プチ文壇バー 月に吠える

新宿ゴールデン街にある、日本一敷居の低い文壇バーです。店主でジャーナリストのコエヌマカズユキやスタッフ、インターン記者たちが執筆しています。

プチ文壇バー 月に吠える

新宿ゴールデン街にある、日本一敷居の低い文壇バーです。店主でジャーナリストのコエヌマカズユキやスタッフ、インターン記者たちが執筆しています。

    マガジン

    • ヤクザ短歌

      2010年~2012年にかけて、一人のヤクザに密着取材をした記録を、短歌&エッセイでつづっています。事実をもとにしていますが、あくまでフィクションと認識のうえお読みください。

    • インターン記者の記事

      月に吠えるのインターン記者たちが企画~取材・執筆まで手掛けた記事です。

    • スタッフコラム

      月に吠える(ゴールデン街店)のスタッフたちによるコラムです。

    • 新宿ゴールデン街 月に吠える日記

      新宿ゴールデン街「月に吠える」店主のコエヌマカズユキが、この街で経験した出来事や、出会った人々について描いたものです。事実をもとにしていますが、あくまでフィクションと認識のうえお読みください。

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    ゴールデン街のボニーとクライド

    この物語は、新宿ゴールデン街「月に吠える」店主のコエヌマカズユキが、この街で経験した出来事や、出会った人々について描いたものです。事実をもとにしていますが、あくまでフィクションと認識のうえお読みください。 『俺たちに明日はない』という映画がある。大恐慌時代のアメリカを舞台に、実在した男女・ボニーとクライドが、銀行強盗をしながら逃避行をする物語だ。ラストシーンで、二人が87発の銃弾を浴びて死ぬシーンはあまりにも有名である。ボニーとクライドは、アメリカの犯罪史に名を刻んだだけで

      • ヤクザ短歌その3 ~恋愛~

        ※ヤクザ短歌その2はこちら N駅の立ち食いそば屋の前に立つヤクザのとなり見慣れぬ美女が   吉木りさ見まごう美貌スタイルでヤクザの腕に腕絡ませて   じゃあ行くかスタスタ歩き出すヤクザ二人と一人でのれんをくぐる   これ彼女そう紹介し馴れ初めが…そんなことなく飲みが始まる   二杯目を注文してる場合かよもういいヤクザ自分で聞くよ   即席の芸能リポーターになり だれいつどこでどんなきっかけで   キャバ嬢をしてるその美女あるときに客のヤクザがスマホ貸してと   返された電話

        • オンライン文壇バー「ひらづみ」リリースしました!

          読書好きに特化したオンラインコミュニティ「ひらづみ(https://hiradumi.jp/)」をリリースしました! 月額500円で、18歳以上であればどなたも登録でき、投稿したりほかのユーザーの投稿を閲覧したり、趣味の合いそうなユーザーを検索したり、メッセージのやり取りをしたりと、いろいろな機能を設けています。 例えるなら、文壇バーのオンライン版です。文壇バー「月に吠える」は、遠方の方やコロナ禍ではなかなか来づらいというデメリットがありました。それをオンラインで解消しよ

          • 不便だからこそ面白い 「不便な本屋」が仕掛ける、見知らぬ人との手紙交換に込めた思い

             知りたいことがあれば一瞬で調べられる、遠く離れた家族や友人と無料で通話できる、スマホでポチると欲しいものが翌日に届く……一昔前からは考えられないほど、世の中は便利になっています。今後もその流れは加速していくでしょう。しかし、そんな生活に慣れきっている私たちは、便利さの恩恵を受ければ受けるほど、大切な何かを失ってはいないか。便利な暮らしは、本当に豊かで幸せなのか。  小田急線・祖師谷大蔵駅から徒歩2分の場所にある「不便な本屋」は、そんなことを考えるのにうってつけかもしれませ

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            良い短歌には生きるヒントがある 短歌入門書は人生哲学書でもあった

