雉球応援人

Jリーグ&乗り鉄好きのおじさんです。サッカーと鉄道、一見関係なさそうですが、ゴールへ向…

雉球応援人

Jリーグ&乗り鉄好きのおじさんです。サッカーと鉄道、一見関係なさそうですが、ゴールへ向かうプロセス、目的地へ向かうプロセスの共通項を求め続けています。レビュアー3年目の新参者ですがファジアーノ岡山への想い、観戦記を中心に綴っていきます。

最近の記事

【向日葵は枯れていない!】30.ギラヴァンツ北九州 マッチレビュー ~第30節 vs いわてグルージャ盛岡 ~

シーズン序盤に対戦したチームとの再戦は、当時とは全く別のチームになっていることも多く、改めて分析や対策をやり直さなくてはならない手間があるものと考えます。 今回の対戦相手であった岩手がまさにそういうチームであり、北九州の戦いぶりからは研究の跡はみえたのですが、それが嵌らなかった点が最大の敗因であったと思います。 しかし、想定と異なった試合展開となった時の選手たちの振る舞いという点では、再びチーム全体の「若さ」を見せてしまったという感想を持ちました。 振り返ります。 1.試

    • 【ファジサポ日誌】129.特殊な戦い~第33節 ファジアーノ岡山 vs V・ファーレン長崎 マッチレビュー~

      土曜日の国立開催、清水-横浜FCはその雰囲気、試合内容共に素晴らしかった。まさに首位攻防戦の名にふさわしいゲームであったと思う。 この試合がドローに終わったことによって、2位横浜FC(勝点71)と4位岡山(勝点52)の差は19ポイントに拡大。仮に岡山がこの長崎戦に勝利したとしても勝点差は16ポイントには縮まるが、残り5試合での逆転は不可能(全勝でプラス15ポイント)となり、岡山のJ1自動昇格の可能性は完全に断たれた。 岡山としては対外的にも明確にプレーオフ進出、そして突破

      • 【ファジサポ日誌】128.一美和成の不在から考える ~第32節 水戸ホーリーホック vs ファジアーノ岡山 ~

        山口○2-0、秋田●0-1、愛媛○3-0、水戸△0-0。 連勝できそうで連勝できない、プレーオフ圏内も全く安泰な状況ではなく、上位も含めて難敵との対戦を残すファジアーノにとって、サポーターにとってもモヤモヤする戦歴が続いています。 もう何シーズンも応援しているサポーター諸氏も多いので、恒例の終盤失速を予感する声もちらほらと聴こえてきます。J1昇格への期待の裏返しともいえる、そうした反応自体は仕方がないことであると筆者は思いますので、何とか不安の声を払拭していくようなチームの

        • 【向日葵は枯れていない!】29.ギラヴァンツ北九州 マッチレビュー ~第29節 vs FC岐阜 ~

          左腕の喪章に想いを乗せて…。 背番号「1040」、「トシオ」。 ギラヴァンツ北九州初代社長、横手敏夫氏が9月5日に逝去されました。 今シーズンからギラヴァンツ北九州を応援している筆者は、これまで横手氏を存じ上げていませんでしたが、サポーター諸氏の投稿から「ニューウェーブ北九州(ギラヴァンツ)の産みの父、育ての父」として、つい最近まで慕われ続けていた様子がヒシヒシと伝わってきました。 それをきっかけに筆者も横手氏の足跡を辿らせていただきましたが、同氏がいなければギラヴァンツ北

        【向日葵は枯れていない!】30.ギラヴァンツ北九州 マッチレビュー ~第30節 vs いわてグルージャ盛岡 ~

        • 【ファジサポ日誌】129.特殊な戦い~第33節 ファジアーノ岡山 vs V・ファーレン長崎 マッチレビュー~

        • 【ファジサポ日誌】128.一美和成の不在から考える ~第32節 水戸ホーリーホック vs ファジアーノ岡山 ~

        • 【向日葵は枯れていない!】29.ギラヴァンツ北九州 マッチレビュー ~第29節 vs FC岐阜 ~

          【向日葵は枯れていない!】28.ギラヴァンツ北九州 マッチレビュー ~第28節 vs 大宮アルディージャ ~

          首位大宮とのアウェイ戦は0-3の「完敗」となりました。 あえて「完敗」と申しましょう。 おそらく、今シーズンの大宮と対戦する各チームのほとんどが試合内容的にはそれほど敗北感を味わっていないと筆者は感じているのですが、現在の大宮の成績が示すとおり、結果的には負けてしまっているということが圧倒的に多いと思います。 結果にコミットしたサッカー、それこそが今シーズンの大宮のサッカーであり、そのとおりに振る舞われてしまったという点では「完敗」と言わざるを得ないのです。 しかし、今の

