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#Jリーグ終盤戦

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【向日葵は枯れていない!】27.ギラヴァンツ北九州 マッチレビュー ~第27節 vs FC今治 ~

個人的にヤマ場と感じていました3連戦の2戦で連敗。 残念であることは間違いないのですが、やはり今が「ヤマ場」なのだなという気も改めてします。 2023年1.47、2022年1.76、2021年1.46、2020年1.65、2019年1.53。 この数字をご覧になり、ピンとくる方もいらっしゃるかもしれません。 直近5シーズンのJ3・6位チームの1試合平均獲得勝点です。 年ごとにバラつきはありますし、J2昇格プレーオフ自体が今シーズンからの導入ですので、単純比較は難しいかもし

【向日葵は枯れていない!】29.ギラヴァンツ北九州 マッチレビュー ~第29節 vs FC岐阜 ~

左腕の喪章に想いを乗せて…。 背番号「1040」、「トシオ」。 ギラヴァンツ北九州初代社長、横手敏夫氏が9月5日に逝去されました。 今シーズンからギラヴァンツ北九州を応援している筆者は、これまで横手氏を存じ上げていませんでしたが、サポーター諸氏の投稿から「ニューウェーブ北九州(ギラヴァンツ)の産みの父、育ての父」として、つい最近まで慕われ続けていた様子がヒシヒシと伝わってきました。 それをきっかけに筆者も横手氏の足跡を辿らせていただきましたが、同氏がいなければギラヴァンツ北

【向日葵は枯れていない!】26.ギラヴァンツ北九州 マッチレビュー ~第26節 vs 福島ユナイテッドFC ~

前節奈良戦のレビューで、今節からの3連戦(福島・今治・大宮)がギラヴァンツ北九州にとっての最初のヤマ場になると述べました。 なぜ、現在プレーオフ圏外の福島戦から?と思われるかもしれません。 その理由は前回のホーム戦での対戦レビューでも少々述べたのですが、今シーズンの福島のサッカーの水準が非常に高いとみているからなのです。 では、なぜそんなに水準が高いのに今の順位なのかというと、そこにも理由があると考えられる訳ですが、その点は本題ではないので、今回は触れません。 ギラヴァ

【ファジサポ日誌】127.原点回帰~第31節 ファジアーノ岡山 vs 愛媛FC マッチレビュー ~

先週の秋田戦で痛恨の敗戦を喫したファジアーノ岡山、7位とは勝点差2までに迫られ、今節が仮にドロー以下の結果となった場合は、プレーオフ圏外まで転落する可能性もあった。 今節が終わっても、J2リーグ戦は7試合を残している。仮にプレーオフ圏外へと落ちたとしても、数字上はまだ巻き返すことは十分可能である。しかし、攻撃に課題を抱える退潮ムード、そして戦術熟成に向けた焦りの下での巻き返しというのは想像以上に困難な面も想像でき、岡山にとって今節に至る一週間は立て直し必須の勝負の時間であった

【ファジサポ日誌】126.懺悔録~第30節 ファジアーノ岡山 vs ブラウブリッツ秋田 マッチレビュー ~

当たり前だが、サッカーは原則毎節ごとに相手が変わる。 J1とは異なり、J2では最上位の一部のクラブを除いては自分たちのサッカーを表現するだけでは勝ち続けることはできない。 私たちが応援するファジアーノ岡山もそうである。 前節山口戦では久々に勝利を手にしたが、今節の相手であった秋田は山口とは全然取り組むサッカーは異なる。 ならば、岡山としては山口戦とは異なる戦い方が必要であったと、ここまでは机上の論理で容易く考えられるのだが、実際のサッカーは生身の選手がプレーするものであり、

【向日葵は枯れていない!】25.ギラヴァンツ北九州 マッチレビュー ~第25節 vs 奈良クラブ ~

ギラフェス成功の余韻を残しながらの1週間、チームはアウェイ奈良戦を迎えました。プレーオフ圏内突入後の最初の試合ということで、チームの好調、順位のキープがテーマの一戦でしたが、酷暑を諸ともせず危なげない勝利を飾れたと思います。 チームの目標や課題は、シーズンを通して変化していくものと筆者は考えていますが、少しずつ目標をクリアしてきた今シーズンのギラヴァンツは、早くも次のレベルアップが求められる段階に到達したと感じた一戦でした。 振り返ります。 1.試合結果&メンバー酷暑の