            『はじめての短歌』という本をご存知だろうか。この本は、歌人である穂村弘さんが、「良い短歌を詠むにはどのような考え方や言葉選びをすればよいのか」をわかりやすく説明している入門書だ。本書のレビューに、以下のようなものがあった。  実際に読んでみると、短歌を詠む際の考え方が ”自分らしく生きること”に直結していると深く理解できる本であった。本書を通して見えてくる生き方のヒントを紹介していく。 余白があるほうが人生は楽しい この本では例としてたくさんの短歌が出てくる。それらの改悪

            イケメン、美女、少年…キャラクター化された文豪たち なぜその姿なのか?を徹底考察

             サブカルチャー大国である日本では、どんなものもキャラクターになる。競走馬、偉人、刀剣、細胞、国……。そうしたモノに我々が抱くイメージを抽出し、親しみやすい形を与えたのが彼らなのだ。  名だたる文豪たちもまた、数多のコンテンツでキャラクター化されている。しかし、同じ文豪をモチーフにしていても姿や性格はバラバラだったり、デザイン者が異なるのに似通ったところがあったりする。一体元となった文豪のどんなところからインスピレーションを受けてデザインされているのだろうか?  今回は特

            青鯖の缶詰風ポーチ、名作がモチーフのお茶…ユニークな文学グッズが話題のフェリシモ「ミュージアム部™」に話を聞いたら、文学愛がすごかった

            何気なくSNSを見ていたある日、衝撃的なものを見つけました。その名も「文学作品イメージティー」。中島敦『山月記』、高村光太郎『智恵子抄』、室生犀星『蜜のあわれ』、江戸川乱歩『孤島の鬼』など、名作文学をイメージしたお茶が販売されていました。本が飲めるとは、なんて斬新な発想でしょうか……! その商品を作っているのは、フェリシモ「ミュージアム部™(以下・ミュージアム部)」。調べてみると、文学シリーズという、文学に関連したネイルシール、ポーチ、ハンカチなどのグッズを多数制作されてい

            『ゴールデンカムイ』とアイヌ文化から学ぶ、社会や自己との上手な向き合い方

             テレビやS N Sでは多様性や生きづらさが叫ばれ、書店には社会や自己との向き合い方、自己肯定感の高め方について取り扱った本が並んでいる。そんな生きづらい現代をより良く生きるためのヒントが、アイヌの文化にあるのではないか。  漫画『ゴールデンカムイ』は日露戦争帰りの元軍人・杉元佐一とアイヌの少女アシㇼパが出会い、アイヌが隠したとされる金塊を求め北海道を旅する冒険活劇。旅の道中、杉元はアシㇼパや他のアイヌ達からアイヌの文化や思想を学んでいく。激しい戦闘描写に争いや裏切り、コミ

            人を中毒にする、なぜか声に出したくなる言葉を集めてみた

             もう十何年も前のことになるが、学生時代の「歴史」の授業で覚えた「長宗我部元親(ちょうそかべもとちか)」という地方豪族の名前を定期的に口に出したくなる。彼は戦国時代から安土桃山時代を生きた、現在の高知県の戦国大名で、織田信長や徳川家康ほど有名でもなく、試験に出るわけでもなく、教科書の隅っこに鎮座していた。  ただ、十何年経った今でも、なんだかそのワードを発したくなってしまうのだ。長宗我部元親、ちょうそかべもとちか、チョウソカベモトチカ、ChosokabeMotochika…

            尾崎放哉は「咳をしても一人」だったのか?調べたら意外な素顔が見えてきた

             何とも哀愁が漂うこの句をご存じだろうか。俳人・尾崎放哉(おざきほうさい・1885年~1926年)の代表作の一つである。  尾崎放哉は明治から大正に活躍した自由律俳句の名手。東京帝国大学を卒業後は保険会社に就職し、エリートコースを辿るものの酒に溺れて退職。妻と離縁したのちは寺院を転々とし、極貧と病に苦しみながら、小豆島の西光寺にて41歳の生涯を終えた。  浮き沈みの激しい人生である。しかし尾崎放哉は本当に「咳をしても一人」、つまり孤独に呑まれた生涯だったのか。尾崎放哉の終

            2022年8月~ライタースクール始動します!

