Arthur Numan

恋愛経験も無ければ、仕事も出来ないアラフォー独身です。月4回、①苦悩や雑感②Football:サッカー③愉しみ④ささやかな夢、のサイクルで投稿しています。どうぞご笑覧ください。

Arthur Numan

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    マガジン

    • 4文小説

      起承転結・4つの文で小説を書いてみる夢

    • 第3のリベロ

      取り柄は無くとも愉しみは豊かに―マークする相手のいないリベロのごとく自由に綴る

    • Footballがライフワーク

      観戦専門の非プレイヤーが綴るFootball

    • 運動神経が悪いということ

      日々の苦悩や雑感を自己紹介に代えて

    最近の記事

    4文小説 Vol.23

    普通の道では素通りするだけなのに、この無愛想でも人びととすれ違うたび自ずと挨拶を交わすから不思議だ。 曇り空、中学生の頃なら楽に登れた階段に呼吸は乱れ脚がつりそうになりながらも、1年ぶりの山道を進む。 通り名は馬の背、「須磨アルプス」の別名は300メートルあまりの低山には仰々しいようでも、岩が切り立った足場で味わえるスリルと静謐さは、住宅街のすぐ近くにありながら非日常へと誘ってくれる。 木々の切れ目から望むのはわが中学の校舎、むかし友と戯れた同じ地を、四半世紀を経たいま

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      • 市民ランナーに拍手 第3のリベロ Vol.23

        明日、3年ぶりに神戸マラソンが開催される。2年のブランクを挟み、第10回の節目を迎えた。神戸市役所前をスタートしてひたすら西進、わが街・須磨を経て明石海峡大橋付近でようやく折り返し、ゴールは神戸大橋を渡ったポートアイランド。鉄道路線に当てはめればJRの三宮から舞子、11もの駅の間を往復したうえ、ポートライナーに乗り換える道のりに相当する。土地勘のある地元でマラソンが開催されるようになって、ようやく42.195キロという距離の長さを実感できるようになった。 コースのすぐそばに

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        • ロビーの人差し指 Footballがライフワーク Vol.23

          2014年なら開幕戦、BGMが終わっても国家斉唱を止めなかったセレソンの姿を思い出す。ネイマールやダビド・ルイスが肩を組みながら声を張り上げ、ホスト国の代表としての気迫や高揚感を漲らせていた。2006年の主役は良くも悪くも、その大会限りで引退したジネディーヌ・ジダン。準々決勝のブラジル戦で往時の輝きを取り戻し、全盛を謳歌していたロナウジーニョやカカーを退けたかと思いきや、イタリアとのキャリア2度目の決勝では頭突きを見舞うまさかの暴挙、優勝杯を背に引き上げた姿は忘れがたい。わが

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          • 初めてのTOEIC 運動神経が悪いということ Vol.23

            このほど、勤務先ですべての職員にTOEICの受験が義務付けられた。勉強も苦手なら、試験というものがそれ以上に苦手な身には、脅威の通知だった。いまや多くの大学で学生全員に受験が課せられる一大検定試験だが、これまで受けたこともなければ、受けようと思ったこともないままできた。ワクチン接種は任意だというのに、英語力なるものは健康に優先するのか、などと飛躍した考えすら頭をもたげてくる。 学生時代の英語の試験を思い返せば、とくに苦手だったのがアクセントや発音に関する問題だった。「教えて

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            4文小説 Vol.22

            初めての道をあてもなく歩くと「森のベンチ」という名の喫茶店に行き当たり、階段を上って入り口から奥まで進めば、なるほど木製の大きなベンチがあった。 遡ること2日、ミーティングの席で私の報告に色をなして横槍を入れた先輩の顔、ご機嫌をとるように調子を合わせる同僚の様子、行き詰まっているいくつかの仕事、全てに疲れたその晩、久しぶりの寝不足に見舞われた。 瘡蓋がはがれるように、塞がったと思っていた心の傷口が疼いて、意外なまでに脆くなった自分を痛感した朝、バス停を通り過ぎた足は区の境

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            存在がプロレス―追悼アントニオ猪木 第3のリベロ Vol.22

            国民的な存在とは、思わずひと目見たい衝動にかられるものなのだろう。富士山などは、空が澄んだ日に新幹線で通過するとき、ついカメラを向けたくなる。思い描いたとおりの姿を拝めると、それだけで気分が少しばかり高揚する。わが国のリングにそびえ立つ富士山といえば、アントニオ猪木だった。 病に蝕まれた近影を見るたび胸を痛め、遠からずその時が訪れることは悟っていたはずなのに、訃報に接した瞬間は嘆息が漏れた。石原慎太郎にエリザベス女王、若々しく華やかな印象が色褪せなかった人々を相次いで亡くし

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            雨空のJ旅 Footballがライフワーク Vol.22

            まだ10月だというのに、11月から年末にかけて開催される異例のワールドカップの影響で、今季のJリーグはもう閉幕が迫っている。私的恒例行事、"J旅"こと「Jリーグをめぐる旅」の時期も前倒しすることにした。行動の制限は撤廃された一方、相変わらずマスク着用は公然のルールとして継続中。完全な原状復帰がいつになるのか、誰もが明言を避けたままのわが国では、行楽するにも個々の自己責任に託されたような世知辛さが付いて回り、もとより内向的な私には首都圏がすっかり遠のいてしまった。最近2年間は京

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            束縛の日々 運動神経が悪いということ Vol.22