【向日葵は枯れていない!】28.ギラヴァンツ北九州 マッチレビュー ~第28節 vs 大宮アルディージャ ~

首位大宮とのアウェイ戦は0-3の「完敗」となりました。 あえて「完敗」と申しましょう。 おそらく、今シーズンの大宮と対戦する各チームのほとんどが試合内容的にはそれほど敗北感を味わっていないと筆者は感じているのですが、現在の大宮の成績が示すとおり、結果的には負けてしまっているということが圧倒的に多いと思います。 結果にコミットしたサッカー、それこそが今シーズンの大宮のサッカーであり、そのとおりに振る舞われてしまったという点では「完敗」と言わざるを得ないのです。 しかし、今の

【ファジサポ日誌】123.ストレスフルな世界を越えて~第27節 徳島ヴォルティス vs ファジアーノ岡山 マッチレビュー ~

もう次の試合も迫っている木曜日夜ですが、今回は少しばかり作成に時間をいただきました。それは、レビューの内容的な問題というよりも、望んでいる結果がなかなか出ない今のファジアーノ岡山を観るにあたり、サポーターとしての一時の感情で語ることは大きなミスリードに繋がると感じたからです。 おそらくストレスを抱えているのはチーム、サポーター共にであると思います。獲れそうなあと1点がどうしても獲れないというフラストレーションは、昇格出来そうでなかなか昇格出来ないJ1への壁に対してのフラスト

【ファジサポ日誌】124.Runner~第28節 ファジアーノ岡山 vs 大分トリニータ マッチレビュー ~

THE FIRST TAKEで偶然にも爆風スランプのRunnerを聴いた。筆者の子供の頃のヒット曲で、その前向きな曲調が当時から好きであったことを思い出した。 実はかつてファジアーノ岡山にもこの曲をチャントに使っていた選手がいた。 田所諒(大阪体育大⇒ファジアーノ岡山(2009~2015)⇒横浜FC(2016~2019))である。岡山では、無尽蔵なスタミナを武器に主に左センターバックや左サイドバック/ウイングバックとして活躍した。 最終ラインから諦めずに何度でもゴールへ向か

【ファジサポ日誌】125.落としどころ ~ 第29節 レノファ山口 vs ファジアーノ岡山 マッチレビュー ~

台風の影響で通常より早い現地入りになるなど、いつもと異なる状況、そして木山監督は戦前からこの試合での勝点3獲得を明言しており、もしドロー以下に終わっていれば、大袈裟な言い方をすれば、サポーターの雰囲気も含めて「空中分解」に至っていた可能性もあった一戦でした。 筆者としては、この試合を終えても残り9試合あり、かつプレーオフ圏内をキープできる状況にある中で、この一戦に懸けるような空気感は却ってまずいとの想いもありましたが、チームは「賭け」に勝ちました。 しかし、「賭け」と表現しま

いろいろサッカーのこと

今日はJ1リーグの札幌対川崎Fを観戦し、関東リーグ1部のVONS市原対南葛SCを観戦、最後に福岡対神戸と、まあまあサッカー観戦三昧の日に。 札幌対川崎Fは、札幌が最近調子を上げてることと、残留争いの真っ只中と言うこともあり、嫌な感じがしていたが、予感的中だった。スタッツとしては、川崎Fが押している展開だが、札幌GKの菅野のスーパーセーブなどもあり、ゴールが奪えず、逆に2点を失い敗戦。残り9試合で、最下位鳥栖と勝点差10は安全圏どころか残留争いに片足を突っ込んだ状態だ。大島、