             かつて「月吠えライタースクール」として、ライタースクールを運営していましたが、企業や大学と連携して、「PLUTOライタースクール」として再始動します!  コンセプトは「書く力を養う」。文章力だけでなく、思いや考えを言語化する力、何を書くか企画する力など、広い意味での「書く力」は、仕事だけでなく、人生のあらゆる場面で役立ちます。そんな「書く力」を養うお手伝いを、PLUTOではしていきます。  第一弾の講座は3つ。「ライター」「企画実現力」「映像を読み解く」で、いずれも8月

            原作と映画どっちがお好き?映画化された名作小説4編を紹介(アメリカ・イギリス文学編)

             みなさん、映画と小説、どっちが好きですか?  きっと「どっちかだけなんて選べない!」という方も多いはず。そんなみなさんのために、今回はアメリカ・イギリスの文学作品から4篇を選んで、映画化された小説をご紹介します。原作小説を読んでから映画を観るもよし、映画を観てから小説に戻るもよし。物語の世界に浸ってみてください。 『グレート・ギャツビー』F・スコット・フィッツジェラルド 日本では作家・村上春樹の愛読書としても有名になりました。(なんと村上さんはこの作品に傾倒するあまり、

            美女に恋した男たちの争い、労働者が資本家に復讐…宮沢賢治のあまり知られていない作品と素顔を紹介

             宮沢賢治といえばどんなイメージがあるだろうか。有名作品では『銀河鉄道の夜』や『注文の多い料理店』、『よだかの星』などが挙げられ、幻想的かつ透明感のある情景描写が印象的で、ユニークだがどこか親近感の湧くキャラクターが多く登場する。  作品から朴訥とした人柄や、温かい雰囲気を感じたり、さまざまな生き物や植物が登場することから自然を愛する人だったのではないかと想像したりする人も多いかもしれない。今回は、あまり知られていない作品や、意外な一面を紹介したい。 宮沢賢治のあまり知ら

            読書好きの方向けの新サービス開発のため、クラウドファンディングを始めました!(~7月25日まで)

            読書好きに特化したオンラインプラットフォーム「ひらづみ」を開発中です! 7月末にローンチ予定です。運営者は月に吠える店主コエヌマカズユキと、小説家の石川智健さんです。 つきまして、クラウドファンディングを実施する運びとなりました。資金調達というより、主に宣伝や仲間集めが目的なので、閲覧だけでもぜひお願いします。「ひらづみ」やプロジェクトの概要は以下からご覧くださいませm(_ _)m https://camp-fire.jp/projects/view/598172 新サ

            雲、汗、サイダー、ラムネ…同じ言葉でも、短歌にしたら解釈も景色も十人十色だった

            枯葉、落ち葉、かれっぱ……詩人・金子みすずは、1つのできごとをいろいろな言葉に置き換えて遊んでいたらしい。日本語の特徴として、ある物事がさまざまに言い換えられることが挙げられるかもしれない。 では逆はどうだろうか? 1つの言葉からさまざまな場面や気持ちが思い起こされ、多様に解釈できることの面白さは、読者のみなさんもよくご存知だろう。 そんな言葉の多面性を味わうべく、歌人・文筆家として活躍されている井上法子さんをゲストに招いて、バー「月に吠える」にて歌会(短歌を詠む集会)を

            韓国・ソウル旅行に行ってみた!グルメ、エステ、ショッピング三昧の2泊3日を紹介

             韓国・ソウルに2泊3日の旅行に行ってきた。大学生になったら海外旅行をしたい! と思いながら受験勉強に勤しんでいたものの、入学後に待っていたのは新型コロナウイルス。海外どころか大学にすら行けず、3年生になってしまった。  だが2022年7月、ワクチンを接種した人の割合も高くなり、入国・出国規制が緩くなってきて、「行くなら今しかない!」と思い、近場で美味しいものがたくさんある、ずっと気になっていた韓国へ行くことに決めた。  コスメやK-POPなど、何かと注目されがちな韓国。