          【向日葵は枯れていない!】28.ギラヴァンツ北九州 マッチレビュー ~第28節 vs 大宮アルディージャ ~

          【ファジサポ日誌】127.原点回帰~第31節 ファジアーノ岡山 vs 愛媛FC マッチレビュー ~

          先週の秋田戦で痛恨の敗戦を喫したファジアーノ岡山、7位とは勝点差2までに迫られ、今節が仮にドロー以下の結果となった場合は、プレーオフ圏外まで転落する可能性もあった。 今節が終わっても、J2リーグ戦は7試合を残している。仮にプレーオフ圏外へと落ちたとしても、数字上はまだ巻き返すことは十分可能である。しかし、攻撃に課題を抱える退潮ムード、そして戦術熟成に向けた焦りの下での巻き返しというのは想像以上に困難な面も想像でき、岡山にとって今節に至る一週間は立て直し必須の勝負の時間であった

          【ファジサポ日誌】127.原点回帰~第31節 ファジアーノ岡山 vs 愛媛FC マッチレビュー ~

          【ファジサポ日誌】126.懺悔録~第30節 ファジアーノ岡山 vs ブラウブリッツ秋田 マッチレビュー ~

          当たり前だが、サッカーは原則毎節ごとに相手が変わる。 J1とは異なり、J2では最上位の一部のクラブを除いては自分たちのサッカーを表現するだけでは勝ち続けることはできない。 私たちが応援するファジアーノ岡山もそうである。 前節山口戦では久々に勝利を手にしたが、今節の相手であった秋田は山口とは全然取り組むサッカーは異なる。 ならば、岡山としては山口戦とは異なる戦い方が必要であったと、ここまでは机上の論理で容易く考えられるのだが、実際のサッカーは生身の選手がプレーするものであり、

          【ファジサポ日誌】126.懺悔録~第30節 ファジアーノ岡山 vs ブラウブリッツ秋田 マッチレビュー ~

          【向日葵は枯れていない!】27.ギラヴァンツ北九州 マッチレビュー ~第27節 vs FC今治 ~

          個人的にヤマ場と感じていました3連戦の2戦で連敗。 残念であることは間違いないのですが、やはり今が「ヤマ場」なのだなという気も改めてします。 2023年1.47、2022年1.76、2021年1.46、2020年1.65、2019年1.53。 この数字をご覧になり、ピンとくる方もいらっしゃるかもしれません。 直近5シーズンのJ3・6位チームの1試合平均獲得勝点です。 年ごとにバラつきはありますし、J2昇格プレーオフ自体が今シーズンからの導入ですので、単純比較は難しいかもし

          【向日葵は枯れていない!】27.ギラヴァンツ北九州 マッチレビュー ~第27節 vs FC今治 ~

          【ファジサポ日誌】125.落としどころ ~ 第29節 レノファ山口 vs ファジアーノ岡山 マッチレビュー ~

          台風の影響で通常より早い現地入りになるなど、いつもと異なる状況、そして木山監督は戦前からこの試合での勝点3獲得を明言しており、もしドロー以下に終わっていれば、大袈裟な言い方をすれば、サポーターの雰囲気も含めて「空中分解」に至っていた可能性もあった一戦でした。 筆者としては、この試合を終えても残り9試合あり、かつプレーオフ圏内をキープできる状況にある中で、この一戦に懸けるような空気感は却ってまずいとの想いもありましたが、チームは「賭け」に勝ちました。 しかし、「賭け」と表現しま

          【ファジサポ日誌】125.落としどころ ~ 第29節 レノファ山口 vs ファジアーノ岡山 マッチレビュー ~

          【向日葵は枯れていない!】26.ギラヴァンツ北九州 マッチレビュー ~第26節 vs 福島ユナイテッドFC ~

          前節奈良戦のレビューで、今節からの3連戦(福島・今治・大宮)がギラヴァンツ北九州にとっての最初のヤマ場になると述べました。 なぜ、現在プレーオフ圏外の福島戦から?と思われるかもしれません。 その理由は前回のホーム戦での対戦レビューでも少々述べたのですが、今シーズンの福島のサッカーの水準が非常に高いとみているからなのです。 では、なぜそんなに水準が高いのに今の順位なのかというと、そこにも理由があると考えられる訳ですが、その点は本題ではないので、今回は触れません。 ギラヴァ

          【向日葵は枯れていない!】26.ギラヴァンツ北九州 マッチレビュー ~第26節 vs 福島ユナイテッドFC ~

          【ファジサポ日誌】124.Runner~第28節 ファジアーノ岡山 vs 大分トリニータ マッチレビュー ~

          THE FIRST TAKEで偶然にも爆風スランプのRunnerを聴いた。筆者の子供の頃のヒット曲で、その前向きな曲調が当時から好きであったことを思い出した。 実はかつてファジアーノ岡山にもこの曲をチャントに使っていた選手がいた。 田所諒(大阪体育大⇒ファジアーノ岡山(2009~2015)⇒横浜FC(2016~2019))である。岡山では、無尽蔵なスタミナを武器に主に左センターバックや左サイドバック/ウイングバックとして活躍した。 最終ラインから諦めずに何度でもゴールへ向か

