式に解の公式が存在する理由(前編)

 5分間の休憩が終わり、森田君はホワイトボードに向かった。
「前半は解の置換という観点で、2次方程式に解の公式が存在する理由について述べました。後半は3次方程式について考えます。3次方程式の場合も同じようなステップで説明できます。内容が抽象的になりますが、これまでの授業で計算はしっかりとやってきたので、必要に応じて簡単に復習していきます。
 まずは3次方程式の一般型 $${ax^3+bx^2+cx

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