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学校教育に関するあれこれ

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#先生

小学校 より良く変えるタイミングは4月第1週!?

小学校 より良く変えるタイミングは4月第1週!?

もうすぐ新年度ですね

小学校(学校関連勤務全般ですね)勤務の方々は、新年度人事からもろもろの準備、そして学年学級開きという怒涛の1週間が始まろうとしているかと思います。

何でうちの学校は変わらないんだ、もっとこうしたい、ああすればいいのに…

と思っている方々へ朗報です。

より良くしたい!を叶えやすいのは、この1週間!かもしれません!

もちろん、ある程度前年度までに決まっていることや、格子

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あなたはteacher?それとも…

あなたはteacher?それとも…

 こんにちは、つけめんです。

 本日は、興味深い記事を見つけたので紹介&少し考えてみます。

 世の中には、たくさんの「先生」と呼ばれる職業があります。
 先生というと、医者、弁護士、そして教育における先生が思い浮かぶかと思います。

 この、教育における「先生」といえば、小学校や中学校、高等学校といった、いわゆる「(学校教育法)一条校」の教員が思い浮かびますが、広く見れば塾の先生や、水泳教室の

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誰のため?校内研修の矛盾

誰のため?校内研修の矛盾

 「もうすぐ研究授業…」

 職員室では、時折そんな声が聞こえてきます。

 
 教員である限り、ついて回る「校内研修」

 仕事をしながら、教員自身が学ぶことができる良い機会

 のはずなのですが…

 もちろん重要性や必要性を述べる声はあるのですが、同時に否定的な声も相当あるのが実情です。

 なぜ、このようなことになってしまうのでしょう?
 また、どうすればその状況は改善できるのでしょう?

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ある小学校教員の判断時の脳内をnote整理~子どもが話しかけてきた場面から対応まで編~

ある小学校教員の判断時の脳内をnote整理~子どもが話しかけてきた場面から対応まで編~

「せんせぇ~、プリント余りました」

と言って1枚のプリントを持ってきた1人の女の子、Aさん。

もし、あなたが小学校3年生の担任の先生なら、Aさんにどう対応しますか?

すぐ受け取ってあげればいいじゃない、というご意見。

もちろん、それが自然です。

ただ、学校や学級という場で、子ども1人1人を育てようと思うと、そればかりがベストとも言い切れません。

今回は、小学校で勤務している際のある一場

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「定額働かせ放題」から考える教員の本分

「定額働かせ放題」から考える教員の本分

 数年前から、教員の労働環境について「定額働かせ放題」と呼ばれることがしばしば。



 と、なると、自分も「定額働かされ放題」の身ということになるのですが笑



ちょっとだけ整理したいと思います。







1「定額働かせ放題」とは?



 これは、教員の時間外労働に、残業代がつかないことから始まっています。



 正しくは、教員の仕事が一般企業の残業とは性格が異なること

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「対話」と「思考」の関連性 ~活発な「話し合い」授業から考える~

「対話」と「思考」の関連性 ~活発な「話し合い」授業から考える~

 「対話」することは良いこと、という流れが世の中にあるかと思います。
 

 確かに「対話」することで誰かと関わったり、悩みが解決したりします。
 「対話」がないと、分かり合っていない、分かってくれない、無視している…という状態になってしまうこともあります。

 では、そもそも「対話」とはいったいどのようなものを指すのでしょうか。
 

 今回は、学校現場における「対話」から、「思考」との関連性に

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教育の「不易」と「流行」を問う① ~「不易」の中身は?~

教育の「不易」と「流行」を問う① ~「不易」の中身は?~

最近の問題意識です。

整理メインの記事ですので、それほど容量はないです^^;
(ぜひご意見いただければありがたいです)

1 教育の「不易」と「流行」が登場する場面 

 時々目にしたり、耳にしたりする、教育の「不易」と「流行」

 どんな場面が考えられるでしょうか?

 例えば、最近でいえば、GIGAスクール構想で一人一台タブレットが導入され、「ICT機器は現在の流行だが、教科書を使った学習に

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日本の教育はコスパ最強!?

日本の教育はコスパ最強!?

 先日、埼玉で教員の方の時間外労働に関する訴訟の判決が出され、今日的に注目を浴びています。日本の教員の労働時間が長いこと、その内容が多岐にわたることは既に知られるところです。

 こと残業代に触れると、企業のような見方をすれば「みなし残業」のような扱いで手当に含まれていますが、数十年前に「時間外労働は月10時間程度」とした制度が、今も続いています。
 

 学校現場は常に動いている状態(しかも自転

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