Jリーグ「後半戦の前半」を振り返るー19節から29節までの順位分析

今回は、ここまでのJ1リーグ後半戦を分析する。試合消化数の違いがあるものの、とりあえずは「後半戦の前半」、第20節から第29節の10節が終わったもののとして分析する。 試合消化数の違いがある中で、「真実の天秤」がいかに良く機能するかについては、下記記事を読んでもらいたい。また、「真実の天秤」についてご存じでない方も下記記事を読んで頂きたい。 さて、最も分かりやすいグラフから見てみよう。 上位は、広島の飛躍が目に入るだろう。それに対して、鹿島、G大阪は勝点を伸ばせなかった

【ファジサポ日誌】80.涙雨と空~第42節(最終節) ツエーゲン金沢vsファジアーノ岡山~

※カバー写真は、のと鉄道の車窓から、穏やかな里海、能登湾です。 以前にも書いたことがあるかもしれませんが、金沢には筆者が個人的に尊敬しているサポーターさんがいます。 なぜ尊敬しているのか? どんな時もチーム、選手に対する「まなざし」に変化がないのです。 勝っても負けても、応援している選手の調子が良くても悪くても、応援している選手が試合に出られても、出られなくても変化がないのです。 金沢は来シーズンからJ3に戦う舞台を移します。 おそらく本音の部分では様々な「想い」、「想

【ファジサポ日誌】79.「頂」を目指した果てに~第41節 ファジアーノ岡山vsブラウブリッツ秋田

前回栃木戦のレビューで、プレーオフを目指す戦いは実質的に終わりを告げたと述べましたが、11/3(祝金)に開催されました甲府-熊本で甲府が勝利したことにより、この時点でのプレーオフボーダーは勝点64になりました。 ファジアーノ岡山は残り2試合を連勝しても到達できる勝点は63までということになりますので、このボーダーには及びません。 正式に今シーズンのプレーオフ進出の可能性、言い換えるならJ1昇格の可能性は無くなったことになります。 一方クラブは、先週の栃木戦終了後から今季限り

【ファジサポ日誌】78.トリカゴ~第40節 ファジアーノ岡山vs栃木SC~

今シーズンは全体的にモヤモヤした後味の悪いゲームが多いのですが、このリーグ戦最終盤において、またしてもモヤモヤが残る試合を目の当たりにすることになってしまいました。 ここから5連勝と意気込んだ群馬戦がドロー、まだ間に合う!ここから4連勝とホームジャックで臨んだ山口戦もラストプレーで追いつかれてドロー、それでも「岡アツ」オーラス勝負と10,034人の観衆を集めたこの栃木戦も試合内容にモヤモヤが残るドロー。 この日、プレーオフ争いのライバルたちが勝ち切ったことで、ファジアーノ

水戸ホーリーホック×V・ファーレン長崎戦、レフェリーブリーフィングでの説明に見たJリーグ審判団の進化とファンサポーターも必要なアップデートとは?

「奴隷」という強いワードから、競技規則よりも選手とのコミュニケーション、チームやファンサポーターにストレスを与えない事がレフェリーにとって最重要と変換されたように思う。 もちろん、ポイントではある。 しかし、フットボールは、black or whiteのストライクかボールか。セーフかアウトかの競技ではない。 コンタクトスポーツゆえに、ファールにも見えるし、ノーファウルに見える事が多々起きる。その接触を判断しなければいけないのがレフェリーである。 起きてしまう50-50の判定が

【ファジサポ日誌】73.再びの緊急事態~第35節モンテディオ山形vsファジアーノ岡山~

朧げな不安が支配する週末でした。 週中、有料記事により離脱者が発生している現状が伝えられました。 チームの情報管理という観点からは不要な情報とも思えましたが、今シーズン初の4連勝をマークし、チームへの更なる期待感も高まっていた現状を踏まえますと、緊急事態の発生についてサポーターの心の準備も必要であったのかもしれません。 コロナなのかインフルエンザなのかはわかりませんが、どうやらチーム内ではクラスターが発生、この山形戦が近づくに伴い離脱者が断続的に発生していた模様です。出場メ

