#岡山
【ありがとう】ファジアーノ岡山で復活を遂げた“戦う創造主”石毛秀樹
2017シーズン以来、石毛秀樹は再びファジアーノのユニフォームに袖を通した。7月末に加入すると、8月2日の天皇杯名古屋戦で肉離れを起こして離脱してしまう。前回加入時に輝きを放ち、清水に帰った石毛は度重なる怪我に苦しめられていた。思うように出場機会を得られない状況を打破すべく、ファジアーノに帰還したはずだったが、ここでも怪我が石毛の行く手を阻むのか。すごい悲しい気持ちになった。暗い雰囲気が漂ってい
もっとみる【ありがとう】井上黎生人を高みへ連れていく適応力と向上心
鹿児島実業高校からガイナーレ鳥取に入団した井上黎生人は6年間J3で鍛錬を積む。2年目は一度もリーグ戦のピッチに立つことはできなかったが、腐ることなく、努力を重ねると、3年目は30試合に出場し、4年目、5年目は34試合に出場。すべての試合でピッチに立った。鳥取で昇格するのが本望だったと思うが、成長を求めて、2021シーズンにファジアーノへの移籍を決断した。
変化には時として苦しめられることがあ
【シーズンレビュー】有馬体制3年目を振り返る12個のトピックス~融合とその先へ~
キャンプから模索した4-2-3-1で迎えた開幕戦 有馬体制3年目となる2021シーズンは、開幕前のキャンプから新たな形を模索していた。2年間の主な布陣は[4-4-2]。堅実な守備と縦に速い攻撃の2つの要素を軸に、[4-4-2]は成熟しつつあった。総得点を60と設定したファジアーノは、攻撃力アップを図るべく[4-2-3-1]へトライ。従来の[4-4-2]と何が違うのか。それは前線の配置である。2トッ
もっとみる【レビュー】『撃ち合いを制した粘り強さ』~第39節SC相模原VSファジアーノ岡山~
スタメン
マッチレポート「3」と「10」を勝ち取る力強さ 降格圏から抜け出すために勝点3が必要な相模原が、9戦負けなしと好調な岡山を迎えた一戦。[3-4-2-1]の布陣で挑む相模原は成岡輝留、木村誠二がスタメンに復帰。[4-4-2]の岡山は、パウリーニョが出場停止、ミッチェル・デュークがW杯最終予選のため離脱。攻守の核を欠くなかで、“エース”上門知樹が復帰し、最終ラインに宮崎智彦も帰ってきた。
【レビュー】『エモーショナルなラストマッチ』~第42節ファジアーノ岡山VSジェフユナイテッド千葉~
スタメンキックのフィーリングを高めた田口の右足から生まれた2点 試合の入りこそ岡山がシュートを打ち、ゴールへの姿勢を見せた。守備では高い集中力を保ち、入ってくるボールに対して、強くアプローチできていた。流れの中から千葉に決定機を許さなかった。
しかし、試合が進むにつれて両チームのファウルが多くなり、セットプレーが増えていく。この日のファウルは千葉が18回、岡山が14回。岡山が犯した14回のファ
【レビュー】『0-5の雪辱を晴らすウノゼロ勝利』~第41節V・ファーレン長崎VSファジアーノ岡山~
スタメン強固な守備ブロックを崩すために 強固な[4-4-2]の守備ブロックを形成する両チームの一戦。左右への揺さぶりに対して、素早いスライドで対応。どちらも中央へ差し込むことに苦戦した。なかなか決定機を作れないまま時計の針が進む。
岡山が長崎のブロックを攻略するべく、1タッチプレーに3人目の動きを合わせる仕掛けを狙っていた。デュークへの縦パスで攻撃のスイッチを入れると、落としを受けた石毛から
【レビュー】『土俵の取り合い』~第38節ファジアーノ岡山VSモンテディオ山形~
前節アウェイで甲府に勝ち、8試合負けなし&16試合連続複数失点なしと好調の岡山が、昇格には勝つしかない山形をホームに迎える。両チームが各々の目標を達成するべく勝利を目指した一戦は、土俵の取り合いとなった。
スタメン
制限からボール奪取、岡山の土俵で進んだ前半15分 ショートパスを繋いでゴールを目指す、いわゆるポゼッションを志向する山形のサッカー。これに対して、岡山はひるむことなく、主体的な守