            腹の調子は慢性的に悪いのだが、トイレへ駆け込むのはたいてい、朝方の始業前後だ。そんな時間帯には、決まって肩が重い。腹痛と肩こりは、きっと相関しているのだろう。社会人歴は満15年を過ぎ、30代もあと半年だというのに、私の日常は相変わらずこんな有り様だ。 いまの仕事は、月曜日に定例の会議があって、シフト業務の担当が火曜日から木曜日にまたがっている。休暇を取得したい気持ちは人一倍なのだが、平日4日間が予定で埋まる状況では、なかなか難しい。急速に秋めいて厚地の掛け布団を覆うようにな

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            4文小説 Vol.21

            「暑さ寒さも彼岸まで」とはよく言ったもので、9月も末ともなれば季節は確実に巡り、朝晩は涼しい風が吹くようになった。 施設で誕生日ケーキの帽子を被らせてもらったのが一昨年、いまは取り壊されたホテルに外泊して共に食事をしたのが3年前の9月20日。 Googleフォトが自動的に教えてくれる思い出に映った人はエリザベス女王と同世代で、「どっちが先にお迎えがくるやろか」などと冗談めかすこともあった。 その英国女王の国葬の模様を報じる新聞の日付は9月20日、奇しくも生誕97年目の日

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            となりのメイウェザー 第3のリベロ Vol.21

            フロイド・メイウェザーと朝倉未来の対戦が月末に迫った。例によって、エキシビジョンマッチで、ボクシングルール。体格では朝倉が上回るとはいえ、5階級を制覇したボクシングのレジェンドが、ボクシングでMMAファイターと渡り合えば、勝って当然というものだ。ボクシングの第一線を退いて以降、こんな対戦ばかり重ねてきたメイウェザーは、Money (金の亡者)の面目躍如である。 思い起こすのは2018年の大晦日、キックボクシングの神童・那須川天心との一戦。結果は残酷なまでのメイウェザーの圧勝

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            選手名鑑の役割 Footballがライフワーク Vol.21

            ポストプレーで足首を利した柔らかいボールタッチを見せたかと思えば、並走するディフェンダーの股を抜くヒールショット。かくも多彩なテクニックを兼ね備えていたとは。ラ・リーガでは開幕4試合で5得点、チャンピオンズリーグでもハットトリックの滑り出し。安定した得点量産はそのままに、周囲との相乗効果か以前より技巧的になったような印象さえ与えているのが、バルセロナに新加入したロベルト・レバンドフスキだ。 ワールドカップの中断を挟む異例のシーズンは、まるでヨーロッパ各国リーグとJリーグのカ

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            強い人たち 運動神経が悪いということ Vol.21

            タイトルと内容が不釣り合い。芥川賞受賞作、高瀬隼子の「おいしいごはんが食べられますように」を読んで、事前にネットで見かけたレビューに納得した。心温まる物語を連想させながら、蓋を開ければ、男女の三角関係を軸に意地悪や打算など人間社会の淀みに覆われた群像劇。「文藝春秋」の選評では、主たる登場人物の一人である芦川という女性について「恐ろしい」という意見が複数あったが、いずれも女性の選考委員によるものだった。人間の嫉妬に類する感情というものは、主に同性へ向けられるものなのだろうか。私

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            4文小説 Vol.20

            もし明日がその日ならば、確実に行動し、はっきりと不支持の意を示すところなのだが、もう何年も権利を放棄してきたことを恥じている。 有耶無耶と強行、故人の負の側面ばかり継承するような政権政党に「黄金の3年間」を与えてしまったのかと思うと、罪悪感にさえ苛まれる。 志を同じくする人びとは少なくからずいると信じたいが、衆院の解散が起こらなければ次なる機会は2025年、思いやられるのは冷めやすい国民性だ。 暑かった夏もにわかに峠を過ぎたのか、今晩は窓から涼しい風が吹き込んでいる。

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            タイパの時代に 第3のリベロ Vol.20

            息を吐いたり、手拍子を打ったり。手話とは、決して無音ではないことに気付かされた。本読みと、本番。同じ台詞なのに、感情を込めるかどうかで様変わりして聴こえる。カンヌでもアカデミーでも受賞の栄誉に浴した「ドライブ・マイ・カー」は、娘に続いて妻をも失った家福悠介が、同じく家族と死別した哀しみを抱える女性ドライバーの渡利みさきと次第に心を通わせていく。静かな感動に包んでくれた物語において重要な役割を果たしたのは、家福が不倫を見過ごすほど愛した妻の名でもある「音」だったように思う。

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            MNMが来た夏 Footballがライフワーク Vol.20

            フットボールフリークにとって、8月の愉しみはヨーロッパで新たなシーズンが幕を開けることだ。開幕に先駆け、昨シーズンのリーグ戦とカップ戦の王者同士が対戦するのは各国共通の慣わしで、イングランドのコミュニティシールドはリバプール、ドイツのスーパーカップはバイエルンが制した。前者は今季もシティとの高次元の優勝争いを予感させ、後者は激しい点の取り合い。ともに開幕前としては上々のゲームだったが、DAZNでは肝心のプレミアリーグが視聴できなくなった。 代わってプレミアリーグを放送するの

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            夏が苦手な理由 運動神経が悪いということ Vol.20

            苦手なことは数知れず、夏という季節もその一つだ。小学生のころは夏風邪をこじらせて入院した経験もあって、昔から身体的にも相性が良くないらしい。地元の須磨では、3年ぶりの海開き。とはいえ、目と鼻の距離で20年あまり暮らしたというのに一度として地の利を活かさなかった身には、何の感慨も無い。須磨海岸が海水浴場と呼び名を変えるこの季節は、わが海が賑々しい社交場と化したような印象を受ける。妻子も無ければ恋愛の一つも知らない中年男など、「立入禁止」の見えざる規制線が張り巡らされているように

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