【ファジサポ日誌】77.勝負弱さ~第39節 レノファ山口vsファジアーノ岡山~

※カバー写真はC57ー1(貴婦人)で運行されていた頃のSLやまぐち号です。 筆者は都合により自宅観戦となりましたが、今回のアウェイレノファ山口戦には1,000人以上の岡山サポーターが遠征。逆転プレーオフ進出に向けて最後のリスタートを切るべく、熱い応援が繰り広げられましたが、結果は無情にも残り30秒で追いつかれてのドローでした。 実質敗北ともいえるドロー、この虚脱感は何にも形容できないものがあります。 振り返ります。 1.試合結果&スタートメンバー逆転プレーオフ進出に向けて、

【ファジサポ日誌】74.肉を切らせて骨を断つ~第36節 ファジアーノ岡山vsジュビロ磐田~

山形がドロー、長崎が大敗、千葉は6連勝も群馬は敗戦。 プレーオフ圏内を争うライバルが比較的理想的な形で勝ち点を積み上げられなかった土曜日を受けて、日曜日のデーゲーム、ファジアーノ岡山にとってこのジュビロ磐田戦はますます落とせない試合になりました。 一方、3位ジュビロ磐田もJ1自動昇格圏再突入のためには落とせない1戦でしたので、決して簡単な試合にはならないという緊張感を個人的には持っていました。 前節のレビューの最後で、このチームにはサポーターはもちろん、街の後押しが必要と

【ファジサポ日誌】75.屈辱の日曜日~第37節 ファジアーノ岡山vsジェフ千葉~

0-5 この圧倒的な勝利により、サッカーメディアはこぞってジェフ千葉を称賛し、更にその注目度は増すのであろう。 事実、称賛に値する試合内容であった。 最近特にその雰囲気を感じているが、関東中心のサッカーメディアはオリジナル10の一員である千葉のJ1復帰を望んでいる。 名門古河電工を母体とし、現チェアマンを始め、数多くの名選手を輩出、日本サッカーに大きな薫陶をもたらしたイビチャ・オシムが率いたクラブであり、ナビスコ杯も獲得した。 近年の低迷から復活を遂げようとする過程が今

【ファジサポ日誌】72.桃太郎大作戦~第34節ファジアーノ岡山vsベガルタ仙台~

前節いわき戦のレビューを上述のように締めさせていただきましたが、多くのサポーターがピーチピンクを身に纏った仙台戦はまさに「選手の粘りを引き出せるような」スタジアムの雰囲気づくり、応援が劇的な勝利を呼び寄せたのだと思います。 その余韻に浸りながらも、決して勢いだけではなかったファジ戦士の頑張りを中心にホーム、ベガルタ仙台戦を振り返ります。 1.試合結果&スタートメンバースコアが動かない試合でしたが、これは両チームの攻守の健闘により特に前半は膠着状態がもたらされたことによるとい

【ファジサポ日誌】76.上州の湿り風~第38節 ザスパクサツ群馬vsファジアーノ岡山~

「上州の空っ風」とはよく言われますが、この日の前橋の風は寒気を伴った小雨混じりの湿った重たい風でした。 前節の衝撃的な敗戦から1週間、ファジアーノ岡山の選手たちはそんな冷たい風をものともせず勇敢に熱く戦ってくれました。 「湿風」とは晩夏の季語です。 あと1ヶ月、時を戻せるのでしたら、このドローももっとポジティブに受け止められたと思います。 振り返ります。 1.試合結果&スタートメンバー両チームの持ち味がよく出ていたと思いますが、全体的には岡山攻勢の時間が多く、決定力不足が悔

4文小説 Vol.35

「いよいよですね。もう、決まりでしょ」職場のデスクに並べたエンブレムとグッズに気付いてくれた出入り業者の方から、好意的に話題を向けられた。 「いや、まだわかりませんよ、まだ心配ですよ」と返したのは、謙遜でもなんでもない。 宿願、積年の夢に手が届きそうなところへきたというのに、期待と不安が相半ばした心持ちは晴れず、もはや仕事どころではなく明日は年休を取得することにした。 叶うのか否か―来週あるいは今週にも明かされる結末を前に、居ても立っても居られない緊張感に苛まれている。