【レビュー】『我慢して逃げ切る力』~第37節ヴァンフォーレ甲府VSファジアーノ岡山~
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スタメン
甲府の出鼻をくじく開始早々の2ゴール 試合は予想よりも早く動く。9分、相手陣内中央でのFK。キッカーはゴール前に蹴り込まずに、ショートパスを選択。この流れで右サイドから河野がクロスを送る。これにデュークが高い打点で合わせて、ゴールネットを揺らした。アシストを記録した河野のクロスはデュー
【レビュー】『充実の3-0』~第34節ファジアーノ岡山VS松本山雅FC~
スタメン
先行逃げ切り型の極みへ 岡山は終始ゲームをコントロールしながら試合を進めることができた。試合の入りで相手にやりたいことをやらせない。2トップ+SHの4枚で松本のビルドアップに停滞感と閉鎖感を与え、ホームのピッチでやらせない姿勢を示した。
ボールを持つ場面が多かったのは松本。しかし、岡山は慌てない。ボールは持たれていたのではなく、持たせていたのではないかと思うほどに、自慢の[4-4-
【レビュー】『勝点3がもたらす手応え』~第33節東京ヴェルディVSファジアーノ岡山~
スタメン待ちに待った複数得点 渇望していた複数得点を挙げて、チームはアウェイで勝利を収めることができた。前回複数得点を奪ったのは、第19節琉球戦(ホームで3-0)。3か月以上前のことだ。今シーズン複数得点を決めた試合は、東京Ⅴ戦を入れて6試合。成績は4勝1敗1分と、2点目を取ることができれば勝てる。それが、有馬監督が率いるチームなのだ。
技術が詰った石毛秀樹のゴール 東京Ⅴ戦の2ゴールは、いずれ
【レビュー】『勝ちきるために必要な3つの要素』~第32節FC琉球VSファジアーノ岡山~
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スタメン
マッチレポート特徴のぶつかり合いは痛み分け 4連敗中の琉球と5試合未勝利の岡山、遠のいている勝利が欲しい両チームは、開始早々から自分たちの強みを出していく。
前半に多くのチャンスを作ったのは岡山。ヨンジェとデュークが揃ってスタメンに名を連ねると、ヨンジェが背後を狙い、空いたスペース
【レビュー】『全員で手繰り寄せた勝点1』~第31節ファジアーノ岡山VSブラウブリッツ秋田~
両チームの勝ち点差は2。勝利すれば勝点3を獲得すると同時に、相手が勝点3を獲得することを防ぐことができる。まさにシックスポインター。岡山と秋田が対戦する一戦は、残留を確実なものにしながら、1つでも順位を上げるために勝たないといけない試合だ。
スタメン
秋田が作り出した混沌(カオス) ホームで勝ちたい岡山は主導権を握りたかったが、秋田の徹底したロングボール戦法の前に苦戦を強いられてしまう。
【レビュー】『上昇への希望』~第30節ジュビロ磐田VSファジアーノ岡山~
スタメン
マッチレポート磐田が見せた強者の片鱗、岡山が手にした上昇への収穫 勝って”首位”を走り続けたい磐田と、前節の敗戦から立て直したい岡山の一戦。前半の中盤までは互いに自分たちの良さを出してゴールに迫る攻防が繰り広げられた。
磐田は後ろから丁寧にパスを繋ぎながらゴールに迫る。シャドーが相手選手の間に立ち、WBが幅を取る。内と外を巧みに使い分けながら、岡山の横の選手間の距離を広げる攻撃を仕
【レビュー】『核心』~第29節ファジアーノ岡山VS栃木SC~
スタメンマッチレポート強固なゴール前を崩せない岡山が与えた一瞬の隙ホームの岡山は前節からスタメンを2人代えて臨んだ。後半途中から試合の流れを変えるジョーカーのような起用が多かった木村を左サイドハーフに、右サイドハーフでの途中出場が続いていた齊藤が2トップの一角に。前半から攻勢を強め、ゴールを奪いに行く意図を感じた。
対するアウェイの栃木は前節からのスタメン変更はなし。前節に移籍後初ゴールを含む