          【ファジサポ日誌】124.Runner~第28節 ファジアーノ岡山 vs 大分トリニータ マッチレビュー ~

          【向日葵は枯れていない!】25.ギラヴァンツ北九州 マッチレビュー ~第25節 vs 奈良クラブ ~

          ギラフェス成功の余韻を残しながらの1週間、チームはアウェイ奈良戦を迎えました。プレーオフ圏内突入後の最初の試合ということで、チームの好調、順位のキープがテーマの一戦でしたが、酷暑を諸ともせず危なげない勝利を飾れたと思います。 チームの目標や課題は、シーズンを通して変化していくものと筆者は考えていますが、少しずつ目標をクリアしてきた今シーズンのギラヴァンツは、早くも次のレベルアップが求められる段階に到達したと感じた一戦でした。 振り返ります。 1.試合結果&メンバー酷暑の

          【向日葵は枯れていない!】25.ギラヴァンツ北九州 マッチレビュー ~第25節 vs 奈良クラブ ~

          【ファジサポ日誌】123.ストレスフルな世界を越えて~第27節 徳島ヴォルティス vs ファジアーノ岡山 マッチレビュー ~

          もう次の試合も迫っている木曜日夜ですが、今回は少しばかり作成に時間をいただきました。それは、レビューの内容的な問題というよりも、望んでいる結果がなかなか出ない今のファジアーノ岡山を観るにあたり、サポーターとしての一時の感情で語ることは大きなミスリードに繋がると感じたからです。 おそらくストレスを抱えているのはチーム、サポーター共にであると思います。獲れそうなあと1点がどうしても獲れないというフラストレーションは、昇格出来そうでなかなか昇格出来ないJ1への壁に対してのフラスト

          【ファジサポ日誌】123.ストレスフルな世界を越えて~第27節 徳島ヴォルティス vs ファジアーノ岡山 マッチレビュー ~

          【向日葵は枯れていない!】24.ギラヴァンツ北九州 マッチレビュー ~第24節 vs カターレ富山 ~

          ギラヴァンツサマーフェスティバル2024 「小倉織」をイメージしたデザインシャツ配布の集客プロジェクト試合は、目標の満員までには至らなかったものの、12,448人の観衆を集めることに成功しました。ひとつのデュエルごとに大歓声が反響するミクスタは、DAZN越しにもちょっとした欧州のスタジアムを連想させる熱狂空間であるように感じました。今回も日程の都合により見送りましたが、実際に現地で感じてみたかった一戦でした。 シャツをデザインした小倉縞縞様はJ3優勝、J2昇格を果たした2

          【向日葵は枯れていない!】24.ギラヴァンツ北九州 マッチレビュー ~第24節 vs カターレ富山 ~

          【ファジサポ日誌】122. 更なる熱狂空間を目指して ~第26節 ファジアーノ岡山 vs ジェフ千葉 マッチレビュー ~

          昨シーズンのホーム戦で千葉に0-5の完敗を喫したリベンジへの期待感、もちろん今シーズン前半の敗戦(1-2)を踏まえての巻き返しへの期待感、ドローながら意図した戦いが出来ていた前節を踏まえての期待感。 そうした期待感が集約されて、J1昇格への期待感に繋がっている。 そんな位置づけの試合であったと思います。 そんな試合であったからこそ、スコアレスドローという結果には普段以上の落胆を感じた訳ですが、試合内容としては前節から改善されている面や意図した攻守が行えている面も多々あり、チ

          【ファジサポ日誌】122. 更なる熱狂空間を目指して ~第26節 ファジアーノ岡山 vs ジェフ千葉 マッチレビュー ~

          【ファジサポ日誌】121.好事魔多し~第25節 ファジアーノ岡山 vs モンテディオ山形 マッチレビュー ~

          Cスタでのファジ初観戦が2009シーズン、あれから長い歳月が経ちましたが、おそらく今節が過去の試合と比べましても、体感的に最も暑かったゲームであったと思います。 普段から心身の鍛錬に励むプロアスリートたちがプレーするとはいえ、とてもサッカーをするような環境ではなかったと思います。しかし、最後まで大きなトラブルもなく試合が進行出来て良かったと思いました。 2年後に控えたシーズン移行後の開幕は8月です。 ちょうど今頃です。 ウィンターブレイクにより、サマーブレイクを十分に設ける

          【ファジサポ日誌】121.好事魔多し~第25節 ファジアーノ岡山 vs モンテディオ山形 マッチレビュー ~