【ファジサポ日誌】70.好勝負~第32節東京ヴェルディvsファジアーノ岡山~

※カバー写真は昨秋の東京V戦(味スタ)からです。 東京ヴェルディ戦を迎えました。 東京ヴェルディに対して負の感情など何もないのですが、ファジサポの1人として前回ホームでの対戦で、高崎航地主審の独善的と思えるジャッジ(他の主審と著しく基準が異なる、ゲームコントロールできない、感情的な態度)にゲームを大きく壊された悔しさが残っています。 また、昨シーズンの最終戦では1点ビハインドの展開で(15)本山遥(当時背番号26)のミスで痛い失点を喫し敗戦。(15)本山は試合後、人目を

【ファジサポ日誌】71.個の力で跳ね返す~第33節いわきFCvsファジアーノ岡山~

よく勝てたな…一言で表すならそんなゲームであったと思います。 今シーズンは試合内容が良くても、ワンプレーで勝利を逃すことも多かったファジアーノ岡山でしたが、このアウェイいわき戦は逆にワンチャンスを活かして勝利することが出来ました。 逆転プレーオフ進出に向けては、もう試合内容にこだわる必要もそこまではなく、これまで積み重ねてきたものをしっかり出していくことがより大事になります。 今シーズン初の3連勝を飾った一戦を振り返ります。 1.試合内容&スタートメンバー「時間帯別攻勢・守

日韓W杯から20年 トルシエ監督が、当時の思い出と代表選考の本音を語る

ヨコハマ・フットボール映画祭2022は、日韓ワールドカップの開催(2002年)から20年を迎えたことを記念し、この大会でサッカー日本代表を率いたフィリップ・トルシエ氏をゲストに迎え、『サロン・ド・トルシエ言いたいこと全部言いますスペシャル』を実施した。イベントの進行は、「当時は小学6年生で、ワールドカップをテレビ観戦していた」という笹木かおり氏と、「日韓大会を取材していた」という宇都宮徹壱(写真家・ノンフィクションライター)氏が務めた。 笹木:まずは、20年前の横浜での思い

【ファジサポ日誌】24.成長は止まらない~第38節vsベガルタ仙台〜

J1自動昇格圏内を目指して2位の横浜FCとの勝点差は5。 土曜日(9.24)に開催された横浜FCvsV・ファーレン長崎の一戦は、横浜FCが守護神ブローダーセンのアクシデントに見舞われたものの、2-0で完勝。 日曜日の試合となったファジアーノにはよりプレッシャーが掛かる状況となりました。 しかし、そんなプレッシャーとは関係なくスタジアムを包む空気は勢いと若さに溢れていました。 クラブ史上過去最高勝点の更新、過去最高順位に到達している好調ぶり、そしてJ1昇格に手が届こうとし

【ファジサポ日誌】19.非常事態の中で光ったモノ~第32節vs横浜FC~

こんにちは。 普段のレビューは原則ホーム戦に限定していますが、8月はそのホーム戦もわずか1試合。しかし、クラブはJ1昇格に向けて大事な試合を多く抱えており、その戦いぶりを記録する必要性(自分が記憶したいが正解か?)から今回は例外として、首位横浜FC戦をレビューすることにしました。 (※タイトル写真は以前横浜を訪ねた際に撮影しました。横浜スタジアムです。サッカーの記事なのに競技が異なりすみません。) 首位横浜FCとの戦前の勝点差は9。12試合を残す状況で、優勝、自動昇格をねら

J3リーグ FW編 ~『「俺の」Jリーグアウォーズ 2022』 #18~

*記事編集日:2022年12月6日  2022シーズンも終了し、2023シーズンに向けて各チーム戦力補強などを行なっています。  そのような中で、来シーズンの展望ではなく、「1人のJリーグファン」として勝手に、個人的な主観でJリーグアウォーズを行いたいと思います。  今回は、J3最優秀FW賞を発表したいと思います。 J3最優秀FW賞とは この賞は、2022のJ3リーグの中で、FWとして、守備および攻撃においてチームに貢献し、チームの成績や勝ち点獲得への貢献度が高い選手を選

