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あなたの短歌が皇室で披露される?新年に開催される「歌会始」とは
見覚えのある方も多いのではないでしょうか。歌人の岡本真帆さんがSNSで発信すると、人々の関心を集め、瞬く間に「いいね!」が集まりました。SNSが普及した今、自分の思いを31字で気軽に発信できる表現方法として、改めて短歌に注目が集まっています。
短歌を披露する場として歌会が開催されることがありますが、その中でも伝統的なイベント「歌会始(うたかいはじめ)」が毎年1月、新年に行われています。歌会始
芥川龍之介『煙草と悪魔』から考える、耳への種の収納方法
朝の通勤電車、運よく座席に腰を下ろすことができた。昨日の睡眠不足を解消しようかと思ったが、次の駅でおばあさんが乗ってきたので、勇気を出して席を譲る。物珍しそうに筆者を観察しながら、「ありがとうねえ。優しい子だねえ」と目を細め、「お礼にこれをどうぞ」と筆者の手のひらに「何かの植物の種」を乗せた。
突如として見知らぬおばあさんから「何かの植物の種」をもらった筆者。その場で振り払うわけにもいかず、
現代の絶滅危惧種?ある文芸評論家の”書生”をしていた青年の数奇な半生
「書生」をしていたという人に会った。この平成の世においてである。
浪漫派の作家・泉鏡花は尾崎紅葉の書生をやっていた。私小説作家・藤澤淸造も斎藤隆夫という弁護士の書生であった。しかしそれらは明治の話である。
そんな21世紀において絶滅危惧種である職業の経験者は、世希哲(せきさとる・筆名)さん、47歳。彼は某文芸評論家の書生を10年間やっていた。
君の住むところを確保しといたから 世希さん
世界チャンピオンから作家へ転身したボクサー、ホセ・トーレス プエルトリコの英雄と呼ばれた男の半生
プロボクサーの”モンスター”こと井上尚弥による2階級・主要4団体での王座統一や、”神童”と呼ばれたキックボクサー・那須川天心の転向など、ボクシング界に注目が集まっている。
ボクシングに関する本と言えば、沢木耕太郎が悲運のボクサー・カシアス内藤の半生を描いた名著『一瞬の夏』や、百田尚樹がファイティング原田とライバルたちの激闘を描いた『黄金のバンタムを破った男』、マイク・タイソンによる自伝『真相
芥川龍之介も悩まされた「視野をふさぐ半透明の歯車」の正体は片頭痛の前兆だった
雨の日は決まって頭痛におそわれる……そんなことありませんか? それ、もしかして片頭痛じゃないでしょうか?
日本人のおよそ8%が片頭痛持ちで、更にその内の20~30%に「閃輝暗点(せんきあんてん)」と呼ばれる前兆症状があらわれると言われています。「閃輝暗点っていったいなに?どんなもの?」と思った方、以下の文章を読んでみてください。
これは、芥川龍之介が晩年に執筆した私小説的作品『歯車』から