雨空のJ旅 Footballがライフワーク Vol.22

まだ10月だというのに、11月から年末にかけて開催される異例のワールドカップの影響で、今季のJリーグはもう閉幕が迫っている。私的恒例行事、"J旅"こと「Jリーグをめぐる旅」の時期も前倒しすることにした。行動の制限は撤廃された一方、相変わらずマスク着用は公然のルールとして継続中。完全な原状復帰がいつになるのか、誰もが明言を避けたままのわが国では、行楽するにも個々の自己責任に託されたような世知辛さが付いて回り、もとより内向的な私には首都圏がすっかり遠のいてしまった。最近2年間は京

【ファジサポ日誌】25.フォーカスをどこに置くのか~第39節vsツエーゲン金沢~

悔しいです! アウェイ金沢戦は完敗でした。 この敗戦により、2位横浜FCとの勝点差は8に広がりました。2位以内、自動昇格への可能性は残されていますが、それにはファジアーノが残り3試合で全勝のうえ、2位横浜FCが1分2敗となることが最低条件になります。 社交辞令ではなく、本当に諦めてはいませんが、一方で3位を死守するという現実的な戦いにシフトする必要も出てきました。 チームは金沢戦の前日に今シーズンの6位以内(プレーオフ圏内)を確定しましたが(本当はこれだけでも快挙なので

【ファジサポ日誌】18.二つの幸運~第31節vsレノファ山口~

こんにちは。 いきなりですが… 「中間ポジション」とはなにか。読んで字のごとく「間」のポジションなのですが、これは「相手と相手の間」を意味します。相手の目の前に立つのではなく、相手と相手の間である「中間ポジション」に立つことでどのようなメリットがあるでしょうか。最大のメリットは、相手を迷わせることです。 「中間ポジション」でググると一番上に出てくる「サカイク」のHP(下に貼っておきます)に書かれている定義です。 今は育成年代の初期から中間ポジションを学ぶのですね。 この中

Jリーグ ロアッソ熊本1-2ブラウブリッツ秋田 視聴 ボール保持に関して両極端なチーム同士の対決。 熊本はパスをつなぎビルドアップ。ミドルシュートなどで惜しいシーンもあった。後半に1点返すも敗戦。 秋田はハイプレス、高速カウンターで2点取り勝利。

誰かの人生を乗せて戦うということ

想像力とモチベーション。 この二つは密接に関わり合っているように感じています。 「こうだったら嬉しいな」とか、「こうなったら盛り上がるな」などというような想像が、自分自身の気持ちを高めてくれることが多々あるように思います。 今日は、最近想像したシチュエーションとそれによって再認識したことについて、少しお話させて下さい。 少し前のことなのですが、試合前日に、ふとこんなことを考えていました。 「そういえば僕は、誰かや何かのファンになったことがないな...。」 僕には、自

Jリーグ 川崎フロンターレ4-0サンフレッチェ広島 視聴 サンフレ、4失点完敗。フロンターレのほうが出足が速く、空中戦で勝利してもセカンドボールをなかなか拾えず。そして、攻撃面もサイドを完封される。 「大事な一戦」には負けたが、切り替えて一戦一戦闘うのみ

今日という日を勝つしかないんだ

2021年11月21日。 悔しくてたまらない夜。 「もっと試合前に場外に出て盛り上げれば良かったんじゃないか」などと一スタッフの僕が自分の振舞いを見返しているくらいだから、ファン・サポーターの皆さま、そして監督や選手たちの悔しさはどれほどのものだったのだろう。 チームが日々どれだけの鍛錬を積み重ねてきたのか、苦しい厳しい状況の中でもファン・サポーターがどれだけの想いをかけてきてくれているか。 当日の愛媛新聞の朝刊には熱く深い想いをもって支えてくださっている愛媛FCボランティア

ロアッソ熊本 補強診断〜チーム別補強診断#38〜

こんにちは。 J2リーグは、すでにレギュラーシーズンの全日程を終了しました。 そこで、「チーム別補強診断」シリーズでは、2022シーズン開幕に向けた各チームの補強に関して、現時点までの成績などを踏まえ評価を行っていきたいと思います。 その上で、各選手の補強診断を『S』から『D』の5段階で評価をし、最後はチーム全体の総括も行おうと考えています。 これまでのシリーズ同様、上位カテゴリーから、北から行います。 第38回となる今回は、ロアッソ熊本編です。 なお、すべての情報は11月5

J3 第30節でのゴールを振り返ろう!!~Jリーグ ALL GOALs#104~

こんにちは。 今回は、2022年の明治安田生命J3リーグの第30節で生まれたゴールの動画、そしてそれぞれの凄さをまとめてみました。 第30節を振り返ると言う観点でも良い記事になっていると思いますので、ぜひご覧ください!!! また、評価として僭越ながら、以下の3項目で5点満点で評価しています。  試合における重大さ:試合結果に対する影響度  インパクト:ゴールの形などでのインパクト  技術面:ゴールに要求される技術面 最後には、順位をまとめますので、ぜひご覧ください。 (もちろ

J1 最終節でのゴールを振り返ろう!!~Jリーグ ALL GOALs#107~

こんにちは。 今回は、2022年の明治安田生命J1リーグの最終節で生まれたゴールの動画、そしてそれぞれの凄さをまとめてみました。 最終節を振り返ると言う観点でも良い記事になっていると思いますので、ぜひご覧ください!!! また、評価として僭越ながら、以下の3項目で5点満点で評価しています。  試合における重大さ:試合結果に対する影響度  インパクト:ゴールの形などでのインパクト  技術面:ゴールに要求される技術面 最後には、順位をまとめますので、ぜひご覧ください。 (もちろん、

【2021年】アルビレックス新潟選手振り返り(前編)

わたしの想定では今頃、J2オールスターみたいな補強をしてJ1に「スペインの強風」を吹かせる気満々の所信表明を気持ちよく発表していたはずだった。保守的で真面目と言われる新潟県民の男児の中でもピラミッドの先端部分くらいトップクラスに保守的で大人しい私が言いますが、J2はクソだ。地獄だ。 もう2日でいろんなことがあった2021年が終わってしまうので、選手個人を振り返りながら今年のアルビを振り返ってみようという。 あまり出場機会のなかった選手はちょい短くなるかもだけど、来季いっぱ

【Jリーグ最終節】 気になる残留チケットのゆくえ

おはようございます。月曜日が始まったと思っていたら、あっという間に土曜日、怒涛のように1週間がすぎました。みなさま、今週もお疲れ様でした。 さて今日はゆるゆるとサッカーのお話をしたいと思います。よろしくお願いします。 なおヘッダー画像は川中紀行さんの画像を使用させていただきました。川中さん、ありがとうございます。 今週末、Jリーグはいよいよ最終戦を迎えます。J1、J2リーグはすでに優勝・昇格チームが決まり、残るは熾烈な残留争い。今年も最終節までもつれています…。気になるチ

Jリーグ サンフレッチェ広島4-1浦和レッズ 視聴 ハイプレスで浦和のビルドアップを封じた広島が快勝。 広島は前線からプレスを行い、相手の最終ラインからのビルドアップを封じた。セットプレーでは満田の見事なフリーキックが決まった。 浦和はコーナーで1点返すも、攻撃に迫力を欠く。

今シーズンを振り返ろう

12月5日のvs甲府との試合で今シーズン最後の試合が終わった チームとしての結果は16勝15敗11分で終えた J2に参入してから3度目の年間勝ち越しらしい 4チーム降格するというレギューレーションの中で最低ラインは突破したと思っている 実際、水戸より予算があるチームが降格する中 残留争いに巻き込まれることなくシーズンを終えることができた。 これから先の振り返りはきっと誰かがやってくれるだろう だからこの先は個人の振り返りをしようと思う 個人の戦績 J2 32試合出場

カエルの一平くんとの思い出、そして学んだ大切なこと

noteを始めてから1週間。昨日はそれから初めてのホーム戦。 前回の記事を読んでいただいた、たくさんの方々が声をかけてくださいました。 共感いただいた同年代の方や、息子と同じハンディを持つお子さんを育てられた先輩パパさん。 ご家族の大切なお話と共に愛媛FCへの感謝の気持ちを僕へお伝えくださった方もいました。 プロサッカークラブをそのチームたらしめているのは、「人」だと思っています。 スタジアムでもエンブレムでもユニフォームでもなくて、監督が、選手が、そしてファン・サポーター

寂しい季節がやってくる

昔は3月でした。 次の学年に進級して仲良しのクラスメートと離れたり、学校を卒業し親友や恋人と別々の進路へ進んだり。寂しい季節はいつも3月でした。 それがプロになってからというもの、まだ少し仲間との時間を残していたはずの12月が、なんだか少し憂鬱な季節へと変わってしまいました。 ファンやサポーターの皆さんも同じ想いを抱いていると思います。思い入れのある選手がクラブを離れたり、引退を決意したり。そんな悲しいニュースが毎日のように目に飛び込んでくる時期が始まりつつあります。

僕が松本山雅を応援する理由

「松本山雅を2020年から応援してます」 これが僕が山雅サポとしての自分を紹介する時の言葉だ。そしてこれを言うと、たいていの山雅サポからはこう言われる。「え?!すごいですね?!」と。 どうしてすごいんだろう。と最初は面食らった。けど、理由は単純。「勝てていない」からだ。事実(J1だった2015,2019年は置いておいて)山雅はJ2では圧倒的に勝ち越している。122勝61敗は2012〜18年までのJ2の戦績だ。3試合やって2勝1敗ペース。「勝てるから応援する」のも当然だろう

両手から伝わる想いと共に

愛媛FCがコーナーキックを得た時。ニンジニアスタジアムに響く手拍子を聞くと、僕らスタッフも士気が高揚し、運営本部の椅子にジッと座ってなんていられず、立ち上がってピッチを凝視します。 言葉ではなくとも両手から伝わる想いは、確かにあります。 Jリーグでは新型コロナウイルス感染防止策として、スタジアムでの声を出しての応援が規制されています。 しかしその中でも、サポーターの皆さまは拍手や手拍子により、シーズンを通して共に戦ってくださいました。 選手たちを鼓舞する応援。戦い抜いた姿へ

今年は流石にアルビレックス新潟がJ1に昇格すると思ってた話

アルビレックス新潟がJ1で戦ったあの日あの頃が、「今は昔、竹取の翁というものありけり」くらい、今は昔感がでてきた(体感)。 J2に降格してからしばらく、新潟の試合を見逃し配信で視聴する時に、間違ってJ1のバナーを押してしまうという行為を何度も繰り返していた。 今ではJ1の試合を観ようとする時に、癖でJ2のバナーを押してしまう。J2サポとしての立ち振る舞いが鮮麗されてきた。 今シーズンの喜怒哀楽の波は、捻りのないシンプルなジェットコースターのよう。 最初は「13戦無敗」

ホームタウンなのにアウェイ…?

(サムネにチアの写真を選んだ理由は特にありません。) おはこんばんにちは。 僕はアビスパ福岡が好きなんです。 アビスパとは福岡市に拠点を置くプロサッカーチーム。 ホームページには 「アビスパ福岡は、福岡市を中心とした県内全域をホームタウン地域と捉えます。」 と記載がしてある。 つまり福岡市はアビスパのホームであり、そんな福岡市に僕は住んでいます。 生まれは熊本ですが、2005年9月に福岡に引っ越してきました。(当時小6) 福岡に引っ越してきて最初に感じたのは福岡

ひとりはみんなのために、みんなはひとりのために。私たちは、選手の笑顔を見るために。/2021年J1リーグ第37節 川崎F vs G大阪

どうも私です。 久々の陸前高田ランド、心が躍りましたね。久々だなあと思ったら1年ぶりなんでした。いつもは春~夏にも一度やってますものね。餅まきを整理券制にしたり、大和田家のカキが出店できない分わいわいさんがカキを出してくれたり、色んな方の工夫と尽力で開催していただけてありがたい限りです。 さて、ホーム最終戦となりましたG大阪との第37節。先制の流れを活かし切れずに嫌な時間帯もありましたが、ギアを入れ直して終盤追加点を奪い、最後は先生のホームリーグ戦初ゴールのダメ押しで4-1